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ゲームレビュー ボクラの九龍城

ゲームばっかりやってる人のメモ帳

DON'T SCREAM

【評価 /10】
4点



【評価のざっくりした基準】
10:神ゲー
9:良作の一線を超える
8:良作
6~7:問題はあるが魅力がありオススメ
4~5:不満が多いので人を選ぶ
0~3:残念


【良い点】
コンセプトが素晴らしい!だがそれだけ


90年代のビデオカメラのような映像で一人称で暗い森の中を歩き18分間マイクに向かって叫び声をあげなければクリアという面白いコンセプトのゲーム。たった二人で5カ月くらいで開発したアイディアゲームで見事にマーケティングに成功して24時間で4万本を売り上げたらしい。

ビジュアルやアイディアはとても良いと思う。飛び道具のようなゲームとしては面白いが中身が伴ってない感じ。


【不満点】
怖がらせ方が浅い


目を伏せてる女が突然叫んだり、画面に急に顔を近づけて叫んだり、蜘蛛がいっぱいはってきたりとかなり浅いホラー表現。
このゲームは友達家族と一緒に遊ぶとか配信者で他人に見られて遊ぶみたいなやり方じゃないとパフォーマンスを発揮しない。
一人でホラーゲームとして楽しむものではない。




【結論】
〇おすすめする人
・配信者
・友達や家族と一緒に遊ぶ


×おすすめ出来ない人
・ホラーゲームがやりたい
・一人で遊ぶ



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  1. 2023/11/24(金) 21:15:17|
  2.  └PCゲーム
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Refind Self: 性格診断ゲーム

【評価 /10】
6点



【評価のざっくりした基準】
10:神ゲー
9:良作の一線を超える
8:良作
6~7:問題はあるが魅力がありオススメ
4~5:不満が多いので人を選ぶ
0~3:残念


【良い点】
アドベンチャーゲームの選択で性格診断


プレイヤーがロボットの女の子?である主人公になって横スクロールのアドベンチャーゲームでストーリーを追いながら、道に落ちているものを拾ったり、話しかけた人にどう返事をしたか?などの数多くの選択をしていくことで、100項目以上の選択から性格診断を行うという面白い試みのゲーム。

ビジュアル、音楽、ストーリー全般的に心癒されるもので短い時間で楽しめるインディーゲームらしい良い作品。

3週する事で細かな性格診断と物語を深く知ることが出来る。


【不満点】
リザルト


それを選んだからこういう評価になったのか!というのがあまりわからない。3周が前提のゲームなのでしょうがないのだが、このゲームの肝ってその時間だと思うので、そこでリアクションが面白くなるようなゲームにして欲しかった。





【結論】
〇おすすめする人
・2時間くらいで遊べるゲームがいい
・性格診断などが好き

×おすすめ出来ない人
・たっぷり遊びたいやりこみなど






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  1. 2023/11/24(金) 21:00:54|
  2.  └PCゲーム
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Sagres(サグレス)

【評価 /10】
8点



【評価のざっくりした基準】
10:神ゲー
9:良作の一線を超える
8:良作
6~7:問題はあるが魅力がありオススメ
4~5:不満が多いので人を選ぶ
0~3:残念


【良い点】
RPG好きな万人にオススメ!大航海時代をテーマにしたアドベンチャーゲーム


航海、探検、交易、造船などKOEIの『大航海時代』やアートディンクの『ネオアトラス』に近い要素を数多く持っているので、
「シミュレーションゲームなの?」と思いきや、シミュレーションゲームにありなちな小難しい要素がほとんど簡略化されていて個人的には昔ながらのJRPGを遊んでいるような感触に近く、とても遊びやすい。

基本的にはメインストーリーがしっかり作られていて、リスボンをスタートし世界の全てを把握するべく旅が始まるのだが、キャラも魅力的かつテンポも良い。大きなストーリーに沿いながらサブシナリオや貿易の仕事などをして船を大きくしたり、キャラクターの装備をそろえて冒険の範囲を広げていく。目的を見失う事もなく自由な探索の楽しさも実現している。

戦闘はじゃんけんをになっているのだが、3すくみ以外にスキルみたいな概念もあって想像以上に面白い戦闘システムだった。テクニックの部分よりは装備の重要度が高く、防衛やクエストをこなして着実に装備を強くすることでさくさくと勝てるようになっている。

