【評価 /10】
4点
XBOX版をプレイ
【○】
■贅沢なボリューム
今作はバイオ2でレオン編、クレア編と別れていたように
4編に別れていて、全てクリアーすることでシナリオが完成するという作り。
この手のやつは使い回しを乱用したり、
10時間くらいのキャンペーンをただ分割しましたってのが多いが
それぞれ固有のステージ、武器、モンスターが豊富で贅沢なボリュームになっている。
マーセナーリーズや他プレイヤーのシナリオにモンスターで参加するエージェントハントなどの
繰り返し遊べるモードもある。
■オンラインのおもしろい仕掛け
基本co-opは2人プレイなのだが、クリス編でやってるとジェイク編と交差する場面があったりして
その時は他のプレイヤーパーティーとマッチングして4人co-opになるとか、
上記に少し書いたが、クリーチャーになって他人のキャンペーンに紛れ込んで戦える
エージェントハントなど中々おもしろい仕掛けだった。
発想はダークソウルに近いのだがそれほど強い面白みになってないのは勿体ない。
【×】
■QTE・理不尽死
今回最大の悪。
本作はQTEが凄まじい数乱用されているのだが、
問題は、これによって頻繁にゲームオーバーを味わう事。
まず難易度。
それなりに数多くゲームをやっている方だがそれらに比べて要求される難易度が高い。
すぐにXボタンを押せ!と言われた時の要求も所見かなりの確率で失敗するような要求速度だし、
ボタン連打、レバー回転両方結構本気でやらないと失敗になってゲームオーバ-してしまうため
コントローラーを壊さんばかりの勢いでガチャガチャ頻繁にやらなきゃいけない。
失敗するとこのゲームは中断の区切りがでかいのでかなり戻ってしまう。
納得のいかない失敗というか、理不尽に感じる場面が本当に多く
このゲームをやってて気持ちいい楽しいより圧倒的にイライラしている事が多かった。
おかげで2周目なんてとんでもない。一回やったら二度とやりたくないと感じた。
QTEが来るっていう予見の共通サインを入れるとか、
難易度に合わせてもう少し調整するだけでもそこそこ違いは出たと思う。
QTEではない場面でもほぼ初見しなないとどうしていいかわからない、
やばいのは死んでも何していいのかさっぱりわからないってのも結構あった。
完全な部外者に定期的に遊んでもらうようなテストをしないとダメだと思う。
■新しさ
オンラインのキャンペーン介入のしかけはダークソウルの基本は似ているがおもしろい仕掛け
その点以外の大部分。
全体的に新しさはなく、バイオの個性はかなり薄まってしまっていて、
撃ちまくり&巨大ボスのようなイベントばかりのゲームになっていて、
比較対象がギアーズオブウォーなどになってきているように感じて、
そうなると操作や遊びはかなり見劣りする。
洋ゲーにかぶれまくってるならゴッドオブウォーのQTE演出とかもう少し勉強して欲しい。
■モンスターを倒していておもしろくない
バイオハザードは終始モンスターをバンバン撃ってるゲームなのだが、
モンスター全般倒し方が大雑把。倒し方みたいなもんが薄い。
どの武器使って、何処撃ってもなんとかなる。
殴りも大雑把さに拍車をかけてる。
弱点を突いた!という感触や手ごたえの演出も薄味。
ゾンビの頭を撃ち抜いたらスパーン!といい音がなって大きくよろけてボコボコに出来るとか、
ボスも効いてるのか効いてないのかよくわからないことが多かった。
そういう細かい点が一番繰り返すのですごく大事で、これ結構な致命傷だと思う。
あと格闘を頻繁に使うのだが、判定が厳しくてカメラを頭に入れて良い位置にいないと頭を踏まなかったり
やってて面倒でストレスを感じる部分が多く感じた。
■スキル
成長要素のようなものだが、
まず経験値が物凄く溜まりづらい&覚えても効果を感じにくいパッシブ能力。
リべレーションや前作のような武器が手に入るとか改造できるに比べるとかなり劣って感じる。
■UI
キャラクターで変わる。お得感などなくややこしい。
ボスでQTEをしなきゃいけない場面で何の表示もでない。
2人で開けるドアなどでNPCが来れない状態ってのがわからない。
ポーズがない
UIが悪くサブ武器(手りゅう弾)が物凄く使いにくい
ムービーを飛ばせないものが多い。
■シナリオ
一番の購買目的であるシリーズで続いてきたシナリオ。
「バイオファン」の俺としても、ピアーズかっこいいと思っても
今後バイオのシナリオが気になる、見て行きたいとは全く思わなかったのも残念。
【おまけ】
決して遊べない内容ではない。
いろんな洋ゲーを遊んでいる身としては
今回のバイオは海外のゲームの劣化版にしか見えない。
個人的にはバイオにco-opを求めてないので、
もっとオリジナリティにこだわって
謎解きとホラーをメインにした元のバイオに近づけて欲しい。
3DSのリべレーションはいい具合だったんだけどね。
【点数のざっくりした基準】
10:神ゲー(完成度+独創性)
9:良作の一線を超える
8:良作
7:少々問題はあるが合格点
6:平凡だが十分遊べる
4~5:定価の価値はない (低クオリティ、バグ大、コンテンツ少)
0~3:これはヒドイ
テーマ:日記・雑記 - ジャンル:ゲーム
- 2012/10/18(木) 21:22:53|
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