【評価 /10】
4点
【○】
■グラフィック、演出
漫画を意識したビジュアルで個性があり良い感じ。
モーションも非常に良くワンピースに登場する数々の必殺技を上手に再現している。
戦闘の演出面は素晴らしい、爽快感につながっている。
【×】
■無双じゃない 不親切なカジュアルアクションゲーム
注文したものと違うのが出てきた気分。
たくさんの敵を薙ぎ払う無双っぽいステージもあるのだが、
メインシナリオのほとんどはタイミングよくボタンを押して高速移動したり
爆弾をエイムして壁に投げて道を開いたり
ステージのギミックを謎解きして道を開拓するような遊び、
普通の3Dアクションゲームの色が強い。
しかもライト層向けを意識したのか
バランスや演出が簡単操作と爽快感に振っていて
ものすごく単調極まりない遊びをさせられるのが辛い。
簡単っていうのは操作の話で、超不親切設計のおかげで
次どこにいったらいいのかわからなくなり
マップをグルグル無駄に歩き回ったり迷ったりってのに陥りやすい。
ジャンプする場所で角度がちょっとまがってるだけで落ちてやり直しになるのもアホらしい。
無双の中に別の遊びを組み込む事で抑揚をつけようとかってレベルじゃなく
余分な遊びの比率が凄く多い上に面倒で辛い。
つまらない移動パートを長々やってボス戦はタイマン。
無双でタイマンをするといかほどつまらないかはファンなら知っていると思うけど
なので、ある程度ダメージを与えると今更のQTE(指示通りにボタンを押せるとムービー演出)
に頼りまくっていて古臭いミニゲームが始まる。
しかも3連続QTEとかで1個でもミスると最初からやり直しで
演出もまったく同じものを見る。いつのゲームだよ。
無双をやりたくて買った人にとっては肩透かし。
■カメラ固定
ボスと戦う場合にカメラがボスに固定されるのでアイテムボックスを開けたりするのが非常に困難。
たまに途中のエリアのボスにカメラが固定してしまって移動が困難になるバグまがいの事も起こる。
■途中保存
これ無双シリーズ大半そうだけど
作ってるやつ誰か異を唱えないのかと言いたい。
マップの途中にセーブポイントがあって手動でセーブをする。
アクションゲームなのにメニューに潜って途中セーブって…
■ボリューム
使えるキャラがかなり少ない。メインシナリオが進むたびに1つずつ技が増えることでカバーしているが
遊びとしてそれほど差がないので新キャラ追加をカットするとかなり達成感と
ゲームを進行していく中で新しい遊びが追加される新鮮味が減ってしまう。
ステージに出てくる中ボスもダイヤモンドジョズの見た目をいじったようなやつばかりで
専用の中ボスキャラがほとんど出てこなくて寂しい。
シナリオもはしょりまくっていて原作の忠実さってのは期待できない。
オリジナリティも薄く安っぽい。
アナザーログというco-op可能な無双モードもマップもギミックも少ないので単調ですぐ飽きる。
■登場演出
ボスキャラが出てくるたびにイベントムービーが発生してスキップしなければいけない。
1ステージ中に4~5回スキップしなければいけない事も当たり前。
テストプレイを疑うほどの馬鹿仕様。
【点数のざっくりした基準】
10:神ゲー(完成度+独創性)
9:良作の一線を超える
8:良作
7:少々問題はあるが合格点
6:平凡だが十分遊べる
4~5:定価の価値はない (低クオリティ、バグ大、コンテンツ少)
0~3:これはヒドイ
テーマ:日記・雑記 - ジャンル:ゲーム
- 2012/03/15(木) 21:57:19|
- ├PlayStation 3
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