ネオアトラスにあるような世界の未知を探検して記録していく要素がとても良かった。中にはファンタジー的な要素のものも複数ありまだ神秘を強く信じていた大航海時代の背景に合わせた魅力的なサブシナリオがたくさんある。


【不満点】
補給が面倒


食料など補給の概念があって、細かい頻度でやらなきゃいけないものというだけの存在で手間だけになっているのは気になった。であれば、徐々に成長に伴ってそこが楽になっていくみたいな仕掛けが欲しい。


ボリューム


ゲーム全体は15時間くらいのちょうどいいボリューム。

ただ、面白いゲームだけに、戦闘のカードの種類はもっと欲しいし、装備の効果シナジー、船のカスタマイズ、ストーリー以上のボスなどもっと要素があったらとびぬけて面白いゲームにもなっていた気がする。2ではそういった点が強化されるといいなと楽しみにしている。




【結論】
〇おすすめする人
・RPGが好き
・大航海時代みたいな現実と神秘がおりなすファンタジーが好き


×おすすめ出来ない人
・ごりごりのシミュレーションゲーム




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  1. 2023/11/09(木) 21:11:04|
  2.  └PCゲーム
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Starfield(スターフィールド)

【評価 /10】
8点



【評価のざっくりした基準】
10:神ゲー
9:良作の一線を超える
8:良作
6~7:問題はあるが魅力がありオススメ
4~5:不満が多いので人を選ぶ
0~3:残念


【良い点】
発展途上だが夢中で遊んでしまうオープンワールドRPG


『エルダースクロールシリーズ』『フォールアウト3.4』でおなじみベセスダの25年ぶりの新規IP。
昨今マイクロソフトにベセスダの親会社が買収された事で独占タイトルとなっており、PCとXBOXのみで発売しているのだが、初週で600万本を突破する大ヒット中である。

まず、これが気になる人が多いだろう。
「これってスカイリムとかフォールアウト楽しかった人って楽しめますか?」

個人的にベセスダのオープンワールドRPGに求めている圧倒的な世界観とオープンワールドの作りこみと、シナリオのクオリティの高さ。ここはとても満足度が高い。

舞台は宇宙に変わっても、従来のベセスダRPGにあるような様々な人に出会い自分だけの選択をして冒険を作り上げていく感覚は素晴らしく、保安官になって事件を調べたり、とある企業の産業スパイになったり、海賊になったり…ともうたくさんのロールプレイが可能で、選択肢を選んでたら思いもよらぬ方向に物語が展開して驚いたりとクエストからクエストを追いかけていると気づいたら夜になっているほど夢中で遊んでしまう。

この手の作品は宇宙人とか出てくるいわゆるファンタジー強めのスターウォーズ型が多いんだけど、こちらはインターステラーみたいなリアル寄りの硬派な世界観になっていてそういう作品は珍しいので、個人的には魅力の一つだった。
ローカライズも素晴らしく豪華声優によってフルボイスになっている。ここが重要と言う人は迷いなくやってみて欲しい。

「じゃあ絶賛なの?」というと全然そんな事はない。
世の中の評価を見ると、人によって「つまらない」「過去最高傑作」と極端に評価が別れるような形になっている。
これについては納得がいく部分が多くなぜなのか?を書きながら考えてみた。

なんだかんだ夢中で遊ばせるシナリオやオープンワールドRPGとしての魅力は間違いないのだが、25年ぶりの新規IPというのもあって数多くの新しい挑戦がされていて、挑戦的な多くの一つ一つのシステムはどれもまだ未完成と感じる部分が多い。

-オープンワールドについて
スカイリムやフォールアウトは地図を渡され自分の足で歩いて霧のかかった未開の地を埋めて地図を完成させていくのだが、本作は100以上の星系と1000の星々がある。位置関係も全方位に広がっていてどこに向かっているのかもわからないくらい膨大な世界に中に放り込まれる。

「その数不安だな…ちゃんと遊びになってるの?」

あなたゲームやりなれてますね?
これを聞いて「すげーー!わくわくする!」って言うのはとても素直な感想で、
その通りこれが結構重要なポイントなので解説しておきたい。

実際の遊び心地はメインクエストに従って進んでいれば、ドンドン新しい星へ行き、細かなクエストが増えて行き、今までの人類の歴史や小さな惑星事の情事を理解して世界をどっぷり堪能できる。メインサブクエストはトータルで100時間以上は余裕であるくらいのとんでもボリュームは相変わらずでおそらく過去タイトルにひけをとらないはずなので安心して欲しい。

問題はその膨大な部分。発売前にトッドハワードが言っていたが本作では「何もない星というのも膨大にあって意図的に宇宙の孤独感や広さを感じさせるために無駄を作っているゲーム」という事なので「1時間かけて調べたけどなんもなかったわ」なんて事もざらにありえる。.

