【評価 /10】
6点
【○】
■良くも悪くもそのまま
初代「刻命館」の発売からファンでずっとシリーズを買ってます。
初代は18年前、最後に出たPS2の影牢2が9年前というのだから時間の経過が恐ろしい。
今作を遊んで感じた大きな感想は「変わってねー!」でした。
時間が止まってるかと思うくらい変わってない。
進化という点は全然なくてグラフィックがちょっと良くなったくらい。
それも賞賛するようなレベルでもない。
むしろモーションとか演出とか緩い感じがまた懐かしさを感じる点とも言える。
一番大事な残虐だけど笑えるトラップコンボの楽しさはそのまま
自分でコンボを作り出す楽しさ、敵に罠がヒットした時のカメラ演出や
敵の何とも言えない叫び声など「影牢をやってる!」としっかり感じる
レベルデザイン、独特の空気感や演出などバッチリ。細かい所で、この罠はここまで飛びますよという目安も所詮目安で罠の入り方とか
コンボのつなぎ方で変わる当りとかの不安定感な粗さもムカツクより影牢の懐かしい魅力を再現してた。
今回の作品に新しさを求めている人には全くおすすめしないけど
「久しぶりにあの懐かしい影牢を遊びたい!」という人にはオススメ出来るゲーム。
■ミッション
本編だけでは罠がアンロックせず、お題をこなすミッションをやる必要があるのだが、
本編は適当プレイでクリアー出来る分こちらは謎解きっぽいくなっていて
100ミッションもあるのでやり応えがある。
【×】
■シナリオ
刻命館も影牢初代もちゃんとしたシナリオがあって
主人公の追い詰められた状況で自分の命のために悪魔の技に手を染めて戦うしかないとか、
入ってくるターゲットの設定なんかももっと良く出来てたし、
シナリオ分岐とか記憶に残るレベルで作られていたのだが…今作は本当にひどい。
キャラクター性が弱く、どっかで拾ってきたようなありきたりなやつばかりで個性が薄く
掘り下げもないのでまったく魅力がないまま進行、シナリオはないに等しい。
良くも悪くも変わってないと言ったが明らかに悪い点の一つはシナリオ。
■セーブポイントが大まかすぎる
チャプターごとにセーブできるのだがチャプターの中でも3部構成とかになっていて
非常に間隔が長い。「お願い」というミッションのようなものを達成するために必死で頑張る人は
相当な時間を取られるのだが、その辺を考慮して作られていない。不親切。
■クロスクエスト
自分でミッションを作ってネットに投稿、他人のもダウンロードして遊べるという
出来いかんではずっと遊べそうな素晴らしい仕掛けだが
テンプレートの縛りが強すぎて全然自由に作れない。このレベルなら不要。
■挑戦がない
時間が止まっていると書いたが個人的にはもう少し挑戦をして欲しかった。
この影牢のようなトラップゲームはオークマストダイやDDなど有名どころが浮かぶのだが、
影牢にはトラップコンボというたしかな魅力があってそこは勝っている。
他のゲームから別の遊び方とか、遊び心地の部分に新しい風を吹かせて欲しかったかな。
罠もステージギミックも過去の使い回しがほとんどだし影牢の魅力を延ばせてない。守りに入りすぎ。
【点数のざっくりした基準】
10:神ゲー(完成度+独創性)
9:良作の一線を超える
8:良作
7:少々問題はあるが合格点
6:平凡だが十分遊べる
4~5:定価の価値はない (低クオリティ、バグ大、コンテンツ少)
0~3:これはヒドイ
テーマ:日記・雑記 - ジャンル:ゲーム
- 2014/03/06(木) 21:26:19|
- ├PlayStation 3
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