fc2ブログ

ゲームレビュー ボクラの九龍城

ゲームばっかりやってる人のメモ帳

【定期更新】フェイが気になる発売日リスト【自分の予約確認】

feiの予約確認リストです。
「他にもこんなグッズでるよ!」とか「予約忘れてるよ!」みたいな情報があればコメントで教えて下さいませ

※Amazonアソシエイト参加中


9/28
Fate/Samurai Remnant<予約済み>


FREDERICA


インフィニティ ストラッシュ ドラゴンクエスト ダイの大冒険


マジカルドロップⅥ


イースⅩ -NORDICS-



9/31
figma デビルサマナーシリーズ 葛葉ライドウ<予約済み>





続きはこちら↓ [【定期更新】フェイが気になる発売日リスト【自分の予約確認】]の続きを読む

テーマ:日記・雑記 - ジャンル:ゲーム

  1. 2023/09/22(金) 14:03:21|
  2. ◆雑記

アーマードコア6

【評価 /10】
9点



【評価のざっくりした基準】
10:神ゲー
9:良作の一線を超える
8:良作
6~7:問題はあるが魅力がありオススメ
4~5:不満が多いので人を選ぶ
0~3:残念


【良い点】
今のフロムが作るアクション寄りのアーマードコア


アーマードコアはダークソウルなどでおなじみフロムソフトウェアがプレイステーション初代の時代に始めたシリーズで今まで20作品くらい出ているのだが、PS3&XBOX360で発売したアーマードコアVを最後にシリーズが途絶えて10年が経過している。

そんなアーマードコアVのリリース時に入社半年の宣伝担当だった小倉康敬氏が、数年後のインタビューで「シリーズを終わらせるつもりはない。僕がなんとかします、気長にお待ちください。」と言ってからさらに時は流れ…執行役員に上り詰めて本作のプロデューサーを務め『SEKIRO』でリードゲームデザイナーを務めた山村勝氏と組んで(執念で?)復活した既に開発前からドラマ化しそうなファン待望の最新作となっている。

アーマードコアってどんなゲーム?
アクションRPG。主人公は人型機体を駆る傭兵のような存在で、様々な思惑を持つ人間と仕事をしながら金を稼いで機体を強化改造し、最終的に自分の選んだ道によって敵味方が変化し物語が分岐完結するというもの。

ちなみに自分は初代からアーマードコアをほぼ全シリーズ遊んでいるのだが、その渋い世界観やロボットが大好きなので自分だけの機体をくみ上げる遊びが大好きで対戦をやりこむ勢というよりはロールプレイしながら何周も遊んで分岐を楽しんだりしていた。基本的にリアルタイムで遊んでいたくらいなので間隔が空きすぎていて記憶があいまいな部分もあると思うがおかしな点があったらコメントなどで指摘して欲しい。

早い話「これって今までのアーマードコアファンは楽しめるの?」と聞かれた場合
ダメな人はいると思う。RPGよりかなりアクション寄りになったけど…近年のフロムゲー好きなら面白いよ。と答える

具体的に説明すると、
個人的にアーマードコアシリーズは『RPG>アクション』というイメージで、SEKIROだったりソウルシリーズのようなボスの動きを覚えてアクションを攻略しないと勝てないみたいなゲームではない。(そういうボスもアリーナに少数はいたが)結構粗いステージデザインで、基本相手を射程外から圧倒できる武器を投入してステージを使ってハメたり、弾代を貯めて赤字承知でごり押しするなど、アクションの腕以外の戦略や準備で解決する要素が多いイメージだった。

では本作は?近年のフロムゲーに近いスタンスで、シンボリックなボスの大半は相手のアクションをしっかり覚えて攻略するシビアなアクションゲームになっている。そこ自体はどうあっても揺るがないのだが、特にしんどい序盤を乗り越えると救済処置のような武器なども多く登場し、ある程度おおらかに遊ぶことが出来る。

自分自身は元々フロムの死にゲーアクションが大好きな人間なので、ゲームジャンルが地球防衛軍みたいな緩いアクションRPGから、死にゲーにカテゴリが変わったという感じで、現代の最高のグラフィックで描かれる世界観やアート、ストーリーの構成など、従来のシリーズを感じさせる素晴らしいものだし、近年のオープンワールドでありったけ遊びを詰め込みましたってタイプじゃなく、基本は戦闘を繰り返しながら成長して進め行くような一本道のシンプルなゲームデザインなので、とても遊びやすく気に入っている。ちなみに3周まではシナリオの要素があるらしい。

従来のファンに進めるときは念入りな説明が必要だが、難しいが負けた理由に納得が出来る素晴らしいクオリティのアクションで、乗り越えたときに強い達成感を感じさせるフロムゲーらしい内容で個人的にはとても満足している。



【不満点】
特に序盤の難易度がやりすぎている


実はこのゲームはある程度プレイを進める事で、初心者救済的な強い武器も出て来て従来のアーマードコアの遊び心地に近い感覚に寄っていくので、最初からEP1クリア辺りまでの序盤がやりすぎている感覚。

いまや世界のフロム新作という感じで、今までアーマードコアをやってことない多くの新規ファンがつく作品になると思うが、往年のファンの中には「ここまでのアクションはしたくない」「ついて行きたいけどどうしても無理だ…」って人が出てくるだろうなと感じていて、このために数年ぶりにゲーム機を買ってウッキウキで遊んでいるおっさん達が地獄に落とされているであろう事を想像すると、序盤は間口が広いバランスで、やりこんで行くほど難易度が上がっていくような形に出来なかったかなあ…と思ったりする。