これに関しては、多くの人が「自動生成の有象無象の星はいらんから内容がしっかり入った星の数をちょっとでも増やしてくれ」と感じるのは当然で、これは彼らなりの挑戦の結果なので人を選ぶ結果になっている。そこをワクワクして面白いと捉えるか、無駄な星はいらないと捉えるかで人を選ぶ。実際探検してみると気象状態やとれる素材、生態系など様々でロケーションもなんらか設定されている場合の方が多いので探検が楽しいと感じる部分はあるのだが、隠しパワー集め、レア武器集め、レアバウンティーなどもうちょい遊びを盛り込めなかったかな?というのは正直思っている。


-延々と遊んでしまう中毒性の正体
自分が初動20時間のレビューでおもしろいですか?と聞かれて
「ん~まだわからない…でも気づいたら夜になってるくらい夢中で遊んでいる」
それって面白いって事じゃないの?ってつっこまれそうな不思議な心理状態になっていたのだが、
特別脳汁が出るようなバトルがあるわけでもなければ、何かの装備素材が欲しいな~って探し回っているわけでもない。
ただ良質なドラマが次々と出て来てそれを追いかけていたら夜になっていた感じ。

SEKIROが最高のアクションだったけどもっかいやるのはしんどい。
スターフィールドは最高のシステムとかじゃないけど何十時間もやってられる。
この感覚やっている人には伝わるだろうか?

なんだか煮え切らないレビューだがそれもそのはず、ちょっと遊んだくらいで知ったような口をきけないような未知の領域をまだまだ感じていて、メインストーリーをクリアして50時間以上遊んだ今でも触れていない要素があまりに多く「俺のプレイ時間でレビューする権利あるのか?」とまだ思っているのが正直な所。

悪い点にも書いたが尻上がりにやれることが増えて面白くなるゲームなので、100時間遊んだらまた評価がガラっと変わるような気もしている。この感覚を共有するためにぜひご自身の手で遊んで見て欲しい。


ベセスダ史上最もバグが少ない


「バグがない」とは言ってない。普通のゲームよりはあるw
ただ、オブリビオンやフォールアウト3から遊んでいるベセスダファンからすると「なんだか物足りない…」というほどにバグが少ない。
良い事でしかないんだけど、一瞬不満点に入れようかと思ったくらい寂しい。



【不満点】
バトル


ローンチ時のサイバーパンクも似たような感想だったが、
世界観やストーリーは最高だがバトルは正直言って面白くない。

例えるならVATSとゴア表現の爽快感が失われたフォールアウト4。

一応パワーという魔法のようなスキルがあるのだが、それによってVATSにとって代わるようなゲーム性や爽快感を出せているか?というと全く足りない。強力なものもあるがどれも地味なスキルばかりな印象。

パワーを獲得するのにアーティファクトを手に入れたあと聖堂をマークしてそこに向かうという作業感が強いのも気になる。あんな感じならもっと数を絞って絶大な効果にしてあれ自体をファストトラベルで作業的に見つけるのではなく偶然見つける価値の高い存在みたいにしたほうが何もない星の探索と合わせて面白かったのでは?と思う。

爽快感の点ではゴア表現が失われているのも大きな爽快感の喪失もかなり大きい。銃やパワーで頭が吹っ飛んだりすれば結構違った気がする。

装備にはランダムで能力が付与される厳選要素があってそれ時代は良いのだが、全身の装備シナジーを組み合わせて面白い遊びが生み出されるみたいなディアブロほどの遊びもなく弾に毒や炎などの属性が付与する程度なイメージ。周囲の敵を浮かせるパワーにレジェンド装備のこの効果をつけるとどこまでも浮いて落下ダメージを強力にできる~とかパワーと装備にシナジー関係とか欲しかった。

