【評価 /10】
8点
【○】
■世界観設定やキャラクター作り
妖怪ウォッチは世界観やキャラクター作りが非常に良く出来ていると感じた。
日本人にはなじみ深い妖怪をテーマにしているのだが
みんなが知っているような定番の妖怪はほとんどおらずオリジナル妖怪が基本。
マスコットのジバニャンは地縛霊+猫 ちからモチはオモチ+ムキムキ男
というような感じでほとんどダジャレやもじりで作られたゆるキャラのような妖怪たちなのだが
個性的でなんだか名前を言いたくなるような魅力があり
レベルファイブはこういうキャラクター作りが上手いなあと感心した。
世界観が非常に良く、
妖怪ウォッチという不思議な腕時計を手に入れた小学生が
学校、商店街、裏山など現実の生活エリアを
ところせましと冒険して様々な事件を解決していく。
凄く良いなと思ったのは妖怪を捕まえるシステム。
妖怪が近くにいるとウォッチが反応し、点滅する。
木の上、自販機の下、車の下など
大人になったら目を向けないような小学生の頃身近で探検んしていたような場所を
妖怪ウォッチについているレンズで除くと妖怪が見つけられてバトルに勝利すると仲間にできる。
きっとこのゲームをプレイした小学生はゲームを閉じた後の日常でも
自販機の下をのぞいてここにあの妖怪がいるかもとか妄想して楽しめるんだろうなと。
このへんの設定が凄く良いなと思った。
■ストーリーメインの作り
あえてポケモンとの差別部分で説明すると
妖怪ウォッチはストーリー重視で一本筋の通ったシナリオをドンドン進めて行く
妖怪の収集や育て方、駆け引き、育成、対戦という部分はポケモンに比べると大分緩い。
これはポケモンが大好きな人にとっては物足りないと思える部分だが、
個人的には遊びやすいという意味で評価している。こちらの方がいいという人も多そう。
■戦闘
オリジナリティのあるシステムで完成度も高く良かった。
基本の攻撃やスキル発動は「オート」で見ているだけ、
アクティブに操作するのはタッチペンを使った
必殺技、隊列変更、おはらい、アイテムの4点。
必殺技は、敵を攻撃すると必殺ゲージが溜まり任意のタイミングでわざを発動、
文字を書いたり、連打したり、グルグル回したりとちょっとしたミニゲームを素早くやる。
演出はイナズマイレブンを彷彿とするような派手なカットインアニメが入り非常に良い。
隊列は6体の妖怪をセットしてそれが円形に並んでおり戦闘には3体が前衛として立つ
LRボタンで左右に1体ずつ場所をずらす事が出来て死にそうな仲間をひっこめたり
相手が物理が効かなくて魔法が苦手なやつが来たらそれに対応した妖怪に入れ替えたり
並んでいる組み合わせで発動する連携効果を発動させたりと戦略に合わせて
グルグルと隊列を入れ替える。
おはらいは敵に状態異常を受けると大ピンチになってしまうので
必殺技と同じ操作でおはらいを選んでからミニゲームをやって助ける事が出来る。
アクティブな操作はほどよい負荷で負担というほどではなく、
格上の敵には操作をちゃんとして弱い敵には手放しでプレイできる感覚も良かった。
【×】
■妖怪を仲間にする難易度と能力個性
まず妖怪を仲間にする確立がデフォルトで低すぎると感じた。
妖怪ウォッチはまず狙った妖怪にポケモンのような頻度で出会えない
場所に運よくポップするのも確立だし、やっと見つけて戦いを挑んで
さらにそこから仲間になる確率がある2段構え。
そんな条件なのにデフォルトで仲間になる確率が低すぎる。
仲間にする確率を上げるには、その妖怪の好きなアイテムを上げるのと、
「モテモテ」というスキルをもった妖怪をパーティーに入れる事なのだが、
アイテムを上げるだけでは全然仲間にならず、
モテモテプラスアイテムの条件をそろえるまでに
結構な手間と根性と運が必要で、運が悪いと仲間が全然入らないまま
ドンドン進めてしまうため、大抵の妖怪を触れないまま通り過ぎてしまい
仲間を収集する楽しみを味合わないままプレイしてしまいがち。
条件を整えるとガンガン仲間になるようになる。
次回作はこのへんの初期バランスを何とかして欲しいかなと。
レベルファイブはいつもコンテンツ量はあるけどバランス面の作りが弱く、
ダンボール戦記もイナイレもそうだがパーツや選手は大量にあるけど
一部しか使えないとか上位互換のラインが少ししかないというような感じが今作もあるので
全部捕まえて育ててみようという気にならなかった。
育ててる間にあっという間に上位互換が出てきてしまったりするのもがっかりポイント。
■不快適
・クエスト
クエストの場所が不鮮明で探すのが面倒。
地名や通りの名前がクエストに書いてあっても地図に書いてないので探すのが怠い。
この変のガイドはわかりやすくして欲しかった。
・自転車
自転車から段差で毎回降りてしまう。
■本編ボリューム
短い。もっと遊んでいたかった。
【おまけ】
子供の間で社会現象のようになっているので
どんなもんかとやってみたら非常におもしろかった。
2も買ってみます。
【点数のざっくりした基準】
10:神ゲー(完成度+独創性)
9:良作の一線を超える
8:良作
7:少々問題はあるが合格点
6:平凡だが十分遊べる
4~5:定価の価値はない (低クオリティ、バグ大、コンテンツ少)
0~3:これはヒドイ
テーマ:日記・雑記 - ジャンル:ゲーム
- 2014/05/23(金) 02:29:29|
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