とはいえ彼らの信じるものが今のフロムを築いているのだから正解なんだとは思っている。
ただ、ふるい落とされた顔も知らぬ旧友達と一緒に楽しめたら良かったなと。




【結論】
〇おすすめする人
・難易度の高いアクションが好き
・近年のフロムゲーアクションが好き
・シンプルなクリア型ゲームがやりたい

×おすすめ出来ない人
・従来のアーマードコアがやりたい人
・難易度が高いアクションがしたくない
・対戦ではなくVのようなオンライン協力プレイがやりたい人





テーマ:ゲーム - ジャンル:ゲーム

  1. 2023/09/11(月) 21:25:16|
  2.  ├PlayStation 5
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

レムナント2

【評価 /10】
8点



【評価のざっくりした基準】
10:神ゲー
9:良作の一線を超える
8:良作
6~7:問題はあるが魅力がありオススメ
4~5:不満が多いので人を選ぶ
0~3:残念


【良い点】
野心的で光る部分が粗さを凌駕する死にゲーTPSアクション


これって結局どんなゲームなの?と聞かれると
『デスティニーみたいなシューターRPG+ダークソウルみたいな死にゲー』みたいなゲーム。

前作レムナントフロムジアッシュからの2作目となり、前作の良さも悪さもそのまま引き継いでパワーアップさせたような作品となっている。バグとか粗いバランスとかいろいろ文句が言いたい部分はあるが、おもしろいからやってしまうみたいベセスダのフォールアウト3みたいなゲームなので、多少の不満点に目をつぶっても意欲的な作品がやりたい人には強くオススメする。

基本は銃による攻撃が基本となっていて、クラスによる固有の能力で索敵、回復、攻撃、召喚、ステルスなど様々なスキルが使える。さらにそのクラスを二つ組み合わせたり多彩な装備とアクセサリー効果を組み合わせてビルドを組み上げるのがとても楽しい。マルチプレイも手軽に出来るのでソロ専門の人でもいろんなプレイヤーの世界に行って育成が可能。


ゲームボリューム


ブラッドボーンみたいな汚染された中世ヨーロッパみたいな世界、荒廃した未来、巨大な虫が支配するジャングルなど多彩なマップとバリエーション豊かな敵が登場するので、一つのゲームでいろんな世界を渡り歩いている感覚がとても良い。さらにその世界が生成型になっていて同じエリアでもプレイヤーによった形やボスの内容が異なるなどとてもゴージャズな作りになっている。周回で飽きないくらいのボリュームが実現している。

武器やクラス、装備との組み合わせのシナジー効果などが非常にバリエーション豊かでビルド育成が楽しい。この手のゲームに最も重要な部分を満たしている。とはいえ、手に入れる手段が普通に遊んでいて見つけるのが難しすぎるという不満もあるのだが・・・


ギミック多彩な謎解きやボス


各ステージにバリエーション豊かな謎解きやボス戦があり、デスティニーのレイドやFF14などがイメージに近く、ギミックを看破して倒すのが楽しい。バランスは悪いと感じる部分が多いのだが、いろんな刺激を与えてくれて単調さがなかったのはとても良かった。人によってはこういうのはめんどくさいただ殴って殺すがいいという好みが分かれるポイント。



【不満点】
アクションのクオリティとバグ


同じ死にゲーのフロムソフトや仁王などを基準に考えると、クオリティは低い。
面白い事をしよう!という気概は感じるのだが、細かな敵の攻撃判定、ダメージバランス、ギミック難易度など結構大味でストレスを感じてしまう。
その他、進行不能やフレンドを一回解除しないとフレンドリストに出てこないなどクリティカルバグがポンポン出てくる。一応どれも回避策があるのでなんとかなるのだが、粗い作りであることはたしか。


他人の世界を荒らせる


マルチプレイで一回の挑戦で失敗すると〇〇が取れないみたいなイベントでわざと負けたりボス戦を不利なタイミングで始めたりなどの荒らし行為が意図的でも無意識でも出来てしまう。(一応他人の世界を探してとりなおすとかソロモードで取り直すみたいな救済はある)


ストーリーが入ってこない


複雑なストーリーなのでローカライズは非常に難しいと思うがローカライズはもう一つのクオリティ。

【結論】
〇おすすめする人
・前作レムナントフロムジアッシュが好き
・死にゲー、ソウルライクゲームが好き。多少理不尽でも良い
・複雑でも攻略のやりごたえがあるゲームがやりたい
・友達と協力して難しいゲームがやりたい

×おすすめ出来ない人
・アクションの要求値が高く難しいゲームが嫌い
・攻略を調べないと武器が取れない職業が増えないみたいな要素が苦手
・バグや不親切さにイライラしちゃう人






テーマ:ゲーム - ジャンル:ゲーム

  1. 2023/08/24(木) 21:53:21|
  2.  ├PlayStation 5
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

なつもん

【評価 /10】
8点



【評価のざっくりした基準】
10:神ゲー
9:良作の一線を超える
8:良作
6~7:問題はあるが魅力がありオススメ
4~5:不満が多いので人を選ぶ
0~3:残念


【良い点】
オープンワールドぼくなつ


ディレクターは『ぼくのなつやすみシリーズ』のミレニアムキッチン綾部和氏、プロデューサーが『牧場物語シリーズ』トイボックス和田康宏氏という、ある意味でぼくなつ×牧場物語という奇跡のコラボが実現したタイトルで両方のファンなのでとても楽しみにしていた。

結論「これぼくなつなの?」という疑問があると思うが、自分は全てのぼくなつシリーズを遊んでいる身として
これに簡潔に答えると、劇的にゲーム性が変化したけど、ちゃんとぼくなつの遺伝子を受け継いだものだよと答えたい。
ポイントを細かく紹介していく。