銃の種類も多いし、改造やドロップ時のランダム効果などもあるのでそれなりに遊べるのだが、VATSに変わるような最高のシステムがなかったのは残念。



「面白い」まで時間がかかるデザイン


本作はあらゆる遊びががスキルツリーによって解放される。
30時間以上くらいクリアまで遊んでも全然やれることに制限がかかった状態になっていた。

さらに育成テンポが遅いのだ。
レベルを上げてスキルを覚えていくのだがスキルを振る権利を得るのに関連したトレーニングを終わらせる必要がある。
これのせいで遊びたいけどスキル振ってないから出来ない、育成に時間がかかるから出来ない、ってテンポよく遊べなかった印象でかなりのプレイ時間を遊ばないとこのゲームの全要素が満足に楽しめない作りになっている。

関連して序盤から感じるインベントリ管理のストレス。
荷物管理が楽になるスキルを振っていれば楽になるのだが、そんなにあっさり上がることもなくゲーム時間の多くの時間でこのストレスを感じている。さらに持ち帰って全部すぱーんと売れたら気持ちいいのだがベンダーは少ししかお金を持っていないので、いちいち日をまたぐ必要があり多重の理由で面倒を感じる。

こういう全体的に言える「リアリティゆえに犠牲になった遊び心地」みたいなものがあって、それが人を選ぶゲームになっている根本的なスタンスが肌に合うかどうかってのがある。

つまりこのゲームは全体的に尻上がりにスキルがそろってきてやれることが増えたり快適になるゲームなので成長感のために前半が犠牲にあっている部分はあって、根気強く遊んでいろいろできるようになった人は面白いという評価に傾く傾向があるんじゃないかな?と予想している。


シチュエーションは進化したが古さを感じる


オープンワールドに革命をもたらしたベセスダだが、スカリム→フォールアウト4→本作とかなりの年数が経過しているのだが、
キャラクターのモーションや表情などのクオリティ、ドラマシーンの演出、ゲームシステムなど新時代に向けた進化が進んでいく中で我が道をゆっくりと進んでいる感じで古めかしさを感じる部分がある。


UI


全体的に使いにくい。

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  1. 2023/10/31(火) 21:50:34|
  2.  └PCゲーム
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アトミックハート

【評価 /10】
8点



【評価のざっくりした基準】
10:神ゲー
9:良作の一線を超える
8:良作
6~7:問題はあるが魅力がありオススメ
4~5:不満が多いので人を選ぶ
0~3:残念


【良い点】
奇抜なアートが最高!やりごたえのあるFPSRPG


開発はロシアのインディーゲームスタジオMundfishの処女作。
フォールアウトシリーズ、バイオショックシリーズみたいなゲームを作りたいという所からスタートした会社らしく、
まさにゲームの遊び感はまさにその二つに非常に似ているのでそれらのファンの人には強くおススメ出来る。

世界観は1955年の架空のソ連が第2次大戦に勝利し強大な化学力をもって発展した現実とは違うもしもの世界が舞台。ロボット技術を発展し、「神経ポリマー」により人間同士の思念を共有しネットワークに接続する事で勉強の必要もなくなるようないしきや知識の共有が可能となる世界を目の前にしている状況で、ロボットの反乱がおき罪なき人々の多くが死ぬ大事件が起きる中で、主人公のエージェントP3は事件の真相を追いながら戦う事になる。

アートが素晴らしく狂気的で美しい。フォールアウトやバイオショックにあるようなレトロフューチャー+狂気の世界観が混然一体となった感じで魅力的。ぱっと見かわいかったり無害な人形のようなビジュアルのロボットが血まみれで凄まじい勢いで命を取りに来る様は強い恐怖を感じられてよい。


バイオショックがイメージに近い超能力+大量破壊兵器バトル

遊び感で最も近いのはバイオショック、襲い来る敵をスキルや武器で捌いて戦い成長するほど様々な闘い方が提示されていく。
周囲の敵を浮かせて自由を奪うマステレキネシスや、相手を氷結させて動けなくさせつつ道をふさぐ戦略にも使えるフリーズ能力など、武器もミュータントを殺傷する斬撃にしたりロボットを倒す電撃の武器にしたりとカスタムでき必殺技のような概念もあってビルドがとても楽しい。それらのゲームと明確に違っている点としては、大量の敵を乱暴にけしかける分プレイヤー側も強力なスキルを短いクールダウンでガンガン打てるし、弾丸もいくらでも落ちるし、装備やスキルの振り直しもノンリスクで出来るというおおらかな仕様となっている。相手を破壊するときに炎なら焦げるし打撃なら千切れるしダイレクトに表現につながる爽快感も素晴らしいポイント。欲を言うならもっと武器とスキルのバリエーションが欲しかった。


