ゲームレビュー ボクラの九龍城

ゲームばっかりやってる人のメモ帳

OUTLAST

【評価 /10】
8点


【○】
■一級の恐怖
ホラーは映画もゲームも大好きなジャンル。

近年のホラーゲームは怖さの割合が少なくアクションの割合強めで
「バイオ6」「デッドスペース3」などアクション9、ホラー1くらいの割合で
主人公の戦闘能力が高すぎて、怖いどころか
「お化け!はよ出てこい!頭吹っ飛ばしてやる!」
という感じになってしまっていた。

このOUTLASTもどうせ大した事ないだろうと
ホラー映画を見るときのいつものスタイルで
カーテンを閉めて、電気を消して、イヤホンを付けてプレイを始めたのだが…
心臓がおかしくなりそうだったので、カーテンを開け、音を下げ、休憩を挟む事で
なんとか最後までプレイ出来た。

この圧倒的な恐怖を作り出しているのはいくつか理由があると思うのだが
ホラー映画をただ見るのとは違う、プレイヤーが操作するからこそ感じる恐怖を
様々なシステムや優れた演出の数々で構築しナイトメア級の肝試しツアーを実現している。

まず基本となるグラフィック、サウンド、カメラ演出が素晴らしい。
ホラーを熟知したような演出と間。
ハイエンドのグラフィックで作られた恐怖の病院はものすごい臨場感で
何が襲ってくるのかどこが動くのかというのがまったく見当もつかない。
光と闇の表現が本当に上手で一歩一歩進むだけでも常に不安を感じる。

とにかくプレイヤーに安心感を与えない恐怖のシチュエーションが素晴らしい。
設定をざっくり言うと、主人公のジャーナリストが異変の起こった精神病院に
ハンディカム一つ持って調査取材にいくという内容。

さーて真夜中の精神病院に行くとして
どうなったら怖い?とみんなで会議して

・とにかく暗い。頼みの綱のライトもすぐ切れる不安がある
・襲ってくるかこないかわかんないめっちゃ怖い患者がずっとこっち見てる
・マジキチの患者が奇声をあげながら徘徊してる
・地図が手元にない
・肉片がその辺に転がってる
・ついさっき銃火器を持って入ってきた兵隊が全員血祭り
・さらに主人公は丸腰、一切攻撃手段なし逃げ惑うのみ
・敵の位置は一切表示されない、真っ暗な中覗いてなんとなく探す
・もし見つかったら、常に走ってないと追いつかれるくらいの速度で追ってくる

etc・・・・・企画会議で
「これ以上ないくらい最悪な状況をみんなでまず言ってみてよ!」
って言って出てきた案を全て取り入れたあとにゲームになるようにに調整したという感じ。

上記に書いたが、
本作の主人公は重火器も護身程度に使える戦場カメラマンのようなタイプとは違って
スーパー博愛主義で一切攻撃手段を持たないへたれでありながら、
マシンガンを持ったスーパーアーミーですら裸足で逃げ出す館を探索していく。
しかも、館は大半が真っ暗闇でそこをハンディカムについているナイトビジョンで
視界をとって進んでいかなければいけない。
ハンディカムは「一体どこ製だよ!!」と切れたくなるようなとんでもない燃費の悪さで
一本の電池を1~2分で消耗してしまう。
ナイトビジョンですら暗くて怖いのにそれも節約しなければいけないという絶望的状況なのだ。

とにかく常に「不安」
暗い、襲われたら全速力で追ってきて逃げるのも大変、隠れるしかない。
館にいる連中はどいつが襲ってきてどいつが襲ってこないのかわからない
さっき襲ってこなくても次会ったら襲ってくるかもしれない
「不安」をたくさん積み重ねており、それが余裕を一切排除し恐怖を引き立たせている。
ホラーという点では100点でした。



【×】
■遊びとしてはもう一歩
武器があるゲームは武器が増える事で遊びに変化が起こり刺激が増えていくものだが
このゲームはその点が足りない。

目的が決まる→敵に見つからないように移動→見つかったら逃げて潜伏
リトライしながら上記が成立するようにマップ内を探索してのトライ&エラーの繰り返しとなり
個人的には少し単調だったし、プレイヤーが逃げる以外に手段がないことに
イライラを感じてしまう方向に意識が傾いてしまうのがマイナスだった。

相手を殺せないとしても何かしらの道具でを使って足止めでき、その手段が徐々に増えていく
マップを熟知、相手の特性を熟知することで煙にまく手段が複数ある戦略性が高まるというような遊びで
もう少し広げて欲しかったかなと。

ロッカーを見るたびにここは襲ってくるやつが出るんだねってわかってしまうのもマイナス。


■クリーチャーのデザイン
敵キャラ、クリーチャーデザインは正直イマイチだった。
ビジュアルや行動、発言、目的すべてが単調でmob感が強い。
ここまで作ったんだからモンスターは存在するだけで震え上がるようなやつにして欲しかったなあと。




【おまけ】
PS4での発売が予定されているゲーム。

怖い物をハンディカムで覗かなきゃいけない、どいつが襲ってくるかわからない、
信じられないくらい暗いというあたりからホラーゲームの名作「零」がよぎった。
シナリオやシチュエーションから総合的には零の方が好みだかこれも恐怖という点では匹敵するレベルだった。
怖い思いをしたいという1点に関しては大満足。良作ホラーゲームでした。



【点数のざっくりした基準】
10:神ゲー(完成度+独創性)
9:良作の一線を超える
8:良作
7:少々問題はあるが合格点
6:平凡だが十分遊べる
4~5:定価の価値はない (低クオリティ、バグ大、コンテンツ少)
0~3:これはヒドイ

テーマ:日記・雑記 - ジャンル:ゲーム

  1. 2014/01/23(木) 21:21:14|
  2.  └PCゲーム
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