【評価 /10】
6点
【○】
■世界観、キャラクター
舞台は第二次大戦中のヨーロッパ。
実在する戦車、重火器を武器に戦うSRPG。
ただの史実ものではなく、ファンタジーテイストたっぷりで、
吸血鬼など闇の眷属率いるナチスの秘密部隊と、
それに対抗する主人公属する異能者部隊の戦い。
第2次大戦の流れを大筋追いながらIFの展開を描いている。
戦車や重火器の飛び交う中、火炎魔法で戦車をぶっ飛ばしたり
ロケットランチャーでスケルトン部隊を粉々にしたりと
おもしろい世界観になっている。
シナリオはシリアスでクオリティも高くキャラクターも魅力的。
ヴァンヘルシングやジャックザリパーなど有名人?も登場する。
豪華声優がガンガン喋ってくれるのも大きなポイント。
■戦闘システム
戦場のヴァルキュリアにそっくりな戦闘システム。
ちなみにこちらの方が発売は先。
プレイはこちらが後になってしまったのだが驚いた。
時期が近いので開発期間を考えるとパクリパクラレってのはわからないが…
最大の魅力はカバーシステム。
援護射撃に設定して待機させると近辺で攻撃した仲間に援護してくれたり
アンブッシュに設定すると、射程内で移動した敵に自動攻撃を加える。
敵や仲間の配置を考えながら戦略をたてていくのがおもしろい。
この辺はヴァルキュリアにも存在し自動発生になっていた。
何も考えずに突っ込むと一瞬であの世生きのゲームで、
ちょっとしたミスで一気に追い詰められてしまったりするのだが、
現地で敵から回復アイテムや武器、弾薬などを奪いながら戦う事で
苦境を乗り切る事が多く。そのへんもおもしろい仕組み。
ヴァルキュリアに比べて遮蔽物を使って敵の攻撃をかわすような部分が弱めだし、
中盤以降は大技の打ち合い、回復アイテムのがぶ飲みになり大雑把なゲームになっていく。
正直ヴァルキュリアの方が完成度は高いのだが、この戦闘システムはおもしろい。
【×】
■インターフェース、親切性
この辺は最低のレベル。
・チュートリアルが下手
ルール説明が下手で最初よく分からない。
・リトライが不親切
シビアなゲームなのにコンテニューセーブが存在せず、
死亡するとが作戦前の会話からでスキップ不可の早送り限定。
1回の戦闘は1時間くらいかかるのはざらなのでよっぽど暇じゃないと遊びづらい。
・自動ロックオン
トリガーを引くと近辺の敵を自動でタゲってくれるのだが、
命中率0の完全に攻撃不能の敵も優先度も何もなく全員選択してしまうので鬱陶しい。
・カメラ
見づらい、どっちの方角を向いているのかわからなくなる。
・インターフェース全般
わかる範囲だけど英語使い過ぎ
アイテムを1個ずつしか買えない
アイテムボックスがすぐいっぱいになって整理が必要
アイテムの入れ替えでスクロール長すぎ
毎回手持ちアイテムを入れ変えるゲームなんだから予約機能とか入れろよ
新しくマップとかアイテム入ったらNEW!とか演出入れろ
いつもあるべきコマンドの場所に違うコマンドがある。
(間違えて変身押してしまう)
このインターフェースを作ったやつは本当にうんk野郎。ちゃんとテストプレイしよう。
■バランス
上記で言ったけど、
中盤以降大技と薬ガブ飲みゲーになってバランスはいただけない。
【おまけ】
文句もいっぱいあるのだが、
ミリタリーとファンタジーを混ぜた世界観は大好きだしキャラクターも良かった。
親切さに欠け遊びづらいのと、特にインターフェース周りはへぼすぎるので
ぜひその辺の改善した新作が出る事に期待。インターフェースだけは違う人がやってください(笑)
【点数のざっくりした基準】
10:神ゲー(完成度+独創性)
9:良作の一線を超える
8:良作
7:少々問題はあるが合格点
6:平凡だが十分遊べる
4~5:定価の価値はない (低クオリティ、バグ大、コンテンツ少)
0~3:これはヒドイ
テーマ:日記・雑記 - ジャンル:ゲーム
- 2010/10/11(月) 21:06:52|
- ├XBOX360
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0