ゲームレビュー ボクラの九龍城

ゲームばっかりやってる人のメモ帳

BioShock Infinite (バイオショック インフィニット)

【評価 /10】
7点




【○】
■エリザベスの演出
今作は一人孤独に深海を冒険するホラーとは対極で、かわいい女の子と一緒に進んでいく。
一緒に冒険している感、エリザベスが空気にならないための工夫が良く作られていて
道中ゲームを止めずにたくさんの雑談をしてくれるとか
カギのかかったドアを開けてくれるなんて役割もあるのだが
一番は探索や戦闘中そのへんに置いてある弾や回復アイテムなどを
適切なタイミングで発見して投げてくれる仕掛けがとても良い。
プレイヤーのアイテムが減ると声をかけられボタンで任意のタイミングで応じると
スローモーションになり彼女がフォーカスされ、アイテムを投げてくれる。
彼女の全身がうつる絵、投げてからキャッチするテンポ、気持ちいいキャッチ音も含め、
演出が非常に良い。特別印象に残る仕掛けだった。


■アートワーク
前作1,2の暗い海の底に沈む深海都市ラプチャーとは一転。
美しい空と雲、オールディーズのテーマパークのような建物群と軽快な音楽、日の光降り注ぐ天空都市が舞台に。
もし天国が存在するならこんな場所なんだろうとさえ思ってしまうような明るい場所で、過去作とは対極。
2のレビューで1とまるで変化がないと書いたのだが、これだけ逆に振り切ったのはおもしろい。
相変わらず細部までこだわったマップやオブジェの数々は凄い。


■吹き替え
クオリティが高い。
張り紙なども多くのものがカーソルを合わせると訳が出てくる。




【×】
■刺激の薄いバランス レベルデザイン
ノーマルでプレイすると、終盤は歯ごたえがあるのだが基本的に温い。
ノンストレスだが刺激の薄い戦闘が大半を占めている。
最初に言っておくが基本的には楽しく遊べるレベルで、糞つまらないというようなレベルではない。
個人的には期待が多きすぎてガッカリしてしまった。

サクサク遊べるという点は評価出来るのだが、
様々な武器やスキルがあるのに一部のスキルでゴリ押し出来てしまうし、
武器もどれを選んでも大抵なんとかなる。
弾の管理もほとんど必要なく山ほど拾えるので工夫があまり必要ない。

初代を個人的に絶賛している理由のひとつはまず遊びの解放テンポが絶妙だった点。
新しいスキルが出てそれの利用法を把握させレベルアップさせ
次のエリアで更に新しいスキル、前エリアのスキルの応用。繰り返しというように
与え方と刺激の提供が美しくデザインされていた。

今作はビガーという魔法スキルが8つあり、
敵を引き寄せるとか浮かすとか痺れて動けなくするとか様々あるのだが
どの敵にも万能で使えるスキルが多くこの局面ではこれ!という遊びを
もう少しちゃんと作ったほうが良かったと思う。
乱暴なぶっ放しでガンガン進行出来ちゃうので上手く何かを決めたぜ!という感覚があまりない。
例えば前作のような水辺に敵を集めて電撃で一網打尽なんてマップを使った遊びも存在はするが薄まっている。
敵のパターンとマップのギミック含めてバトル周りはアイディアが乏しいというより
並べ方やバランス、デザインが悪いように感じた。
適当に遊べるという自由を手に入れた代わりに工夫や知恵を使うの遊びが落ちている。

成長要素も過去作同様あるのだが温い=成長要素の存在感も弱い。
どうでもいいようなパッシブスキルがボリュームだけ増えて存在感を弱めている。
特にスカイラインから攻撃するとかどうでもいいスキルを装備するわけもないので
どんどんスキルが乗っかっていくか、もうちょい装備枠を増やしてもいいような。

過去作にあった「ビッグダディ」という自分で挑戦のタイミングを選択出来る目標を失ったのも結構でかい。
弾も溜めこんだし、成長もした、今ならいける!という挑戦がバイオショックの強い魅力だったと思う。
今回は中ボスは出てくるもののあれほどの刺激になってない。


■シナリオとマップ
前作は、数々の謎を漂わせ冒険しながら少しずつ明らかになるシナリオ。
狂人達の悲鳴が聞こえる海底都市で一人ぼっちで攻略していくドキドキ感、
ビックダディ、リトルシスターという不気味で恐怖の存在
あらゆる点で魅力的な空間だったラプチャー。

今回はビジュアルが綺麗で個性的だが慣れてくると
似たような景色が続いてゲームが進むと天空都市であるという個性も感じなくなっていく。

シナリオも悪くはないのだが少々わかりづらい表現が多くあれこれ考察する楽しさはあるものの
それは初代も同じで布石の置き方も理解のさせかたももっとわかりやすかったので、
もう少し見せ方を工夫できる気がする。

天空都市に張り巡らされたレールをフックで高速移動できるって遊びもあるのだが
ただの移動手段で特別な気持ち良さや遊びには達してないもの勿体ない。

細かい点で気になったのは、
敵が天空都市に住む一般人や警察などが大半でいくらこっちに銃を向けて撃ってくるとはいえ
女性も交じっていたりして主人公が平和な街に訪れた殺戮者になっており
シチュエーション的に殺すのが胸糞悪く感じてしまった。
過去作の狂人や化け物を倒すような気持ち良さは得られなかった。

あとそのへんの机や、鍵のかかった金庫から物を盗むのはOKなのに持ち主が近くにいると
泥棒判定になり襲われるとかなんだかなーという部分は存在意味がないような。



【おまけ】
概ねクオリティは高いのだが、個人的に期待は下回った感じ。
知り合いがハードでプレイしたら戦闘がかなり楽しくなったという話を聞いたので
最初からハードでやってみるといいらしい。ひとまずレビューはノーマルで遊んだ場合で書きました。

とにかくサクサク快適だが記憶にあまり残らない。
強い刺激、個性的な遊びがなかったのは残念だった。

Bioshock Infinite(バイオショック インフィニット)Bioshock Infinite(バイオショック インフィニット)
(2013/04/25)
PlayStation 3

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(2013/04/25)
Xbox 360

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【点数のざっくりした基準】
10:神ゲー(完成度+独創性)
9:良作の一線を超える
8:良作
7:少々問題はあるが合格点
6:平凡だが十分遊べる
4~5:定価の価値はない (低クオリティ、バグ大、コンテンツ少)
0~3:これはヒドイ

テーマ:日記・雑記 - ジャンル:ゲーム

  1. 2013/05/16(木) 21:30:33|
  2.  ├XBOX360
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