程よい難易度で楽しいパズル

武器を強化するパーツをとるためのやりこみシェルターみたいなものが無数にあるのだが、ゼルダの試練の洞窟やバルブのポータルを遊んでいるような一人称パズルをたっぷり楽しめる。それぞれよくできていてかなり面白かった。



【不満点】
ローカライズ


激しいアクション戦闘をしながら字幕を見るのは結構厳しいので発売時点の字幕のみはストーリーを堪能しづらい。
4/13にプレステ版が発売するのにあわせて全プラットフォームで日本語音声が適応予定なので解決する。


バグ


スタックなどのバグポイントがちらほら



公式サイト
プラットフォーム:PlayStation 5 | PlayStation 4、Xbox One | Series、PC(Steam)

Steam

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  1. 2023/03/09(木) 18:04:25|
  2.  └PCゲーム
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デッドスペースリメイク

【評価 /10】
9点


【○】
■改めて感じるサバイバルホラーの傑作
伝説のサバイバルゲーム15年ぶりの復活

当時日本で発禁だったため海外版を遊んでいたのだが、
今回のリメイクもコンシューマーはダメだったがPC版は日本語化して発売してくれた。

ごく最近、元デッドスペースのクリエイターが開発したカリストプロトコルを遊んだ時
「こんなもんじゃなかったよな…?」という気持ちになり
本作を遊んで見てやはりデッドスペースは最高のゲームだなと再確認できた。

・美しいグラフィック
バイオRE2ほど落差のあるものではないがとてつもなく綺麗になっており感動的。

・バトル
このゲーム最大の魅力にして肝となる「部位破壊」
戦闘員ではないエンジニアの主人公は未来の工具を使って戦うのだが、レーザーカッターやのこぎりなどを使って敵の足を破壊して動きを止め、爪を切り落として攻撃を止めるなど敵に応じた弱点を狙い圧倒するのが非常に重要となっている。さらに環境にある爆発物や相手の切り落とした鋭利な爪を敵に投げ返すなどの仕組みもありバトルが非常にクリエイティブで楽しい。相手を強制的にスローモーションにするステーシスは回数に限りはあるが部位破壊を簡単にする仕組みで等倍だと手に負えない状況を圧倒する気持ちよさがある。

・探索
広大な宇宙船の中で敵を倒しながらアイテムを探しストーリーを進めていく。エイリアンがガンガン襲って来るリスクのある艦内でもしっかりと探索する必要があり、アイテムは絶妙なバランスで消費と補充が繰り返され絶妙な枯渇感が最後まで続く。

・育成
アーマーや装備を強化することで性能が向上する仕組み。どこにでもありそうな仕組みだがこのゲームはその改造の幅が広い。銃にDOTがつくようになったり特殊な攻撃を追加することもできるためお気に入りの武器がどんどんご機嫌になっていくのを感じながらカスタムして楽しむことが出来る。

・ストーリー
バイオショック初代に近いようなあっと驚く仕掛けがある魅力的なシナリオ。

・今や数々のゲームに影響を与えたUI
UIを排除しキャラクターのデザインに統合したアイディアなど今見ても素晴らしい

・クリア後の引き継ぎなど
追加エンディングや装備の引き継ぎなども充実


【×】
■特になし


【点数のざっくりした基準】
10:神ゲー(完成度+独創性)
9:良作の一線を超える(オススメ)
8:良作(安定)
7:少々問題はあるが合格点
6:平凡だが十分遊べる
4~5:低クオリティ、バグ大、コンテンツ少
0~3:残念

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  1. 2023/02/10(金) 21:29:53|
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Trek to Yomi(トレックトゥーヨミ)

【評価 /10】
7点


【○】
◆白黒時代の時代劇映画への愛情を感じる映像演出
黒澤映画を中心とする白黒時代劇映画のカメラワークやフィルムのざらつき、エンドロールまで本当に事細かな部分まで愛情を感じる演出の数々が本当に素晴らしかった。ゴーストオブツシマにも白黒モードというものがあってそれっぽさだけは出ていたがこちらは本気でその演出を細部までこだわりぬいてゲーム化したような感じ。非常に尖った個性になっている。