本作最大の特徴は3Dのオープンワールドを自由に探索出来る事。過去のぼくなつシリーズは2D背景の中を3Dのキャラが移動していく感じで、PS時代くらいのRPGなどによく使えわれたような形だったが、本作はあえてその特徴を建物の内部などに制限して、外では基本フル3Dのオープンワールドで自由に釣りしたり虫を捕まえたりいろんな田舎の人と交流してひと夏の思い出を作ってい。

「オープンワールドでぼくなつってそんなのおもしろいに決まってるじゃん」というのを真っすぐ作って成功している。
いざプレイして驚いたのは、発売後SNSで「ぼくなつザワイルド」なんて呼ばれるくらいオープンワールドの遊びに振り切っている事。

主人公はあらゆる場所を素手でよじ登っていき、民家の屋根から屋根へ飛び回り、町の全景が見えるような山頂からハットリくんのように布一枚で滑空して見せる。サーカス団の息子という設定ではとてもじゃないけどフォローしきれないほどの圧倒的身体能力で自由に冒険が出来るようになっていた。リアリティがどうのこうのっていうのはそんなに気にならなくて、オープンワールドになったからには思った事が自由にできる、見えてる場所にいけるみたいな事が凄く大事だと思うので、むしろ壁に引っかかって遠回りとかする羽目になったらかなり評価が落ちていたと思う。

操作性が良く、遊ぶほどスタミナが増え、ジャンプ力もあがり成長感を感じながら広大なオープンワールドを自由に移動して様々な隠されたアイテムやロケーションなどを見つけていくのはとても楽しかった。


豊富なイベント

キャラクターが本当に多いしそれぞれの会話劇やイベントは相当なボリュームになっている。毎日少しずつ新しいイベントや会話が展開していくので寝る前に絵日記を書いて次の朝を迎えるのが楽しみになる。日数の区切りでマップに出現する虫のリストも変化するので探索済みのつまらない領域がある日を境にまた最初から始まったように充実するのも良い仕掛け。

独特の会話のワードセンスにぼくなつをたしかに感じる部分が多くあり、子供の時にはちょっとわからなかった大人の哀愁を感じたりする部分も凄く良い。



【不満点】
ぼくなつにしかないもの


これは言語化するのが難しいポイントなのだが、このゲームにもオラなつにも失われたものがある。
自分に響かない時代設定なのか、背景のグラフィックテイストなのか、サーカス団という家族、ペンションという環境なのか、自分でも何が原因なのか複合的なのかわからないのだが…

ぼくなつにしかないあの何とも言えないノスタルジーの風景、仏壇の前の狭い部屋でちゃぶ台でみんなでごはんを食べたり、風呂上がりの寝るまでのあの何とも言えない居間の時間、昼間はなんともない場所が夜はなんだか不気味に見えるとか…たしかにあったけど失われたもの、もう戻れないあの独特の空気感というか…それがこのゲームにあまり感じられなかった。


虫相撲がない、釣り


クレヨンしんちゃんの方でもオミットされていたのだが、個人的にはかなり面白い要素なのでぼくなつの続編にはぜひ盛り込んで欲しい。釣りももう少しボリュームとゲーム性があるものにして欲しかった。




【結論】
〇おすすめする人
・まったり世界観のオープンワールドゲームがやりたい
・優しい田舎の人々と交流しながら虫取りや釣りをして「あの夏休み」をもう一度体験したい
・ぼくなつシリーズの新しい挑戦を応援したい

×おすすめ出来ない人
・とにかく虫相撲がやりたい
・昭和のノスタルジーを感じたい

テーマ:ゲーム - ジャンル:ゲーム

  1. 2023/08/24(木) 19:49:54|
  2.  ├Nintendo Switch
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

スターウォーズジェダイサバイバー

【評価 /10】
8点


【評価のざっくりした基準】
10:神ゲー
9:良作の一線を超える
8:良作
6~7:問題はあるが魅力がありオススメ
4~5:不満が多いので人を選ぶ
0~3:残念


【良い点】
オススメと強く言えるシリーズの未来を明るくした続編


前作はスターウォーズをソウルライクにした良質アクションで個人的に好みだったのだが、もう一つ物足りなさを感じる作品でスターウォーズが本当に好きな人ならおススメだよという声小さめでオススメする作品だったが、本作で確実にファンなら遊んで欲しいゲームと言えるようになった。

やはり大きな評価点としては全体のボリューム感やバラエティの豊富さ。
オープンワールドになった惑星を自由に探索が出来、それぞれの星固有の乗り物や、クリーチャーなども出てくる。

バトル部分ではジェダイとして一人前になった…どころかシリーズ全体で見てもかなりの実力者になった主人公がダースモールのようなダブルブレードや、アソーカのような二刀流、ブラスターとライトセイバーを同時に使うスタンス、カイロレンのようなクロスブレードなど、シリーズに登場する様々なスタンスを使いこなすためそれに付随した多彩なアクションを切り替えて楽しむことが出来るのはかなり大きい進化。

前作からそうだがライトセーバーで大量に飛んでくる敵のブラスターを跳ね返したり、ドロイドを真っ二つに両断したり、フォースを使って敵をドローして切り伏せるなどのジェダイムーブがスタイリッシュにできるのはこのゲームでしか満たせない欲求。

前作から5年が経過し、帝国と戦う事を決意した主人公にさらなる試練が訪れ、シリーズファンにはたまらないサプライズなどもあり最後まで夢中でシナリオを楽しむことが出来た。これ自体ドラマにしても人気が出そうなほどにキャラクターも魅力的。ストーリーはちゃんとサーガに組み込まれたものらしいのでドラマなどにカメオ出演しないかな~と楽しみにしている。

