【評価 /10】
3点
【○】
■迷わない
メインシナリオの行先やクエストの発生地点など
すべてマップに表示されるので無駄にうろつく必要がない。
■たっぷりミニゲーム
最早当たり前という感じだが
大量の寄り道が用意されている。
【×】
■爽快感を失ったストレスだらけの戦闘
・エイム、カメラのストレス
敵に攻撃する方法は大きくは3つある。
1)バイオハザードみたいに体の位置を敵側に調整して当てるノーエイム。
カメラが固定なので敵が見えてない状態に撃つって事になりがちで
非常に狙いづらい場面が多くイライラする。
マップが狭い場所だったりカメラの設定が悪かったりストレスを感じるポイントが多い。
2)R1押して正面を向きながら移動可能なモード。これがもっとも汎用性が高い。
敵のほうに体を向けるという手順は必須だが、
一度向いてしまえばあとはR1を押しながら銃の発射ボタンを連打するだけで
銃口が向いている場所から1メートルくらい横にずれた敵にも弾が当たる。
お手軽に無双できるって機能なのだが演出的にみると、
狙ってもない敵の部位が吹っ飛んだり死んでいくのは爽快感としてはイマイチ。
とはいえ、これがないとどうしようもないゲームになっていた。
3)R2押して照準エイムモード
照準を操作するTPSらしいエイムになる。
最初のレベルアップで近くに敵がいる状態でこのモードを使うと
ヘッドショット位置にオートエイムするスキルがあり
手軽にヘッドショットを決められる仕組みは良いのだが、
ストレスの一番の要因は背中側に来た敵への対処。
オートエイムは近い敵に自動照準なのだが、
大体180度くらいが限度っぽく背中側をカバーできない。
きわどい角度にいる敵を狙おうと思ってオートエイムを使うと
まったく関係ない場所にオートエイムが入ってゾンビに攻撃されイライラって事がよくある。
・ヒートスナイプ
今までのシリーズで超技的な存在で
アクションの中で手軽に撃てて爽快感が大きかったヒートアクションの代わりに導入された要素。
同様に戦闘でゲージを貯めて発射するのだが、これの場合は
そのへんのガスボンベを狙ったり鉄骨を狙ったりして発生させるので
条件がある分、そもそも発動するタイミングが難しいし、
撃ってもボンベのかなり近くじゃないと当たらないとか当てづらくて手軽で気持ち良いってのから遠ざかってる。
総じてとにかくもっさり
昨今様々なシューターゲームが出ているのだが、昔のバイオに退化してどうすんのって感じ。
終始、走ったり回避して一回距離をとり、振り返り、敵を1方向に集めてそこから乱射ってのを繰り返す
バイオハザードの弾無限版みたいのが基本の戦いになっちゃう。
爽快なバトル!が売りだったシリーズだけにここは頑張ってほしかった。
オートエイムがイマイチなのも大きいと思う。
俺が関心してた龍が如くの戦闘の良さって正面の敵を殴っててもコンボの途中で後ろ入れると
最後の蹴りは後ろの敵にやってくれたり
手軽に360度から襲い来る敵をなぎ倒す爽快感が魅力だと思ってるんだけど
このゲームはそういった点に意識が回っておらず残念な出来栄え。
■不親切
今作は不親切な部分が多々あり
本当に遊んでみたの?と聞きたくなっちゃうような不満がいっぱいあった。
・街と隔離エリアの移動
今回はキャバクラなどが楽しめる安全圏と、戦闘エリアがゲームの大半の時間別れている。
戦闘エリアは完全なバトルフィールドで延々とゾンビが襲ってくるのだが、
この安全圏と隔離エリアの行き来が非常に面倒。
特に最初の秋山の章がひどくて、安全圏と隔離エリアの間をつなぐゾンビがパンパンにいる地下道を
通らないとたどり着かない。ゾンビを全部無視しても5分程度はかかる。
クエストの大半はまとめて処理できないし、
かなりの回数ただの移動で行き来をする事になって非常にストレスだった。
その後のキャラクターでも大なり小なりこの行き来のめんどくささがありやる気が削がれた。
連続クエストはその場で自動受託して進行するとかもうちょい工夫の余地はあると思う。
・ロード
ロードが長い。多い。
・インベントリがすぐいっぱいになる
今回成長要素のアイディアが全然でなかったのか
インベントリの拡張がレベルアップでアンロックになっている。
このゲームは武器の改造に素材がいったり弾が必要だったりするため
すぐにインベントリがいっぱいになって取捨選択性の薄いどうでもいいアイテムを整理するという
全然おもしろくないマイナス行為を最初から何度もやらなきゃいけない。
・セーブのタイミング
上記の構成で、戦闘エリアではセーブができない。
セーブをするタイミングが自由ではなく遊びづらいと感じた。
・クエスト条件
一人じゃないと発生しない、進行しないクエストってのが結構あるのだが
まったく表記がないため隔離エリアにやっとこ着いてだめでしたなんてのが起こる
その場で帰るて良くない?
