【評価 /10】
5点
【○】
■インターフェース
普通のRPGで△ボタン、Yボタン、スタートボタンを押すと
インベントリ、マップ、オプションやらが収納されてるメニュー画面が出ると思うのだが、
スタートボタンを押すと「聖なる間」って場所にワープして
武器の間にいくと自分が持っている武器が飾ってあったり、
地図の模型に触るとマップが開いてワープ先を選ぶことができたりする。
メニューをビジュアル化しているおもしろい試み。
使い込んだ時に不満が出るかなーって思ったんだけど、
そんなに問題なくおもしろい試みで成功している。
■吹き替え
かなりのテキスト量あるのにフルボイス。
フェイブル恒例のヘンテコな台詞を詩人のように読み上げる味のあるセリフが楽しめた。
■世界観、キャラクター
2が1のコピペみたいだったのと違って
メインシナリオは完全オリジナルで王様を体験できるって面白い内容になっている。
クエストも専用のステージに飛ばしたりと内容の濃いものが多かった。
このゲームは戦闘がただ気持ちいいだけでダメなのでお話とか世界観を楽しむのがメインかなと。
すべてのNPCと交流が持てるのは前作同様なのだが、
こいつに好かれているからなんなの?って感じで
個人的にはさほどおもしろさに落ちてない気がして興味がない所なのだが、
今回王様になって世界に大きな変化を与える重要な判断をしたり、
その結果が各地のビジュアルさえ変化させるほど大きな影響を与えられるのはちょっと面白かった。
【×】
■快適なRPGとして割り切り…すぎ
フィールドを長々と歩かせるのを強要するのではなくマップからのワープが可能。
クエストもマップに全て表示されているので探し回る手間が少ない。
ちなみにフィールドを歩くとしても道に光るパンクズが出るのでメインルートで迷う事はない。
一緒にいる犬が宝箱をかぎ当てて連れていってくれたりもする。
これは良い部分も多数あるのだが…遊びやすい反面、
正直過保護すぎて遊びの醍醐味すら失い「やらされてる感」が強すぎる。
■戦闘がぬるい
戦闘のバランスがぬるくて回復なんかほとんど使う必要もなく銃撃ってりゃ間違いないのも残念。
魔法で広範囲をなぎ払う気持ちよさみたいなものはあるが、
プレイヤースキル上昇による駆け引きや、成長による強くなってる感みたいなものは弱い。
一番強いスキルなり武器なりを連打してりゃ余裕で勝てる。
モンスターのパターンは相変わらず乏しい上動きも大して変化がない。成長もテンポが悪すぎる。
戦闘、成長はほんとおまけって感じ。
成長する事で武器の見た目が変わるのは評価できるが、遊びの変化は全然ダメ。
今回HPやダメージなどを全部隠しているのだがそれも成長感を薄れさせている原因のひとつ。
■バグ
フリーズ、処理落ち、バグがてんこ盛り。
co-op中に画面がかたまるなんてしょっちゅう起こるし、パンクズが消えたり
護送しているNPCがめり込んでうごかなくなったりバグも山盛りにある。
メインイベント中にノームを見つけても撃てなかったり、
メインシナリオ中にテキストアイテムを触ると重複したりとかゆい所もいっぱいある。
■co-op
2よりはマシ。だがいろいろ問題も多い。
今回キャンペーンを二人で遊べるようになったのはありがたい事なのだが、
お話ゲーなのでテキストやムービー長いし頻繁なので何もしない待っている時間が長く、
シナリオを二人で追うってのが初見のペアじゃなきゃしんどい。
上記に書いた通り戦闘バランスがぬるすぎるので2人がかりになるとよりいっそう大雑把になる。
二人がかりじゃなきゃ越えられないよねって試練もほとんどない。
DLCに差があると一緒に遊べないとか、近づかないとエリチェン出来ないとかかゆい所も多い。
友達にアイテムが渡せるよとか、ソロプレイ中にフレンドの行動やスコアがゲーム内に表示されたりと
いくつか試みがあるが、どれもイマイチ。
■バイト
鍛冶、詩人、パイ職人いろいろあるが、
全部同じボタンをタイミングで押すゲーム。適当すぎ。
特に詩人は音ゲーなのに音楽になってない。ただコードをかき鳴らしているだけ。
■遊びが薄口
どの遊びも薄味で中毒性みたいなもんがない。
住人と仲良くなったらほめられるだけ、嫌われたら怖がられるだけ
王政も政治の決断はするが全員プレイするとただ借金を王様個人が背負ってしこしこ稼ぐだけ
なんつーか遊びも変化も短絡的だし、こうなったら笑える、驚くってのが全然ない。
殺人したら家族が暗殺しにくるとか、賞金稼ぎに狙われるとか
金持ちになったら危ない宗教が勧誘しにくるとか、そういうもう一歩踏み込んだネタが欲しいっていうかね
全体的に嫌われたくないのか発想が優等生すぎる。
はじけっぷりが足りないというか不謹慎さが足りないというか…
無実の人間を殺してきたやつを許すのが善人ですよとか
善悪が単純に分けられすぎてるのも個人的には好きじゃない。
最後も民衆から嫌われる政策をすれば楽にグッドエンドが迎えられて、
善人に徹すると大半を自腹の不動産収入で国の借金を賄う謎の糞設定もいかがなものかなと。
まあ一番の問題はRPGとして基本の部分、
成長、戦闘、冒険する楽しさみたいなものが薄っぺらい所だけどね。
【おまけ】
2で薄々感づいてはいたが、
この辺がピーターモリニュー&ライオンヘッドの限界なのかも?
フェイブルシリーズを遊ぶのはこれが最後になりそう。
【点数のざっくりした基準】
10:神ゲー(完成度+独創性)
9:良作の一線を超える
8:良作
7:少々問題はあるが合格点
6:平凡だが十分遊べる
4~5:定価の価値はない (低クオリティ、バグ大、コンテンツ少)
0~3:これはヒドイ
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テーマ:日記・雑記 - ジャンル:ゲーム
- 2010/11/18(木) 21:24:22|
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