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ゲームレビュー ボクラの九龍城

ゲームばっかりやってる人のメモ帳

スプリンターセル コンヴィクション

【評価 /10】
8点
スプリンターセル コンヴィクション 特典 リファレンスガイド付きスプリンターセル コンヴィクション 特典 リファレンスガイド付き
(2010/04/28)
Xbox 360

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【○】
■キャンペーン
シナリオは何処かで見た海外ドラマのようで王道なのだが、
組織に一人で立ち向かう主人公サムフィッシャーがとにかくかっこいい!
最強のスパイになって敵を蹂躙していく快感が味わえる。

ステージが往復だったり使いまわしじゃなく
潜入、暗殺、追跡様々なシチュエーションでボリューミーに用意されており
キャンペーンは大満足の内容だった。
一本道ではなく、失敗を繰り返しながらルートを探すと様々な発見があり、
ノーアラートクリアを目指していろんな攻略法を想像し実行するのが楽しい。


■演出
次の目的、爆破のカウントダウン、ムービー等を
ゲーム中の壁にライトで照らす演出がかっこいい。
システムっぽくなく、ゲームにうまく溶け込んでる。

ラスト・ノウン・ポジションもとても良かった。
敵が最後にプレイヤーを視認した場所が幻影になって残るというもの。
その場所を見に来たり警戒する敵を想像して次の戦略を立てるというシステム。

敵を複数マーキングして一斉に頭を撃ちぬく時のスローモーションの表現。
近接格闘で相手を一撃で殺す時のアクションも多彩で繰り返しても気持ちよい。

チュートリアルの段階から優れたセンスが感じられた。


■戦略性
基本的にノーアラートで目標だけを達成するのが理想。
敵と正面きって戦うと他のFPSと違ってあっさり殺されてしまうので
正面突破がやりずらい。

敵に見つかっていない状態であればヘッドショットも容易で、
敵をRBで複数マークしてYを一回押すだけで一気に殺す仕組みも存在しており
潜入、暗殺が推奨されたつくりになっているという事。

潜入も一本道をただ隠れながら進むだけではつまらないのだが、
潜入ルートや身を潜める場所は無数にあり、
プレイヤーの発想や発見によって攻略法は様々。

プレイヤーの発想を助けるのはマップの中にある無数の攻略ルート以外に
主人公が持つガジェット。
窓の隙間から内部を覗くスネークカム、
投げた場所から当たりを見渡せるスティッキーカメラ
リモートボム、センサーボムなどガジェットも多彩。

正面きって皆殺しにするにしてもあらかじめトラップを貼っておいて
銃撃で呼びつけ一網打尽というプレイも可能。

このゲームで一番好きだったのは
自分で安全エリアを作っていく事。

敵も馬鹿じゃない、一人が殺されると集まってくるし、
一度警戒モードに入ると人が通りそうなルートを狙って構えた状態になってしまう。
そうなるとある程度戦い排除するしかなくなるのだが、
主人公にとって一番優位なのは強い武器を持つことより、
自分の現在地が敵に見つからない事がもっとも重要になっている。

明かりを少しずつ破壊していき周辺を暗闇にして
ドンドン自分の安全エリアを作っていくのがとても有効。
このゲームでは暗闇に入ると画面が白黒になり、
その状態は敵からかなり見えにくい状態にあるという事。
闇を作ってそこに敵を誘い込み狩るという流れはとても楽しかった。

古いゲームにありがちな一度見るかると
敵が理不尽な超性能で、何処までも追ってくるのではなく、
アラート状態でも物影に身を隠して相手の視界から外れれば
完璧に見失うのはすごくリアルだった。

もちろん敵はその後、めぼしい場所を凝視したり、
掃討してくるので相手の動きに合わせて対応をしていく。

MGSのような特別な世界観、茶目っ気はないのだが、
潜入ゲームというジャンルに関してはスプリンターセルのほうが
リアリティが高くゲーム性豊富で操作性も良く優れている点が多い。


■ローカライズ
豪華声優でばっちり吹き替えられ、追加で字幕も出せる。
素晴らしいクオリティ。
音声テストに若本さんを豪華に使っていたりサービス精神旺盛。


■協力
おまけモードではなくこちらにもしっかりシナリオがあり、ステージもオリジナル。
シナリオはキャンペーンモードと繋がっている。
それ以外に殲滅、ノーアラート潜入、対戦等のモードがあり、
敵の配置など微妙に変化するためより高いスコアを目指したり、
難易度を変更して何度か楽しむ事が出来ると思う。

協力モードは2人まで、
一人がマークしてもう片方が撃てる角度に移動して撃つ、
敵二人をタイミングを合わせて同時に撃つなどco-opならではの楽しさがある。
一番楽しいのは友達とどうやって潜入しよう、あそこからこういって、お前はあいつを倒して
なんて友達と戦略を話し合って、実行していく事。
潜入ゲームなのでどちらかのドジでばれてしまったり思わぬ珍プレー好プレーも発生して
友達とボイスチャットをしながらのプレイがおもしろい。


【×】
■対戦
タイマンでお互いを狙いつつ、マップにいるNPCを倒してスコアを競うというもの。
これは普通に6vs6くらいで殺し合いでもしたほうが数倍おもしろかったのでは?と。


■いくつか
・暗いときにモノクロになる表現
 正直見づらい何か別の方法はなかったもんかと。

・イベントスキップがない

・リアルゆえ
 見張りの動きが不規則で、天誅なんかに比べるとリアルゆえのテンポの悪さを感じる。

■オリジナリティ
このゲーム特別のものもいくつかあるのだが、
遊び方が他のステルスゲームから大幅に進化しているかといえばそうではない気がする。
隠れて殺す、隠れてすり抜ける。
攻略方法が示されないだけに、同じことを繰り返しているようにも感じる。

天誅で出し尽くされたアイディアを形を変えて出しているようなオリジナリティの薄さを感じた。
凄く丁寧に作られいて満足のクオリティなのだが、
もっと抜けたアイディアや気持ちよさみたいなものが欲しい。


【おまけ】
ステルス系のゲームでは最高峰と言っても過言じゃないと思う。
かぎりなく9に近い8点
対戦がもっとよければ9点だったし、
天誅とか今までのステルス系から抜けたオリジナリティがあればもっと上も。


【点数のざっくりした基準】
10:神ゲー(完成度+独創性)
9:良作の一線を超える
8:良作
7:少々問題はあるが合格点
6:平凡だが十分遊べる
4~5:定価の価値はない (低クオリティ、バグ大、コンテンツ少)
0~3:これはヒドイ


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テーマ:Xbox360 - ジャンル:ゲーム

  1. 2010/05/07(金) 22:11:33|
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