衣装やライトセイバーのカスタムも充実していてハンソロっぽくしたジェダイとか王道のオビワンスタイルなど自由に変えることが出来るのも楽しいポイント。

前作を遊んでいる人はもちろんスターウォーズファンには絶対にやって欲しい作品。


【不満点】
ソウルライクに習うのはバトルだけで良い気がする


ベースをダークソウルにそっている本シリーズ。死ぬと経験値を落としてしまうとか、かがり火でパラメーターを振るみたいな部分もコピーしているのだが、敗北した時にかがり火に戻るという概念が移動の手間を感じるだけで無駄に感じるし、経験値を落とす緊張感みたいなものがそれほど上手くデザイン出来ていないし、いろんなスタンスを使うのにこのルートをとるとこっちが取れないみたいなバランスもあまり意味がないので全部解放して自由に遊べた方が面白い感覚の方が強い。バトルの感覚はそのままでいいので、様々な点でソウルシリーズのルールから解き放った方が面白くなりそうに感じる。




【結論】
〇おすすめする人
・スターウォーズファン ジェダイになりたい人
・前作ジェダイフォールンオーダーが面白かった人
・ソウルライク剣劇が好き

×おすすめ出来ない人
・難易度の高いアクションが苦手

テーマ:ゲーム - ジャンル:ゲーム

  1. 2023/08/23(水) 21:23:17|
  2.  ├PlayStation 5
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

ディアブロ4

【評価 /10】
9点




【評価のざっくりした基準】
10:神ゲー
9:良作の一線を超える
8:良作
6~7:問題はあるが魅力がありオススメ
4~5:不満が多いので人を選ぶ
0~3:残念


【良い点】
シリーズの良い所どりをしたバランスの良い作品


「本作はディアブロなのか?」
そんなのタイトルにそう書いてあるんだから当たり前でしょ?と言われそうだが、ディアブロ3がローンチした時は「こんなのディアブロじゃない」と言われて大騒ぎになった歴史があるので、それを知っている人達に伝えたい。

ディアブロ初代の暗さダークファンタジー感、ディアブロ2の奥深いビルド、ディアブロ3の手軽さとアクション性。
それらの良い所どりをして組み合わせたのが本作ディアブロ4という感じ。

ハクスラの始祖と呼ばれる本シリーズは25年以上の長い歴史を持ちナンバリングごとに数千時間を投じて遊んだ強い思い入れを持つファンが多いので新しい事するのにも非常に大きな波が立つタイトル。ちなみに自分はディアブロを初代からやりこんでいて特に1と2はかなり好き。2は全てのゲームの中でTOP5に入れるほど崇拝している。3がリリースされた時はコントローラーで遊べる手軽さは嬉しかったものの、ビルドのやりこみの物足りなさを感じていた人間である。

そんな自分でも、奥深い厳選は2には及ばないがミスったら全てやり直しみたいなしんどいストレス部分はないので、絶妙なバランスというか、各ナンバリングの長所をうまくまとめた非常にバランスの良い「俺が欲しいディアブロはこれ」と言えるものだった。目新しさは少ないが、夢中で遊んでいる時間が面白さを証明している。


ストーリー

本作は3のその後のストーリーを描いており、はじまりから終わりまでが、サンクチュアリを作った神話の存在であるリリスを中心に描かれているのだが、単独でわかりやすく完結したシナリオになっているので良かった。さらにローカライズは非常によく豪華声優を使って隅々まで作りこまれている。


アップデート


3も時間をかけてどんどんいいゲームになっていったのでディアブロ4も手厚いアップデートやDLCなどもあると思うので今後の期待したい。



【不満点】
オープンワールド


本作の売りになっているオープンワールド化という点については、良い部分よりも目的までの無駄な移動を増やしている部分でストレスを感じる点の方が大きかった感覚がある。ディアブロイモータルで既に実現したものを危なげなく入れているような感覚で新規性を感じないという点もある。

特にナイトメアダンジョンで直接飛べないのはかなり面倒だった(パッチで修正済み)


インベントリ管理


インベントリが小さいので整理整頓の時間が多いと感じる。宝石で埋め尽くされて整理が面倒なのが特にしんどい(パッチで修正)


ナーフ調整


強すぎるクラスがいたり、美味すぎるダンジョンがあったりと問題なのは理解できるのだが、
面白いと思って遊んでいる人を減らすだけのつまらない調整がガンガン行われている。
ベータテストはなんだったのか?というくらいとんでもない値でのナーフが多く、適当に実装して派手に調整をしていっている感覚くらいの粗さを感じる。そもそも慎重に実装して欲しいという話だが、引きかえに面白さを提示してるかが本当に大事で今はそれが出来ている感覚が薄い。面白さを保ちつつもっと楽しくなるようなバフ調整を基本スタンスにして欲しい。




テーマ:ゲーム - ジャンル:ゲーム

  1. 2023/08/01(火) 21:23:55|
  2.  ├PlayStation 5
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

ピクミン4

【評価 /10】
9点



【評価のざっくりした基準】
10:神ゲー
9:良作の一線を超える
8:良作
6~7:問題はあるが魅力がありオススメ
4~5:不満が多いので人を選ぶ
0~3:残念


【良い点】
万人にオススメ出来るピクミン最高傑作


本作は、数々の新要素や新しい遊び心地を追加しているのだが、ピクミンに求めるものは全てそろっている「こういうのでいいんだよ」的な正当続編で、今まで面倒だった部分も改良され弱点が限りなく少ないピクミンの到達点のような作品

