【評価 /10】
6点
【○】
■世界観
特撮ヒーローを題材にした世界観。
自分だけのヒーロー基地を作ったり
装備が見た目に反映するからダークヒーローにしたりガンタンクみたいにしたり自由自在。
装備の組み合わせでテーマ曲の歌詞が変化するって仕組みもおもしろいアイディア。
■やり込み
ストーリークリアー後。
お金や能力に余裕が出てくると装備を合成して強化したり
人体改造を楽しんだり、
電撃、魔界ウォーズというようなチャレンジダンジョンに潜って
強力なボスと戦ったりと楽しめる要素が多くある。
敵が強くなる事で工夫の必要性が高まってグッとおもしろくなる。
【×】
■半端に感じる部分が多い。面白くなるまでが遅い。
このゲームの基本システムは不思議のダンジョンシリーズに良く似ている。
攻撃1回や移動1歩で行動1カウント。ダンジョンに入るたびにLVが1に戻り、腹減り度もある。
装備は現地調達、死亡すると持ち物は全てロスト。
ダンジョン内に商店があったりモンスター部屋があったりと
不思議のダンジョンを遊んだことがある人はあっさり馴染めると思う。
それにアレンジを加えて死んでもトータルレベルという基本レベルとは別の
ステータス補正が育っていく事で死んでも死んでも少しずつ強くなっていく事と、
アイテムを一部持ち帰る仕組みがあったりカジュアルになっているという感じ。
その他、人体改造という主人公の体に装備をチップとして埋め込んで能力を底上げしたり、
装備の合成などのやり込み要素も充実。
ディスガイアにある敵を投げるなど、マップにもいろんなギミックを入れてオリジナリティを加えている。
まず日本一ゲーに期待する成長ゲーとしての要素で言えば、
トータルレベルを上げていけば強くはなっているけど
レベル上がったことの嬉しさが薄い。
レベルを上げればモンスターを一撃で倒せるようになったりするのはいいんだけど、
「ダメージ表示」が跳ね上がっていくとか、スキルが増えたりとかスキルが育って見た目が派手になるとか
形に見える成長が少ないからだと思う。
今作は技が武器依存で、武器は使ってると速攻で修理が必要になりすぐに使い物にならなくなり使い捨てが基本。
終盤、クリアー後はお金にゆとりが出て合成修理を楽しめるけど
そういうのは序盤から気軽に楽しめた方がいいかなと。
技は腹減り度も消費するため乱射しずらいし、技の発射に予備動作ってのがあって操作がめんどくさい。
そもそも技を使わなきゃ越えられないような状況が少ない。
上記で触れた人体改造って成長要素も仕組みがややこしい割にステータス数値が割り増しっていう感じでイマイチ。
不思議のダンジョンとしても
トータルレベルのおかげでバランスが崩壊しやすく
ローグならではの緊張感とかプレイヤースキルみたいなもんが薄くて
一手を考える楽しさが弱い。大雑把に遊べてしまうので夢中になれない。
大砲で何処かに飛ぶとか、風船で隣のエリアに移動とかいうオリジナルギミックは
めんどくさいだけで大しておもしろくない。
不思議のダンジョンには当たり前のようにある
1ボタンで敵の方を向くっていう仕組みがないのも残念だった。
あと腹減り度が0になった瞬間はアラームするのだが
その後HPを削って行くときに音がなったり光ったりしないので
コロっと死んでしまったりするのも不親切。
不思議のダンジョンは難しいからもうちょっとカジュアルなものが遊びたいって人にはいいだろうし
やり込みダンジョンみたいのがあって成長させたキャラクターの腕試しは存分に出来るし、
装備の合成とかやり込む楽しみはある。そこまで行くとグッとと楽しくなったのだが
楽しくなってくるまでに時間がかかる仕様なのは疑問。
何となく遊べてしまうのだが、個人的には退屈に思える部分が多くてまあまあっていう感想。
もっとやり込むことで楽しみも見つけられたのだろうが、そこまでモチベが上がらない。
【おまけ】
元々やり込み好きじゃないのに
毎度日本一ゲーのデザインやキャラクターに釣られて買ってしまうような人なので、
日本一のゲームが大好きでやり込みも相当やりますよ!って人とは評価が結構異なると思う。
SRPGじゃない新しい方向にチャレンジしたのは偉いと思うので
次回があれば進化を確かめる意味でも買ってみたいと思う。
【点数のざっくりした基準】
10:神ゲー(完成度+独創性)
9:良作の一線を超える
8:良作
7:少々問題はあるが合格点
6:平凡だが十分遊べる
4~5:定価の価値はない (低クオリティ、バグ大、コンテンツ少)
0~3:これはヒドイ
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テーマ:日記・雑記 - ジャンル:ゲーム
- 2010/07/26(月) 21:24:10|
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