【評価 /10】
7点
【○】
■世界観 ビジュアル
産業革命時のイギリスに蒸気で動きそうなロボや魔法を加えた
スチームパンクの世界観で雰囲気はとても良い感じ。
マップやキャラクターからもビシビシ感じられてよく作り込まれていた
キャラクターのビジュアルが、リアルとコミックの中間くらいで
個性的で魅力があり好みだった。チームフォートレスよりは少しリアル寄りかな。
■マップ
結局このゲームって何よ?っていうと
天誅、メタルギア、スプリンターセルといった類のステルスゲームベースに、
バイオショックのような魔法スキルを加えた感じ。
ステルスゲーってのはようはいかにしてマップをクリアーするかってのがお楽しみポイントだが
マップの作りは良く出来ていた。
潜入ルートは複数あり、正当なルートも複数あるが、
ショートワープや生き物に憑りつくスキルなんてのも使って
自分のプレイヤースキルで強引に潜入したような感覚や発見を味わえるようなルートもあり遊びが豊富。
配置されている衛兵もルートが一つではなく上手く合流するように行動してたり、
生きてるっぽく日常会話を交わしたりとおもしろい。
マップには、メインミッション、サブミッション、トレジャーアイテムなど
遊びがたくさん仕掛けてあってこだわりもなくふらふら攻略すれば発見せずに終わってしまうのだが
良く練り歩いてみるとたくさんの遊びが発見出来、さらに自分でどうするか選択することで
報酬や結末が変化するような仕掛けも多くある。
皆殺しプレイをやってみたり、サブクエストもアイテムも全部回収するプレイをやってみたり
一切見つからない完璧なステルスプレイを狙ってみたりと
いろんなパターンの遊びがつまっている。
プレイヤーが遊び方を縛る事でこのゲームはスルメのように楽しむ事が出来るベースはしっかりある。
え?普通に遊んじゃダメなの?っていう所は×の部分に書きます。
【×】
■バランス
このゲームの最大の残念ポイントは主人公が恐ろしく強い事。
主人公が使うツールとスキルがあまりに凶悪すぎて
戦闘もステルスも力押しで淡々とクリアー出来てしまう。
戦闘は見つかるとチャンバラになり仲間も大量に呼ばれてピンチなのだが、
鉄砲を撃てば一瞬で相手を倒せる上、弾も大量に所持可能でその辺でもすぐ手に入る。
リロードも早い。皆殺しは容易。
最悪敵の人数が多すぎてもショートワープで
ちょっと逃げれば敵は見失ってくれるのでほとぼり冷めたら簡単に処理できる。
ひっそり敵を狩っていくステルスプレイも、ショートワープで一瞬で真後ろに登場してアサシンキル出来るし
遠くから麻痺矢を撃って超お手軽に眠らせることもできる上その弾数も豊富に持ちこめる。
極めつけは時間を止める事が出来る。これはもう笑ってしまうレベルで
バトルマンガで時間を止めるっていうとラスボス級なのだが
このゲームでは序盤で非常にお手軽に修得が可能。
敵が銃弾をぶっ放しても時間を止めれば弾を悠々とかわし相手の喉笛を一発で掻き切れる。
見つかりたくない時はあっち振り向いた瞬間に時間を止めてダッシュですり抜ければ良いのだ。
スキルもツールもアイディアはどれも面白いと思うのだが
このスキルを全力で使っても受けとめてくる難易度が望まれる所かなと。
自分で制約を設けて遊べば恐ろしく歯ごたえのあるゲームとして楽しめるので
封印プレイをすればガラっと変わる。だがまあそれは本来のバランスとは言えないので…
■オートセーブの区切りがざっくり
簡単に言うと信用できない。
ちょっと前に戻る時もあれば大幅に戻って辞めたくなる時もある。
もうちょいよくテストプレイして欲しい。
■善悪プレイの表現方法
このゲームは相手を殺さずに、善のプレイをすれば評価が高く
プレイスタイルにそった結末も準備されている。
で、あればマスエフェクトのように
スキルツリーをまず殺さずプレイツリー、殺しを楽しむツリーと分けたり
好みがあるけど、選択肢に善悪のちょっとした表現を加えてもいいんじゃないかなーと。
【おまけ】
世の評判はあまりよろしくないみたいだけど本的には好き。
粗い作りとか、斬新さとか、ゲームの完成度としては勿体ない惜しいなーっていう感想。
2が出たら買います。
発売当初はフリーズがひどかったようだけどパッチ後なのか自分は被害を受けずにすみました。
【点数のざっくりした基準】
10:神ゲー(完成度+独創性)
9:良作の一線を超える
8:良作
7:少々問題はあるが合格点
6:平凡だが十分遊べる
4~5:定価の価値はない (低クオリティ、バグ大、コンテンツ少)
0~3:これはヒドイ
テーマ:日記・雑記 - ジャンル:ゲーム
- 2013/01/17(木) 21:23:32|
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