「ピクミンを久しぶりにやる、初めてやるならどれ?」と聞かれたら「4です」と答える

では、初心者向けなのか?と言われると初心者~上級者まで万人向け。任天堂らしい素晴らしいゲームデザインで全くやったことない人が段階を踏んで遊びを理解していき、やりごたえを感じながらクリアまで夢中で楽しめて、さらにやりこみ要素ではピクミンの技術を究極に突き詰めたプレイヤーが楽しめるような部分もしっかりある。

グラフィックの大幅な進化によって新しいステージに行き、敵生物や植物を眺めるのがとても楽しかった。


幅広い遊び心地


いつも通りのゆっくりとピクミンの数を増やしながら大きな敵を倒したり物を運んでどんどんピクミン軍団を大きくしていくようなRPGライクな遊び心地は基本としてあり本作は歴代全てのピクミンが登場し、コレクションアイテム、ステージ、敵の種類なども凄いボリュームとなっているのでやりごたえ抜群。

本作はそんないつも通りのルールをベースとしつつも、謎解きパズルのような「ダンドリ」や、ダンドリの対戦モード、タワーディフェンスのような防衛に特化した夜のミッションなど様々な遊び心地が交互に織りなしつつ進んでいくので、しょっぱい甘いを繰り返すように退屈を感じずクリアまで夢中で駆け抜けた。

ダンドリについて
ピクミンは元々RTS(リアルタイムストラテジー)の遊びを簡略したもので、RTSというジャンルは韓国や中国では日本で言う誰でも知ってるドラクエやマリオ的存在がウォークラフトやスタークラフトだったりするのだが、そんなハードルの高いコアでニッチなゲーム性を万人大衆向けにしたもの。本作にある「ダンドリ」はそんなRTSの遊び心地により踏み込んでいる印象で、限られた時間の中でどういう手順でピクミンを増やしステージの問題をかたずけていくのかを謎解きしていくのはやりごたえがりとても楽しい。さらにこの対戦モードもRTSにマリオカート的アイテム要素を加えていたり、相手の陣地に放り込むと成長パワーを奪えるしかけなど様々な新しい試みがされていたのだが、絶妙なバランスに仕上がっていてとても楽しかった。


オッチン

本作に登場する救助犬。ぶっちゃけ遊びとしてはピクミンの亜種ユニットみたいな存在なのだが、頼もしいしとにかくかわいいので癒される。


図鑑

生物図鑑が素晴らしい。動いてる様子を見ることが出来、爆弾などのアイテムを放り込んでリアクションを見る事も出来る。



【不満点】
拠点拡張の喜びがほとんどない


本作は100人くらいの遭難者を助けて行きどんどん拠点に人が増えていくという概念がある。大体この手の要素があるゲームでは、簡素な空き地が人を助けて増えていくことで大きな町になっていき遊びも増えていくみたいな内容があるのだが、このゲームは遭難者をたくさん助けてもビジュアル面の表現が寂しく、空き地がでかくなり、空き地に立ってる人が増えるだけ、話しかけてもトークンが貰えるだけで何か遊びが増えるという部分も初期メンバーの段階しかない。

できればテレビクルーを助けたら番組が始まるとか、大工を助けたら家がたって大きなってショップが出来るとか、犬小屋が出来てオッチンが寝てる様子が見れるとか、町にいる人同士でも交流があるとか、今回割り切って簡素に表現していた成長表現をもう少しビジュアル化して欲しかったという欲はある。


親切すぎるくらいなので縛りが必要


悪い点ではなく、これから遊ぶ人への注意点として、間違えてピクミンを大量に失ってもやり直しが気楽にできてピクミンをいっぱい死なせてしまったあの申し訳なさみたいなものが感じる事が出来ないし、万能なぶっ壊れピクミンなどもいるので、よく言えば本当に誰でも遊べる逃げ道があるのは素晴らしい事なのだが、真に楽しむなら多少プレイヤーで縛りを入れた方が良さそう。




【結論】
〇おすすめする人
・ピクミンの最高傑作がやりたい
・ピクミン初心者
・ピクミン熟達者

×おすすめ出来ない人
・虫が苦手



テーマ:ゲーム - ジャンル:ゲーム

  1. 2023/07/30(日) 21:16:48|
  2.  ├Nintendo Switch
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

ファイナルファンタジー16

【評価 /10】
8点



【評価のざっくりした基準】
10:神ゲー
9:良作の一線を超える
8:良作
6~7:問題はあるが魅力がありオススメ
4~5:不満が多いので人を選ぶ
0~3:残念


【良い点】
幅広い人が楽しめるアクションRPGの新しい定義


現在世界でナンバーワンのMMORPGに君臨している『新生ファイナルファンタジー14』を運営しているスタッフが平行開発したファイナルファンタジー7年ぶりのナンバリング作品。キングダムハーツのスタッフや、ニーアオートマタのプラチナゲームズも開発に協力したことで話題になっていた。

自分は現役でFF14をプレイしている人間なので、吉田直樹氏を始めとする第三開発事業部の事を個人的に心から信頼かつ尊敬していたので、正直彼らが作るファイナルファンタジーなら絵作り、シナリオ、音楽、すべてにおいて間違いないと何の心配もしていなかったのた。いまや多くのゲーム会社がマネしているPLL(プロデューサーライブレター)という形でユーザーとの距離を縮めて一緒にゲームを作っていく雰囲気を重視していて、一人よがりなゲームを作る人達ではなく、誰に届けるのか?という狙ったターゲットに向かって狙って成功するゲームを作ることが出来る人達という印象。

では、本作はファイナルファンタジーナンバリングという看板を背負って開発した事でどうだったのか?