◆シンプルな操作でやり応えのあるバトル
簡単な師父というイメージで攻撃、強攻撃の組み合わせによる簡単なコンボ。敵の攻撃に対してのパリィと回避を使ったシンプルだがやり応えのあるバトルになっている。
コンテニューポイントの刻みが親切なので誰でも遊べる難易度。

◆ローカライズ
完全吹き替えされているのだが、開発陣がこだわった日本の時代劇の世界観にばっちりあった素晴らしい翻訳。


【×】
◆殺陣の演出は地味目
ドラマ演出は良いのだが、敵と斬り合う部分の演出は遠隔で地味目なので、寄って血しぶきが飛ぶとか剣がぶつかりあうとか泥が飛ぶようなような殺陣の迫力みたいなものにもう少しそこもこだわってほしかった。

◆バトルバランスが平坦
ゲーム全体でそれほど遊びが拡張していかない感覚で、初期の簡単なコンボとパリィでずっと進めてしまうような感じ。レベルデザインが平坦だった。


【点数のざっくりした基準】
10:神ゲー(完成度+独創性)
9:良作の一線を超える(オススメ)
8:良作(安定)
7:少々問題はあるが合格点
6:平凡だが十分遊べる
4~5:低クオリティ、バグ大、コンテンツ少
0~3:残念

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  1. 2022/05/13(金) 21:16:01|
  2.  └PCゲーム
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師父―Sifu―

【評価 /10】
10点


【○】
美しく洗練されたゲームデザイン
本作は師父(武術の師匠)である父親をかつての弟子達に目の前で殺された主人公が、復讐を誓って数年修行をし、その実行に移すという所から物語が始まる。

カンフー映画にはありがちなストーリー。だが過去の惨劇シーンを上手くチュートリアルと融合して導入にしている演出からこのゲームは別格に見せ方が上手い事がわかる。

操作は非常にシンプルで攻撃はボタン2つの組み合わせによるコンボ、防御はガード、パリィ、回避があり相手の攻撃に対して適切なものを選んで行く。本作の遊び感の基本としてイメージしやすいのはSEKIRO。同様に体幹ゲージのようなものが存在し、攻撃を受けを完璧にこなす事で相手の体力を一気に奪い去る事が出来る。SEKIROの防御行動が必殺に転じるという部分をさらにコンパクトに突き詰めたものが本作というイメージ。パリィで相手の攻撃を停止させて攻撃の主導権を取れる仕組みのおかげでスピーディーに決着がつくのも良い。

本作の最も面白い仕組みはローグライクな復活システム。
主人公は父親と同時に殺されたはずだったのだが謎のパワーを持つお守りによって復活しているのだが、作中でも敵に倒される度にその力で復活する。ただしその復活にも限界があって、死ぬたびに代償として少しずつ歳をとっていく。最初は1歳ずつ歳をとっていくのだが回数がますにつれて一気に数年歳を取り加齢死する年齢に達するとゲームオーバーになってしまう。加齢は悪い事ばかりではなく体力が減る変わりに攻撃力が増して行くので、極めたプレイヤーはあえて限界まで加齢した状態で相手の攻撃を全て受けきれるならば、最高の火力であっという間にクリアーする事も出来るという面白い仕組み。

カンフー映画の主人公になりきっていく圧倒的な没入感
UIを限りなく取り去っており、ストーリーの表現も最小限で、ストイックに何度も挑み殺されながら相手の動きを覚え、最初はこんなのクリアできないよって難易度を軽々と進めるようになっていき、いつの間にか自分のプレイに酔って行き、あの映画スターのようにかっこよく戦いたいと魅せるように立ち回り、相手に手心を加える余裕すら生まれた時、主人公の心の変化とプレイヤーがシンクロしていき、真のエンディングにたどり着けるという素晴らしい設計にプレイヤーがまんまと乗って夢中で遊んでしまう。


【×】
成長感が腕前しかない
レベルアップによって覚えるスキルにあまり価値がないのが勿体ない。
効果も見た目も地味なアクションが多く、もっと魅せ技みたいなプレイヤーが上手くなるほど実行できるかっこいい技だったり、難しくてクリアできない人でもこのスキルを使えばかなり遊びやすくなるみたいなスキルがあっても良かった。(フォーカスの目潰しはリアルで良いのだが、奥義っぽいのも欲しい)