・ムービーが飛ばせない。
ボス戦で死んだ場合にコンテニューした後ムービーがはさむと
毎回見ないといけない。6/23修正。 スタートボタン長押しで可能とコメントで教えてもらいました。
ただ多くのゲームがスタート押してからスキップを選択で飛ばせるのに
わざわざ形を変えて普通に遊んで気づきづらい時点で×
・ショップUI
糞すぎる。
レスポンス悪いし購入、改造の1アクションの度にUIトップに戻る。
■シナリオ
せっかくこんなぶっ飛んだ設定にしたのに
お話はとっても普通であくびが出るような内容。
もっとサプライズが欲しい。
真島の兄さんや郷田龍二が使えるのは遊ぶ前まで結構食いついていたのだが
戦闘手段に対して差がなかったり専用クエストがしょぼい内容で移動ばっかりしてるような
非常に地味な内容ばかりでがっかりした。
■成長
レベルが上がるとスキルポイントがもらえて好きなスキルをアンロックするという
従来の仕組み。従来と違うのは成長テーブル全キャラ共通で引き継ぎな点。
ようはまったく個性がない。
4の4人の主人公全員がまったく違う成長テーブルを持っていて贅沢に作っていたのから比較すると
ものすごい減退を感じる。
敵から素材を拾って武器を強化するという仕組みがあるのだが、
素材が落ちづらいし強化のレシピも少な目で成長テンポが乏しいのと、
成長させてもダメージが変わる程度で遊びの拡張がないのががっかり。
■相棒
好きなNPCを連れて行って一緒に戦ってくれる仕組み。成長もする。
攻めろ、守れなんて命令もできるのだがとにかく邪魔
すぐにゾンビにたかられて助けてーと叫んでいる状態になる。
そこそこ育てても邪魔なままだったし、クエストを消化しているときに
相棒がいると進行しませんなんて間抜けな条件があって
連れて行くのが億劫になってしまう死に要素だった。
【おまけ】
なんとか遊べるのだが、個人的にはかなりの駄作。
シリーズ安心のクオリティが大幅に崩れてる落胆が大きいので点数も厳しくつけた。
爽快感の薄いストレス戦闘、ゲームを遊んだとは思えない不親切性、糞シナリオ。
過去の龍シリーズで評価していた3点が壊滅している。
本当に龍が如くチームが作ったの?と聞きたくなるほど。
クロヒョウの出来もいまいちだったし、新作を買う時は少し様子を見ようかな。
地震の影響で発売が遅れ、がんばろう!日本パッケージってカバーをつけたり
がんばろう日本シールとか封入してたりするのだが、
こんなもん詰めこんでる暇があったらおまえらが頑張って良いゲームにしてくれよって感じ。
【点数のざっくりした基準】
10:神ゲー(完成度+独創性)
9:良作の一線を超える
8:良作
7:少々問題はあるが合格点
6:平凡だが十分遊べる
4~5:定価の価値はない (低クオリティ、バグ大、コンテンツ少)
0~3:これはヒドイ
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テーマ:日記・雑記 - ジャンル:ゲーム
- 2011/06/16(木) 22:51:40|
- ├PlayStation 3
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