【評価 /10】
5点
【○】
■アクションシステム
どうせジルオールの世界観で作った無双なんでしょ?という先入観で
遊んでみたのだが、ただ大量に襲いくる敵を薙ぎ払ってるだけのアクションではなく
特徴的なゲームシステムがあり楽しめた。
1)弱点を突く
このゲームは属性の存在感が強く、ボスバトルでは敵が攻撃したあとリングが出現し、
リングが消える2~3秒の間に弱点属性で攻撃することでラッシュをくらわすという仕組みがある。
ただ何も考えているだけではダメで、こういう弱点を探してルールがわかれば一方的に攻撃できるって
仕組みは良いと思う。
ただ問題に感じるのは「弱点攻撃しかダメ」というバランス
こうしてしまうと単調になってしまい2連続で同じ敵が出た時に
またさっきの作業すんのかよとなってしまう。
ゴッドオブウォーなどは撃破のテンポを速くすることでうまく誤魔化してる。
相当モンスターのパターンがいれば緩和するけど、それほど多いわけでもなく弱点に感じやすい。
2)地形を利用した攻撃
唐草に火をつけて敵に転がしたり、柱を破壊して敵の上に倒したり
水辺に誘い込んで氷の魔法で周辺の敵を凍結させたりと
効果を広げるステージオブジェクトのアイディアはおもしろいと感じた。
これを見て思ったのは、例えば地形攻撃を利用すると普段より経験値が美味いとか
ボーナス的な要素を入れても良かったかも。
3)個性的な3キャラ
アレウスは安定した物理攻撃のコンボと火と氷の魔法を使う。
ダグザはもろい壁を一瞬で殴り壊したり、ステージにある柱を持ち上げ武器として使うことが出来る。
セレーネは俊敏な攻撃と2段ジャンプで空中の敵を攻撃したり、他のキャラでは届かない場所へ移動できる。
そんな3キャラを戦況に合わせてプレイヤーが操作し有利に戦う。
結構いい仕組みなので○に書いたが、正確に言えば△で惜しい感じ。
何度も何度もやってると作業っぽく感じやすいのが大きな弱点だった。
■ランダムな装備
ショップや宝箱を開けるたびに商品内容のクオリティや付与されている能力が異なる
ランダムの収集要素がある。
ユニーク装備を集めるなどのRPG的要素もおもしろい。
【×】
■成長テンポ
いくらなんでもスキルの成長段階が距離ありすぎ
その上成長感が薄い。ここまで間隔あけるなら1段階によっぽどの変化を与えないとダメかなと。
■パターン
もうちょいMOBやステージ効果などパターンが欲しかった。
■カメラ
狭い場所や壁が近づくと周りが見えなくなる。
■モーション
味方キャラクターの攻撃モーションは無双クラスの残念な感じ。
問題はボスキャラで機械的なターゲットで高速で振り返って攻撃をしてきたりと
理不尽な状況を作りがち。
■宝箱
宝箱を開けるときに近づいて×を押すのだが判定が厳しくてイライラする。
殴って開けるでも良いと思う。
【おまけ】
ジルオール無双かな?なんて思っていたが
ジルオールのようにフリーシナリオってわけでもないし
無双のようにバタバタ敵を倒す爽快感は薄め。
両社とも別のものとしてそこそこ楽しめる凡作。
【点数のざっくりした基準】
10:神ゲー(完成度+独創性)
9:良作の一線を超える
8:良作
7:少々問題はあるが合格点
6:平凡だが十分遊べる
4~5:定価の価値はない (低クオリティ、バグ大、コンテンツ少)
0~3:これはヒドイ
↓を押して頂けると微妙にやる気が出ます。
テーマ:日記・雑記 - ジャンル:ゲーム
- 2011/08/18(木) 20:50:14|
- ├PlayStation 3
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