より一層彼らのバランス感覚の良さと、FFの看板を背負う苦悩も垣間見えた作品だった。

本作は明確にライトユーザーを置き去りにしないというコンセプトと「シナリオドリブン」という言葉をインタビューで発している通り一貫したシナリオに軸を置いた作品になっており、その他の要素を簡略化するなどしているのが特徴。これが良し悪し好みが分かれる部分がある賛否両論の作品になっていると思う。

どういう人にオススメか?と言えば、ファイナルファンタジーならば!と久しぶりにPS5ごと買ってゲームを遊んだ人達をメインターゲットにしているゲームで「アクションじゃ難しいかも…」と尻込みしている人は全く心配する必要がなく、誰でも遊びやすいオススメ出来る作品になっていると思う。

では、どういう人が否定的な意見にカテゴリされるかと言えば、ゲームをやり慣れている人、ハードなゲーマーやもっと遊びを求めている人にとっては物足りない部分が多くあるゲームと言えると思う。ファイナルファンタジーは過去作品もシナリオがメインの1、4、9や、システムがメインの3、5、12など、方向性が分かれていると思うがFF16は確実にシナリオドリブンという通り前者よりになっている印象。以下細かく話していく。

とはいえフロム信者の自分は戦闘はとても面白かったし、大きな話で今後ゲームの難易度を語る上での基準としてFF16は名前が頻繁に挙がるタイトルになるのではないか?と思っている。


バトルの操作性に関しては完璧というレベル。デビルメイクライの鈴木良太さんが参加しているということからどんな本格アクションになるんだ?と少々恐れていたがなんのその、そこは吉田さんがしっかり手綱を握っていてカジュアルな遊びやすさを重視していた。

簡単な操作や難易度だが、かっこよく操作をしている感覚を与える演出や上達感を感じさせる仕組みを丁寧に積み上げて構成されている。良い仕組みとして、FF11以来のマジックバーストという攻撃の合間に魔法ボタンを挟むことでより火力が出る仕組みがあるのだが、やらなきゃいけないというほどではなくプレイヤーがなんとなくうまくやっていると感じさせる素晴らしい仕組みでアクションが単調に感じず楽しむことが出来る。

回避についてもSEKIROのようにこの場合はジャンプじゃなきゃダメみたいのもほとんどなく、すべての攻撃に回避をタイミングよく合わせておけばお手軽にアドバンテージが取れるもので、今年出たウォーロンが頭をよぎるのだが、より遊びやすくしたような印象。バランスについても被弾しても死にゲーのようなバランスではなく回復アイテムを使う事で無理しなければほとんど死ぬことがない。

雑魚戦は無駄に堅くて退屈な時があるが、ボス戦はほぼ全て遊びが異なっていてかなりボリューミーで面白かった。

「そもそもFFでアクションしたくねーんだよ」そんなお客様。問題ございません。

FF16ならではというところで、本作はイージーノーマルというような難易度が存在せずに、アクセサリーの着脱を細かく調整することでアクションを簡易化する仕組みが素晴らしいと思った。ボタン一つ連打で魅せプレイしてくれたり、回避を勝手にしてくれたり、ポーションをピンチで飲んでくれたりと細かく調整できる。上手いプレイヤーも装備を調整して楽が出来るのでだるいときは回避はお任せなんてプレイも出来る。「それイージーで良くない?」と思うだろうが、負けたときにお前下手だからイージーにする?といわれるの不快じゃない?という感性が素晴らしいなと。デビルメイクライのような頑張って勝ったのに評価Eって言われる部分も排除していてそういうゲーマーの心理やプレイ度を考慮しているあたり、プレイヤーとしてゲームをやっている人間らしい発想で素晴らしいバランス感だなと感心した。

逆にクリア後にファイナルファンタジーチャレンジというやりこみ要素や寄り道でリスキーモブという強力な敵を戦うチャレンジなどもある。

繰り返しになるが、それほど難しいコンボやアクションが出来ないと勝てないというゲームではないので、あくまでプレイヤーが高度なコンボを決めるのは趣味の領域になっていて、適当操作でド派手な大技をぶっぱなしながら自己満足でコンボを決めて楽しむことが出来るハードルの低さはお手軽で良い。これは今回のターゲットを思うと大正解だと思う。

FF16の戦闘は幅広い範囲の人を楽しませる絶妙なデザインで特質して良かった。


演出の数々

召喚獣戦をはじめとするバトル演出は最高!これぞFFという感じのJRPG最高峰のグラフィックとド派手な演出に胸躍る。
戦闘中のバトルエフェクトも簡単な操作でド派手な演出を楽しめるようなものでアクションバトルにマッチしていて素晴らしい。

ムービーや会話シーンでは表情豊かに演出され感情表現の細かさに驚き圧倒される。
ドラマをより引き立てる事に成功していた。もはや映画がという例えではなくそのままの意味になっている。

祖堅さんの作るBGMもFF14同様に素晴らしく、今回画面に映るシーンにあわせて音楽が鳴るというAI?か何かで演出する仕組みが入っていたそうで人によって音楽が入るタイミングなどが異なっていたそうだが(謎技術)とにかくどのシーンも音楽がマッチしていて素晴らしかった。サントラも即購入。



【不満点】
前半のテンポ


前廣和豊さんのシナリオは大好きでFF14では涙を流すほどに胸を打たれて忘れられないようなシーンやセリフがたくさんある。本作16はどうか?いわれるとキャラクターは良かったと思うし、良いシーンもあるのだが、全体の構成や与えるテンポの悪さを感じて個人的にマイナスが大きかったように思う。

特に前半のゲームテンポの遅さ。アクションの拡張も含めて序盤が本当に緩やかで、シナリオドリブンの影響もあるが、具体的には10時間くらいアクションも増えて行かないし話もだらっとしていてサブクエも世界の差別話ばかりで退屈な時間が長い。

