【評価 /10】
6点
【○】
■緊張感のある冒険
非常に良いビジュアルの広大なマップには様々なイベントやマップが配置されていて
興味本位で手を出したらあっさりと全滅してしまうような危険なイベントがガンガンおいてある。
最近の多くのゲームのような丁寧さとか綺麗なレベルデザインの才能をまったく感じない
難しいと理不尽をはき違えているひどい粗さが目立つのだが、
マゾな俺は何度も死にながら自分に手が届くクエストを探して達成し
キャラクターを強くして少しずつゲームを進めていく歯ごたえ、開拓の楽しみがある。
戦闘は基本カジュアルアクションで雑魚戦は大半固めのサンドバックを薙ぎ払っていれば勝てる。
ほどほどのやり応え。ボス戦はモンハンのような感じで敵の攻撃を見てうまく立ち回って弱点を突く必要がある。
掴むってアクションが中々特徴敵で、ゴブリンを羽交い絞めにして仲間に斬らせたり
敵が多すぎるときは崖下に放り投げて減らしたり、
掴むアクションを使って巨大な敵にしがみつき弱点によじ登って攻撃なんてのも出来る。
ちょっとしたエッセンスなんだけど遊びが多彩になってた。
モンスターの動きも見た目も非常に良かった。
■ポーン
このゲームの最大の特徴。
プレイヤーは自分で操作するメインキャラクターと、
常にお付きとなるNPCのメインポーン。
他2体他人のポーンを借りての4人パーティーとなる。
ネットワーク上でレベル、職業、スキルなどで検索をかけて
数百~数千と出てくる他プレイヤーのポーンを探したり
フレンドのポーンなどを自由に借りることが出来る。
逆に自分のメインポーンも常にサーバー上にいて他人に借りられ、
使ってもらうとポイントがもらえてそれを装備やアイテムに交換したり
自分より強いレベルのポーンを借りるのに使える。
他人のポーンは戦闘でレベルが上がることはなく
自分のレベルが上がったら定期的に他のポーンに交換した方が良い仕組みになっているので
数多くのポーンと出会いを別れを繰り返す。
他プレイヤーが各々作ったキャラクターなので見た目や育て方に個性があっておもしろい。
別れるときはアイテムをプレゼントにつけたり評価をつけることが可能。
お気に入り登録してまた呼び出すなど、手軽にコミュニケーションや仲良くなる紐付も充実している。
他プレイヤーのポーンが
街の中やオープンワールドをウロウロしてたりするのもおもしろい演出だった。
■キャラメイク
非常に細かいキャラメイクが可能。
他人のポーンが街を歩いていたりするので
この点は大きい。
【×】
■移動・昼夜の概念
スカイリムやゼノブレイドのようなオープンワールドのゲームなのだが、
他の作品には当たり前のようにあるFT(ファストトラベル)や
ルーラのようなワープ機能がないためひたすら走り移動をする羽目になる。
宿屋に帰らないと体力が回復しない、報告は街にいく必要がある等々
故意に行ったり来たりさせる仕組みになっているのにワープがないため
プレイの3分の1以上は移動していると言っても過言ではない。
これが最大最高の苦痛。
ちなみにゲーム内マネー2万出せば首都にワープ出来るのだが
お金の価値から考えて後半まで使うことはないのでかなりの長時間移動することになる。
マップを見て欲しいとかリアリティでも出したいのか知らんが
馬とか馬車とか小さいお金で移動してくれるタクシー機能とか
なんらか救いがあっても良いかと。
あと時間の概念があるのに待機で時間を飛ばす機能がないのも鬱陶しい。
この手のオープンワールドゲームに
ファストトラベルとか時間を進める機能とかあると思うのだが
なぜあれが存在するのかってのを良く考えて欲しかった。
テストプレイをちゃんとすればいれるべきだってなりそうなもんだが・・・
■セーブ
セーブが1つしかできず勝手にオートセーブしまくるので
失敗したら二度と取れませんって任務をあっさりとり逃してしまったりする。
■戦闘の不満
戦闘面で不満なのはパーティーの連携がオートすぎる事。
属性の優劣がかなり重要なので仲間との連携が非常に重要なのだが、
自分が何も言わなくても敵の弱点を攻撃してくれるので
快適すぎてイマイチパーティーバトルをしているような感覚はない。
結局一人で大暴れして死んでいる仲間を蘇生してるくらい。
■親切性
クエストや進行周りのサポートが薄い。あまりに投げっぱなしだと理不尽になってしまう。
あと、スキルの習得がそのジョブに転職しないとできない。
転職すると装備が全部はげて毎回1部位ずつ装備しなおす手間があるとか
それによってポーンの配信にすげー手間が生まれてるとか
頻繁な重量管理とか
他いろいろの快適性、親切性全体的にひどい。
スカイリムとかゼノブレイドとかオープンワールドのゲームはいろいろあるので
ドグマに似たゲームを真剣に遊んで真摯に受け止め、良い点は踏襲したほうがいいかと。
■シナリオがオマケレベル、クエストが貧弱
バイオウェアみたいな1クエストがドラマばりなんての反対
シナリオ、演出、クエストの遊びとしてのミッションすべてがひどい。全体的に超薄味。
クエストはしょうもないお使いばかりで遊びに変化がない大半移動して同じモンスター倒してる。
特別なボスが出てくるなんてのもほとんどない。
当然特別なストーリーも展開するってのもごく一部。
ここまでオマケならなくてもいいからco-opにして欲しい。
■ポーンのAI
GO、HELP、COME程度の指示が出来るのだが、
ほとんど言うことを聞いている感じがしない。
■字幕
このゲームは仲間NPCのセリフが飛び交うゲームなのだが、
字幕が乱立して非常に読みづらい。
同じセリフを何度も繰り返ししゃべってしまう仕組み自体にも問題があって
それを吹き替えかしたら間抜け度が数段上がる可能性もある。
アクションしながら読むってのが当たり前だけど困難なので出来れば吹き替えが良い。
【おまけ】
ポーン周りのアイディアとか、戦闘部分に確かなおもしろさもあって
概ね嫌いじゃないのだが、とにかく移動だけは何とかして欲しかった。
【点数のざっくりした基準】
10:神ゲー(完成度+独創性)
9:良作の一線を超える
8:良作
7:少々問題はあるが合格点
6:平凡だが十分遊べる
4~5:定価の価値はない (低クオリティ、バグ大、コンテンツ少)
0~3:これはヒドイ
テーマ:日記・雑記 - ジャンル:ゲーム
- 2012/06/08(金) 10:25:26|
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