人を選ぶストイックさ
繰り返しにだれてしまうかハマるかというポイントはある。
ショートカットもあるとはいえステージ構成は同じで1ステージに時間がかかるゲームなので、上達感に夢中になって繰り返しなんて気にならないほど楽しんでいる人は問題ないが、何度も同じ序盤を繰り返すうちにだれてしまう人がいるだろうし、上記のような成長でなんとか出来る割合は小さいので人を選ぶゲームではある。


【おまけ】
去年個人的にGOTYにしたリターナルと比べるとあちらの方が好みなのだが素晴らしいタイトルだった。


【点数のざっくりした基準】
10:神ゲー(完成度+独創性)
9:良作の一線を超える(オススメ)
8:良作(安定)
7:少々問題はあるが合格点
6:平凡だが十分遊べる
4~5:低クオリティ、バグ大、コンテンツ少
0~3:残念

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  1. 2022/03/01(火) 21:33:02|
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NEEDY GIRL OVERDOSE

【評価 /10】
8点


【○】
メンタルが不安定な女性ストリーマー育成ゲーム
この世にはいろんな育成ゲームがあるが、ヤンデレ気味な女性ストリーマーをマネジメントして有名にするという入り口のパンチ力が桁違いすぎて発表イベント以降一番注目していたインディーゲーム。

ゲームの登場人物はたったの二人
育成対象である配信者の女の子、超絶最かわてんしちゃん(通称超てんちゃん)本名は雨ちゃんと、その彼ピであるプレイヤーのみ。

ゲームの目標は30日以内に超てんちゃんのチャンネル登録者を100万人達成を目指すという目標なのだが、彼女には「ストレス」「病み度」「好感度」というパラメーターが存在しどれが爆発しても大変なことになってしまう。彼ピであるプレイヤーは、彼女の体調やメンタルをコントロールしながら行動や放送内容を決めて着実に登録者を増やしていく必要がある。

1日の中で朝昼晩の行動を選択するのだが、てんちゃんは夜型なのか配信は夜しか出来ないので、夜配信をしてそのストレスを昼解消していくような流れが基本となっている。配信内容にはゲーム実況や雑談、登録者が大きく伸びるがストレスが大きくかかるエッチな配信や、陰謀論というようなものがあり多彩な内容で見ているだけでも面白い。

100万人達成をするためには連続配信ボーナスというのがゲームの肝になっていて、連日配信を続けるほど登録者の伸び具合に補正がかかるので、要するに出来るだけ休まず配信を続ける必要がある。ゲーム実況など軽い配信をしながらボーナスを重ねてもう限界というところで、エッチな配信や陰謀論など過激な内容で大きく登録者が増える配信をして一気に登録者を伸ばすのがコツになっている。ふざけたゲームに見えてリスクリターンのバランスが絶妙でゲームとしてよくできている。

てんちゃんの回復方法はシンプルに寝る、デートするみたいなもの以外に、セックスする、心の病院に行く、精神安定剤を飲む、配信中にてんちゃんに歯向かうくそリスナーを次々BANしてストレスを軽減などとんでもない選択もあってバリバリ活用していく。もうこんなん面白いに決まってるでしょ?っていう設定になっていて実際思った通りに愉快だったり怖かったりするイベントが多数発生する。


ひと昔前のwinPC画面っぽいUIビジュアルとサウンド 
複数窓開いてyoutube、ツイッター、LINE、ブラウザで5ちゃんを見ているような感じでドット風のビジュアルなのだがよく動くし、ゆっくりやネットミームなどもバリバリ出てきて2ちゃんねる全盛時代のオタクである自分にとっては目と耳であるあるを楽しむことができてよかった。楽曲も素晴らしくずっと遊んでいると曲が頭の中で延々と流れてしまうくらい洗脳されてしまう。