だが、ある程度進めていくとサブクエストにキャラクター一人一人を深く落とし込むような表現もあって特に終盤畳みかけるようにそれが詰め込まれているのだが、もっとバランスよくこれを構成できれば印象が違ったかもと感じた。このゲームは深くやっていくほど世界やキャラ好きになっていくし、面白くなっていくので前半で折れた人はぜひもう少し頑張ってやってみて欲しい。

ちなみに自分が好きなキャラはガブ、バイロンおじさん、トルガルなどサブキャラが多い。


フィールドの探索や成長収集などRPGらしい遊びが薄い


ジョブ、マテリア、装備というような育成や収集に関わる要素が本作はかなり簡略化されている。
武器、防具に特殊効果がなくステータスのみ。アクセサリーに特殊効果がついていてこちらにはビルド的要素があるのだが、こちらはマニアックな内容でそんなに細かく入れ替えるようなものではない。バーサーカーリングというつけるだけで回避がド派手になるアクセがあるのだがこういうのはもっと増やして欲しかった。

今回オープンワールドではない。その代わり密度が濃いマップなのか?というと全然そんなことはない。でかいマップに遊びがあまりないわりにファストトラベルがでかく刻まれていて無意味な移動というと聞こえがが悪いが景色を見るくらいしか楽しみがない移動が多い。道なりにシナリオや濃いドラマが展開するとか、ダンジョンを見つけてそこに強い装備があった!とかこの装備を手に入れたからこの素材を集めて装備を作成してシナジーを発生させよう!とかもう少しRPGらしい遊びが欲しい。

コンセプトが対極だと思うのでしょうがないのだが、最近ティアキンやディアブロというストーリーより遊びを重視するゲームをさんざんやっているので余計に感じてしまった。


オリジナリティ


FFらしさとは何か?FFとは毎回形を変えるもので、「新しい挑戦をする事がFFである」ともいえるのだが、じゃあFF16って新しい大きな挑戦を実現したのか?と言えば、良い点で言った通りプレイヤーの幅を広げるという点での施策は新しい。総じて合格点は確実に超えている作品なのだが、15の延長にあるものという感覚もしているのでそこもはっきりそうだ!と言い切れない感覚。

多くの人を取りに行った事で、FF3のジョブ、FF12ガンビット、FF13オプティマ、尖ったオリジナリティみたいな部分での大きなチャレンジはしていないが、先ほど言った通り多くのユーザーを取りに行くアクションの基準は作ったと思う。

斬新さを目指さないという判断をしなかった結果なので彼らは何も間違っていないが、世の中でみればFF7Rのウェイトアクションのが個性的になっていてFF16の方がむしろ汎用的になったとも言える。新しいものを生み出せる開発チームだと思うので今後が楽しみ。




テーマ:ゲーム - ジャンル:ゲーム

  1. 2023/07/21(金) 21:52:14|
  2.  ├PlayStation 5
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

パラノマサイト FILE23 本所七不思議

【評価 /10】
8点



【評価のざっくりした基準】
10:神ゲー
9:良作の一線を超える
8:良作
6~7:問題はあるが魅力がありオススメ
4~5:不満が多いので人を選ぶ
0~3:残念


【良い点】
スクエニが贈るコスパが良すぎるオカルトADV


開発はスクエニ内製なのかは不明だが、スクエニのスタッフが中心になっており
ディレクター脚本 石山貴也氏
 『探偵・癸生川凌介事件譚シリーズ』『スクールガールストライカーズ』
アート 小林元氏
 『すばらしきこのせかい』や『スクールガールストライカーズ』
サウンド 岩崎英則氏
 『ファイナルファンタジークリスタルクロニクル』『フロントミッションシリーズ』
という面々になっており全体的にクオリティは非常に高かった。

舞台は昭和。東京都墨田区に伝わる『本所七不思議』をテーマにしたオカルトホラーミステリータイプのアドベンチャーゲーム。

『本所七不思議』は本作だけの創作ではなく実際にあるもので、江戸時代に生まれた七つの怪談のような話。※wikiもあって中々面白いので暇な時にぜひ。
1つ例をあげると『置行堀』は男が夜に釣りをしていて大漁だったので満足して帰ろうとしたら「おいてけ~」という声が聞こえて逃げ帰って翌日籠を見たら魚が消えていたというもの。『おいてけぼり』という言葉の語源になっているらしい。

ざっくりシナリオ設定を説明すると、9人の男女がこの本所七不思議の逸話それぞれのマスターになり(!?)デスゲームをして、ライバルをたくさん呪殺する事により溜まった生贄パワーを使って任意の人間を復活させられるという『蘇りの秘術』を勝ち取れるというもの。何を言ってるのかさっぱりわからないと思うが、さきほど説明した『置行堀』の能力者に選ばれたマスターは『その場から立ち去る人間を呪殺する』という能力持つことになる。そんな感じで逸話にちなんだ能力を持つ者たちがジョジョやハンターハンターよろしく能力バトルを繰り広げる…と言いたい所だが「何それ面白そう!」と思った人すまん。そういう部分もあるんだけど、ゲームの全体像としてはちゃんと読み物系のオーソドックスなADVゲームなので安心して欲しい。「ずっとオカルト異能バトルが良かったんだけど…」という人もそういう部分は適度にあるのでやってみてくれ。

過去に起きた子供の誘拐事件の真相を追う母親や、仲が良かった友人の自殺の真相を追う女子高生、一連の事件を追う刑事コンビなどぞれぞれ思惑を持つ主人公達が、このデスゲームに巻き込まれてしまう中で大きな一つの大きな物語に帰結してゆくような感じ。

