【評価 /10】
8点
【○】
■新しい移動感
オープンワールドで重力を無視して自由に移動できる。
90度の壁に張り付いてみる街の景色はおもしろい体験。
重力のルールを自分でコントロールする感覚。
このゲームで一番楽しく、個性だったのはこの部分。
高い建物のてっぺんでも壁面でも、今いる地面の裏側でも
行きたいと思った場所に簡単にスイーッと行ける。
この後どのオープンワールドをやっても移動を面倒に感じかねないくらいの快適さ。
主人公が飛んでいるときのモーションもスーパーマンのような誇張表現ではなく
本当に落ちているような引っ張られているような個性的かつ多彩で良かった。
オープンワールドの中に成長要素の経験値となる石がそこらじゅうに配置されていて
それをとりながら街をうろうろしているだけで楽しかった。
■コミックタッチのビジュアル
イベントシーンはコミックのようになっていて
ゲーム中のグラフィックもそれに近い形になっている。
世界観も引き立ち特徴的で良かった。
■携帯機でここまでのゲーム
というのが一番かも。
非常に綺麗なグラフィック。
巨大なオープンワールドで読み込みを感じる事はまったくない。
VITAって凄いねって思わせてくれるゲーム。
■目的地ガイド
マップで行き先を決めておくとガイドアイコンが出るので迷わない。
【×】
■遊びは地味め
大きくは戦闘
□連打のコンボ攻撃&回避
浮遊からのキック、定期的に撃てる必殺技だけで最初から最後まで戦う。
基礎は悪くないのだが実際やってみるとまどろっこしくて単調。
特に浮遊からの攻撃が基本ライダーキックのように照準を定めて飛び込むのだが
狙いづらく少しでもずれてるとあらぬ方に行きやっと当てても一発で倒せない。
この辺にレッドデッドにあるようなオートエイムっぽい仕掛けがあったり
ロックオンがあったりもう一歩の後押しで快適性が大分変わったかもしれない。
めんどくさくて逃げて必殺逃げて必殺の戦いになりがちな気がする。
あとは荷物運びだったりタイムアタックだったりと
遊びの幅が狭かったのも残念だった。
■もう少し作り込んで欲しかった箱庭
大枠としては素晴らしい出来なのだが
人々の生活感だったり、サブクエによる世界観の底上げだったり、イベントだったり
もう少し遊びが仕込めたのかなと。
空虚な世界の空気にあっているともいうがもう一歩箱庭に魂が入っていないような印象だった。
■シナリオ
キャラクターや世界観はすごく良かったのだが、
シナリオとしてはもう一歩な感じ。
盛り上げに欠ける最後も巻き気味だった。
【おまけ】
概ね良作だが、どこも一味足りないという感じ。
PS3ではこの評価はつかない。VITAだからこそプラスアルファ。
【点数のざっくりした基準】
10:神ゲー(完成度+独創性)
9:良作の一線を超える
8:良作
7:少々問題はあるが合格点
6:平凡だが十分遊べる
4~5:定価の価値はない (低クオリティ、バグ大、コンテンツ少)
0~3:これはヒドイ
テーマ:日記・雑記 - ジャンル:ゲーム
- 2012/09/27(木) 21:18:31|
- ├PSvita
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0