優れたテキストセンス ネタの選び方
てんちゃんの放送は見ていて本気で面白い。リスナー達に返信をする時にアンチへの切り返しは賢すぎて「これはリアルにいてもファンになちゃうわ」って思ってしまう。5ちゃんに乗り込んで書き込みにいったり、ツイッターではてんちゃんとしての本アカと雨ちゃんとして裏アカが存在し、本アカではリスナーの媚びて、裏アカでは彼ピとのイチャイチャなどばれたら洒落にならない書き込みをバリバリしていて「こういうもんなんだろうな・・・」みたいなことが頭によぎりだし、アイドルや有名配信者の孤独感みたいなものが垣間見えて面白かった。(自分は配信者だけど素のままやってるので共感はあまりできなかったけど)遊んだ後になんだかむさしさというか切なさみたいなものを感じるものが多く、記憶に残る作品になった。

凄い数のエンディングがあり繰り返し遊ぶ楽しさがあるのも〇


【×】
会話パターンやリアクションのパターンが単調になる
雨ちゃんとのLINEのやり取りやリアクションの結果があまりステータスに影響せず未読でなければ進んでしまうのでそこにバリエーションが欲しかったのと、遊んでいると雨ちゃんに感情移入してくるので、デートシーンや日常にもっとイベントがあって二人のもっと深いコミュニケーションを描いていく部分も欲しかった。



【点数のざっくりした基準】
10:神ゲー(完成度+独創性)
9:良作の一線を超える
8:良作
7:少々問題はあるが合格ライン
6:平凡だが十分遊べる
4~5:イマイチ
0~3:これはヒドイ

テーマ:ゲーム - ジャンル:ゲーム

  1. 2022/02/18(金) 21:04:48|
  2.  └PCゲーム
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Vampire Survivors

【評価 /10】
10点



【○】
世界で一番有益な300円の使い方
本作はなんと300円。ワンコインゲームというものは世の中に多くあるのだが「3000円払うからもっと遊ばせてくれ!」と思うゲームは数少ない。本作はまさにそれに該当する。

操作は非常にシンプルで「移動のみ」攻撃は自動で発射される
ルールは「制限時間まで生き残ればいい」

そんなシンプルすぎるゲームつまんねーだろと思うだろが、一度始めたら最後よだれを垂らして延々と遊んでしまう

ゲーム画面は見下ろし視点で敵が四方八方から向かってくるのでプレイヤーはキャラクターを移動して攻撃しながら敵を避けてい生き残る。重要なのは敵を倒した時足元に落ちる経験値のクリスタル。これを確保するとルーレットが回ってスキルを獲得し自動攻撃がどんどん強力になって行く。

画面を埋め尽くす敵を焼き尽くすビルドの楽しさと圧倒的無双感
このゲームの中毒性を奥深さのポイントはここで、例えばナイフのスキルを取ると前方にナイフが1本発射されるようになる、その後もう一度ナイフを取ると2本、最終的にマシンガンのように乱射する。他にも自分の注意を回転して攻撃する聖書や、ランダムで敵に雷を落とすスキルなどが多数ありこれらがプレイの中で組み合わさって弾幕シューティングのボスキャラのようになり、画面いっぱいに押し寄せてくる敵を焼き払う気持ちよさは代えがたい快感を与えてくれる。2Dゆえに表現は適当で昔のスパロボみたいに直立不動のキャラの全身からナイフが乱射されたりするわけだが300円だからしょうがない。悪魔城ほにゃほにゃで見たことあるような主人公と敵キャラ達がいっぱい出てくるわけだが300円だがしょうが・・・怒られないといいな。

さらに特定のスキルの組み合わせで強力なスキルに進化する概念もあり、この上位スキルとこの上位スキルを組み合わせたら・・・という悪魔的な想像が実際実現してとんでもないキャラクターになっていく成長感が素晴らしい。これはかの伝説のハクスラゲームディアブロ2にも通ずる成長感の楽しさを簡略して楽しめていく感じに近い。



【×】
1ゲームが長い
ステージのクリア時間が30分なのでどうしても拘束時間が長い。
段々と強くなって行く過程が気持ちいゲームでビルドが完成した無双感を長く味わいたいゲームだけに難しい所。


ボリュームは妥当ゆえに少ない
300円なので文句は言えないが文句が言いたいくらい金を払うのでもっと遊びたい




【点数のざっくりした基準】
10:神ゲー(完成度+独創性)
9:良作の一線を超える
8:良作
7:少々問題はあるが合格ライン
6:平凡だが十分遊べる
4~5:イマイチ
0~3:これはヒドイ

テーマ:ゲーム - ジャンル:ゲーム

  1. 2022/02/16(水) 21:18:25|
  2.  └PCゲーム
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