とにかくキャラクターが魅力的

昭和という時代設定とは思えないほど砕けたコミュニケーションをするベテランと若手刑事コンビ
一件普通のモブキャラだが凄いオカルトパワーを秘めていて警察にも一目置かれているぽっちゃり女子高生
昭和の時代ですら浮いている探偵物語みたいな色物探偵など…
個性的なキャラクターたちによる軽妙なやりとりが凄く楽しい。彼らの物語をもっと見たいなーと思っていたらどうやらインタビューによるとシリーズ化を検討しているらしいので楽しみ。

アートが独創的

この手のゲームは一枚絵がバックにありキャラクターが立っているというパターンが基本だが、360度自由にパノラマカメラで視点を回してもの探しをしたり背後に人がいるような演出などが新しい。タイトルのパラノマというのはこのパノラマとパラノーマル・アクティビティ的な超常現象を合わせたものなのかな?と思う。カメラワークや、シーンにそった人物の見せ方など本当に演出パターンが多くとても良かった。

定価1980円

10時間くらい遊べるのだが3000円くらい取ろう。コスパが良すぎる。もっと儲けて新作をw



【不満点】
推理で解決する場面が少ない

一部メタ的な表現でこれは面白いってのもあったのだが、そういう発想や推理で攻略してアハ体験的なものをもっと仕込んで欲しかった。基本的に読んでいくだけの部分が強く、一部ゲーム性がある部分もポインターを使って目で探すみたいなものが多かった印象だったのでキャラやシナリオはいいが遊びとして面白いみたいな感覚が少なかった。



公式サイト
Nintendo Switch™/Steam®/iOS/Android ※いずれもダウンロード販売のみ
1,980円(税込) ※iOS/Android版は1,900円(税込)

Steam
applestore
googleplay

テーマ:ゲーム - ジャンル:ゲーム

  1. 2023/04/05(水) 14:22:04|
  2.  ├Nintendo Switch
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:1

バイオハザード RE:4

【評価 /10】
8点


【評価のざっくりした基準】
10:神ゲー
9:良作の一線を超える
8:良作
6~7:問題はあるが十分遊べる
4~5:不満が多いのでオススメしづらい
0~3:残念


【良い点】
TPSの傑作、上質リメイクで復活!


バイオハザードTPS転機のタイトルかつ、その後TPSタイプのタイトルに多大なる影響を与えた傑作バイオハザード4のリメイク作品。2.3に続くREシリーズのフルリメイク3作目で、本作も多くの新規要素や変更がされ、ストーリーも再構築されている。

グラフィックは大幅進化しているとはいえ、RE2に比べると原作がゲームキューブ時代というのもあってそれほど激しい差のあるリメイクではなかったり昨今のバイオハザードヴィレッジなどを遊んだ直後なので驚きのようなものはないが非常にクオリティが高い。

ナイフパリィでアクション性向上
本作の特徴として一番大きいのはナイフによるパリィとナイフの耐久管理。
相手の物理攻撃やボウガンのような飛び道具をジャストタイミングでL1ボタンを押す事ではじいてチャンスを作る事が出来る。
これによって走って距離をとって頭を撃ち蹴る以外の選択肢として近づかれた状態で仁王立ちして対応が可能になった。
とはいえ、スタンロッドや溶解液、投げや即死攻撃等は捌けないのでパリィで全て何とかなるという事はないのだが、4が持つ面倒な部分やストレスを大胆に解消していた印象。「これバイオか?」と思っちゃうような部分もあるがアクションゲームとしては素直に面白くなっている。

今回クラフト要素があって携行品や弾を自分で選択して作ったりできるので、改造した武器に合わせて装備や薬を作ってアイテム残数をやりくりしながら遊ぶバイオらしい部分はとても楽しい。

ストーリーは大胆にカットされているパートがあるものの、一部キャラクターが掘り下げて表現されてドラマ部分は強化している。
日本語ボイスで完全吹き替えしているのも嬉しい。(武器商品が千葉繁さんなのは最高だった)

チャームという概念が追加され、3枠装備することでアイテムやクラフトの効果を上昇させたり出来、それを収集する遊びもある。

マップにアイテムの位置が表示されるので取り逃しなどもやりづらく遊びやすい。

やりこみ要素も豊富で周回プレイはたっぷり楽しめそう。


【不満点】
特別悪い所は少ないが…

目立ってここが悪い!という部分はないのだが、アクション性が向上した事により主人公が強すぎて一層ホラーゲーム感が薄れている。ずっとマーセナリーズをやっているような感覚があるほどにバトルが中心。(元々4ってそういう寄りなんだけどより一層)
アクションゲームとして面白いけどこれバイオだっけ?みたいな感覚が強めに感じる。

テーマ:ゲーム - ジャンル:ゲーム

  1. 2023/04/03(月) 21:47:10|
  2.  ├PlayStation 5
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
次のページ

最新記事

プロフィール

fei

Author:fei
▼ブログ&管理人の紹介

▼現在のレビュー数
1300本↑


チャンネル登録おねがいします!

フリーエリア

ブログ内検索

カテゴリー

リンク

このブログをリンクに追加する

主な登場人物

raraferuuutaruu1.jpg
【fei】
ブログ管理人。いい歳してゲームばっかりやってる人。殴り書きのレビューでごめんなさい!読んでくれてありがとう。


【akaoni】
相棒。ツールの限界を超えた変顔キャラ作成が得意。会社で狂犬と呼ばれてる。

yoreyore01020258.jpg
【よれよれ将軍】
たまにゲスト日記を書いている人 記事はコチラ
クソゲーと筋トレが大好きなヴァイオリン弾きのロリコン。 最近なろう作家を目指し始めた

amazon

更新通知登録ボタン

更新通知で新しい記事をいち早くお届けします

コメント