【評価 /10】
8点
【○】
■歯ごたえはありつつも遊びやすくなったダークソウル
遊びやすくなった。個人的にはそう思っている。
だからと言ってヌルゲーになったという話ではない。死にながら敵の動きやギミックを把握して
プレイヤースキルを高めていくことで徐々に攻略していく感覚、
初見のマップをドキドキ、イライラしながら攻略する楽しさ、
壁を越えた時の達成感の大きさはそのままにある。
過去作との違いは、
1)ゲームのむずかしさを緩和するギミックやアイテムなどが
マップに多く隠されていてそれをしっかり見つけると攻略が簡単になるようになっている。安易にヌルゲーにしない事の選択をしており、チュートリアルのようなもので親切に渡すのではなく
探索をしっかりする事でゲームを有利に進めるアイテムが手に入るようになっている。
凶悪なボスステージもマップを良く探索する事で難易度を大きく下げる事が出来たりする。
探索が重要となるため他プレイヤーが地面に残してくれるメッセージの重要度を上げ
ダークソウルらしい、目の前にはいないけど繋がっていて一緒に攻略している楽しさを伸ばすデザイン。
2)理不尽さが減少大体解決方法があるものが多く「理不尽」と言えるものはかなり減らしている方向にしていた。
3)メリットだらけの協力プレイをガンガンやれる他人の世界に行く協力プレイが「肉体」があっても利用可能なので、
前半から協力プレイを積極的にすればノーリスクであっという間にソウルが貯まって
好きな装備もレベルアップもガンガンできて楽になる。
(サイン石の入手がわかりづらいのだけは隠さなくてよくない?と思うけど)
サイン石にも時間制限が導入されたことによって回転率も上がり使い勝手が良くなっている。
この辺から今作は遊びやすくなった、手厚くなったなと思った。
それでも個人的にはやり応えのある難易度だったし、
他プレイヤーとメッセージでアドバイスし合う楽しさも伸びていたし
概ね良い出来で、期待通りで夢中で楽しめた。
■特定のフレンドと遊べる
一期一会を開発者が押しているのでこれは今作も諦めるポイントかな?と思ったのだが、
「名を刻む指輪」を装備して総ソウル量を調整すれば(10万以内だと思う)
簡単に友達と遊ぶことができる。
ただし、指輪で選ぶ神=チャンネルを相手に伝える手段がないと面倒。
skypeなりLINEなりメールなりで連絡を取る必要はある。
特定の友達と遊びたいと思っていた自分としては満足。
■探索と育成
ダークソウルはやはり探索が楽しい。マップを探索して、様々な装備を見つけ
それを強化して自分好みのキャラクターを作り上げる楽しさはボリュームアップしている。
(ただバグがあって一部方向性が産廃しているのだが…)
今回はかなり武器が増え、専用モーションが豊富。
【×】
■心に残るシチュエーション。敵。マップ。演出。アイディア不足
物凄くダメという話ではない。過去作に比べて驚きがない。印象に残らない。
マップのビジュアルも演出もギミックも凄く無難。
記憶に刻まれるようなギミックや、マップのデザイン、ビジュアル面の衝撃が弱い。シチュエーションが何処も普通でアイディアソースの使い回しっぽい感じだし、
このマップではこれが見せたい!というような意図を感じる演出も弱かった。
モンスターの行動や能力も使い回しが多く印象に残らない。
ボスがほとんど弱くて退屈な行動パターン。
あと、心にダメージを負うような、心を折るような、
普通のゲームにあったら文句を言いたくなるようなこのゲームの魅力。
ダークソウル2のあの仕掛けはひどかったよねーというのが今回は弱い。そんな理不尽な仕掛けがなかったのは、物足りなさがあった。
このへんは制作者に大きな変更があったのかな?と思うほどパワーダウンを感じた。
■ロード
復活の度に10秒くらい読み込むのが長い。
良く死ぬゲームだけに重要な部分。
■グラフィック
のっぺり感があってしょぼく見える。
軽さ重視なんだろうけど臨場感に影響する。
■UIの表示ラグ
UIの表示に時間がかかることが頻繁にある。
■バグ
発売からレビュー時点。
ボスを倒しても蘇生しない、むしろ失敗しても蘇生するため
入ってすぐ自殺する奴がいるカオスな状態。
強靭が働いていないので一部のキャラ育成がゴミ化。
■PKが少ない
PKの侵入が少ないと感じた。やはりPKが来る刺激が単調さを緩和する強い魅力だと思う。
■死なない指輪
亡者になるのを低コストで回避できる身代わり指輪があるのだが
これのせいか助っ人より、本体もちのほうが多くて助っ人の奪いあいになっていると体感した。
この指輪は救済なのだろうけどマッチングの流れを悪くしていると思う。もうちょいコストをあげるなりして欲しい
■ラスボスが弱すぎる
ダークソウルは幾度も壁を越えて、やっと倒した!という達成感を得る事が大きな魅力だと思うが、
このゲームをクリアーした!という一番の達成感を得るであろう最後のボスがあの弱さは肩透かし感があるかなと。
【点数のざっくりした基準】
10:神ゲー(完成度+独創性)
9:良作の一線を超える
8:良作
7:少々問題はあるが合格点
6:平凡だが十分遊べる
4~5:定価の価値はない (低クオリティ、バグ大、コンテンツ少)
0~3:これはヒドイ
テーマ:日記・雑記 - ジャンル:ゲーム
- 2014/03/27(木) 21:38:09|
- ├PlayStation 3
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| コメント:2
白が拾えない時間がめんどくさいですね。拾い直しの
リスクも多いにありますし、そこもうちょいなんとな鳴ってほしいです。FF14のパッチが来ちゃって忙しいですが自分は結構楽しめたので、そのうち2周やるかPCでやろうかなーとおもてます。
- 2014/03/31(月) 11:28:16 |
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- ふぇい #-
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白召喚は、ほんと取り合いになるね。赤侵入もクリアーまで1回しかなくて、肩透かしでした。恐らく初心者狩り対策かと。PvPしたい人は二周目いってね、ってことのようで、個人的には残念ですがダクソでも悪質な侵入専(ハメ技とか)がいたので仕方がないのかなと思いました。2周目やるほど面白いと感じなかったので売却予定です。
- 2014/03/28(金) 10:24:26 |
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- 山崎 #-
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