【評価 /10】
6点
【○】
■シナリオ、キャラクター
東京を舞台に不思議な力を持つ学生達の物語。この辺は恒例の世界観。
九龍はキャラクターの色物率がかなり高かったが
今作は王道の個性を持つキャラクターが多く初代魔人に近づいた感じ。
目新しさはないが、キャラクターの個性付けがしっかりしていて愛着がわいた。
キャラクター作りはシリーズの血統をしっかり受け継いでいる。
シナリオは説明不足だったり、大きな目標がいまいちグっとこなかったりして
モヤモヤしたのだが、シリーズ恒例の感情入力をして
個性的なキャラクター達とコミュニケーションをとりながら
物語を進めていくのは楽しめた。
■戦闘
基本は九龍妖魔学園の戦闘システム。
3Dマップで限られた行動力の中で地形や距離を見ながら移動、攻撃をして
連続して敵を倒すと行動力が伸び、うまく立ち回れば一気に敵を壊滅させる事もできるし
下手に動けば一気に畳み掛けられて即死してしまう。
それ+今作入った「花札」システムがある。(正式名称わかんね)
主人公は冒険の中でいくつもの花札を手に入れる
花札はマップに配置する事で、設置範囲にダメージ床を作ったり
指定方角に敵を一定距離弾き飛ばしたり様々な効果を持っている。
似たものをいえばプレステで発売した「刻命館」「影牢」のようなイメージで
設置した場所に敵を誘い込む罠ゲー的な要素。
上記例に出した敵をはじき飛ばすというものがあるが
もちろん弾き飛ばした先にダメージ床を設置すればコンボが発生する。
プレイヤーは戦略次第で直接手を下さずに敵を葬る事も可能となっている。
たくさんの敵に囲まれた時にこの花札や行動力をうまく使って立ち回るのは楽しい。
ただ問題もあって、
まず遠距離武器で敵の部位を狙うと大ダメージってのがとても有効でよく使うのだが、
遠距離武器を構えてアナログスティックで敵の部位を狙って攻撃をする仕組みで、
大体10発前後発射してやっと敵が死ぬ感じで
一発毎に敵がのけぞりモーションをしてしまうので
毎回姿勢が戻って発射、姿勢が戻って発射という繰り返しが長くてだるい。
これはちょっと間抜けかなーと。もっとエフェクトも派手にして弱点突いてるんだから
コロっと死ぬか、弱点突いてやったぞ!って強く思える演出が欲しかった。
【×】
■不親切山盛り
説明書読まないとわかんないような要素が
いろいろあったんで箇条書き。
どう面白いんだよ進めていくんだよってくらいは
すぐに伝わるように作るべきかなと。
・インターフェース
×を押さないと広域マップに行くっていうのが伝わりづらい。
ペルソナなんかは一度最大を見せて中に入っていく表現がある。
ひどいなって思ったのはドロップアイテムの回収方法。
敵を倒した後、セーブポイントへ行って、
「セーブ&ロード」って書いてある場所を一度選んだ後に、
左右キーを押すと回収っていう項目が選べてアイテムを回収出来る。
わかりにくさもあるし拾い忘れたらパーだし、これはないでしょ。
何の嫌がらせなのかなと。
・レベルアップ
表現が弱すぎていつのまにか3あがってるような感じ。
成績表に言ってステータスを振るって仕組みも伝わりづらい。
今までにない仕組みを入れたからこそしっかり説明して欲しい。
成長感もイマイチ。
・操作性
会話の選択肢は話を進めるボタンとは別にしないと事故る。
ボタン配置がイマイチ。特にL押しながら移動方向でスライドってやつ。
・自由行動
いけるポイントを回ってアイテムを漁れるのだが、
何に使うのかわからないようなアイテムをゴロゴロ手に入れて
全然嬉しくない。
・クエスト
ミッションに書かれた場所で俳句に書いてある行動を想像して実行し
正解すれば達成というものや、討伐など。
最初のクエストからもう何をやって欲しいのか全然わからなかった。
あんな依頼人いねーだろと。
一回コツがわかればそこそこ出来るのだが、
大しておもしろくもない謎解きばかり。
おもしろさより面倒さが上回ってるかな。
これはいくらなんでもユーザーに投げすぎかなと。
・花札を手に入れるテンポ
符を使って戦うとこうおもしろい、強力だよって流れがユーザー任せ。
カードが手に入るテンポも特に考えられていないのかなと。
最初単純なダメージから、進行をさえぎるものがきて~とかいう設計が温いので
いきなり色物っぽいカードがいくつか手に入ってどう使っていいかわからない。
理解しづらいかなと。もっと親切に教えりゃいいのに。
・武器
えんぴつや竹とんぼが武器っていうのがピンと来なかった。
【おまけ】
魔人学園シリーズが大好きで、
九龍妖魔も攻略サイト作るほどハマってかなり楽しんだのだが、
このゲームは正直イマイチ。
転生学園みたいな偽者級ではないにしろ
不親切さが凄かったのが大きい。
最初の掴みの悪さはハンパないのだが慣れてくると楽しめる。
【点数のざっくりした基準】
10:神ゲー(完成度+独創性)
9:良作の一線を超える
8:良作
7:少々問題はあるが合格点
6:平凡だが十分遊べる
4~5:定価の価値はない (低クオリティ、バグ大、コンテンツ少)
0~3:これはヒドイ
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テーマ:日記・雑記 - ジャンル:ゲーム
- 2010/06/17(木) 23:28:51|
- ├PSP
-
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| コメント:2
荒らし止めて下さいね^^^^^
東京亀頭師をまず僕に郵送して下さい。プレイしてみます。あとリンゴと肉つめてくれ
- 2010/06/18(金) 10:11:46 |
- URL |
- fei #-
- [ 編集]
ボクは東京鬼祓師より、東京亀頭師の方が気になります!
え~
我々クラスも、そういう年代になってきたので、そろそろその辺についてのレビューもお願い致します。
- 2010/06/18(金) 03:22:43 |
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- ぶるぅ #-
- [ 編集]