【評価 /10】
7点
【○】
■アートワーク
非常に美しいグラフィック。絵本の中を旅するような感覚を味わえる。2Dだがベタっと張ったような絵ではなく、風で髪がなびき、ランプの光が煌々と揺れる。
背景が生き物のように細かく動いている。
■レベルデザイン 常に変化を感じさせるゲームデザイン
このゲームのもっとも優れた点はここかなと。
新しい仲間、新しいアクション、新しい移動方法、戦闘の曲が変わったり…
短い間隔で次々と機能が開放されていき常に新しい変化があり、
ゲームのテンポも非常に良い。お手本のような作りだと思う。アクション移動でトラップをよけたりトレジャーや謎解きをしたり
戦闘ではATBバトルで程よいバランスでやり応えを感じる戦闘が楽しめる。
様々な刺激や遊びがあり、それを上手に組み合わせて配置している。
1500円のゲームとは思えない贅沢な作りはビジュアルだけじゃなく
ソースの配置が素晴らしいのがひとつ大きなポイントだと思う。
■戦闘
○とまではいかない△くらいの評価。
旧FFのようなATB(アクティブタイムバトル)バトル
FFでは単に味方が攻撃するタイミングを把握できるものだったが、
このゲームは敵味方の行動が資格化されており、
面白いポイントは敵の攻撃実行前の構え状態に攻撃を加えると
敵の行動をなかったことにできるのが大きなポイント。
ようは相手の攻撃を潰し自分の攻撃を邪魔させないように様々なスキルを使って戦う。
もうひとつの特徴は普段アクションパートで使っている
アナログスティックで自由に動かせるキャラクターを
敵に当てると行動を遅く出来、仲間に当てると回復という
ちょっとしたエッセンスもおもしろいアイディアだった。
仲間の数が多く、それぞれのスキルも豊富で組み合わせや戦略の楽しさがある。
不満点で一番大きいのは、操作量が多く、面倒に感じる事。
戦闘では属性の優劣が非常に大事でそれに合わせて装備(石)を入れ替える必要があるのだが
新しいエリアに入るたびに敵の特徴に合わせてセットアップしなおす必要があり
テンポ良くゲームが進み仲間も多いためセットアップの手間がかかって面倒。
戦闘中の操作もコマンド+妖精を動かしてあれこれするのだがルーチンにしては少々多いと感じる。
■テキスト
なんとも味がある。
劇を見ているような台詞回しで独特の世界観があった。
このゲームでとんがっていたのはビジュアルとテキスト。
【×】
■強制でゲームが落ちる
生放送機能を使用しながら遊んでいたのだがプレイ中3回発生。
しかも3回目はラスボスに入る手前のムービーで落ちてデータ損傷で全てパーに。さすがにやり直す気が起きなかったのでラスボスは動画を見て済ませた。
ちょっと頻繁に発生しすぎでデバック不足。
■面倒な操作
カーソル位置の記憶がないので操作が面倒。
■どっぷりはまる魅力が足りない
1500円のゲームにしてはかなり良く出来ているのだが、1ゲームとしてみると
繰り返しやりたくなるような中毒性のある要素がなかったのは残念。
淡々と進めて行く中で飽きを感じない工夫が多く感心する佳作という感じ。
【おまけ】
本来は8点くらいのゲームなのだが
強制落ちでデータまで飛んだのでマイナス1点
不具合が直ればお勧めのゲーム。
【点数のざっくりした基準】
10:神ゲー(完成度+独創性)
9:良作の一線を超える
8:良作
7:少々問題はあるが合格点
6:平凡だが十分遊べる
4~5:定価の価値はない (低クオリティ、バグ大、コンテンツ少)
0~3:これはヒドイ
テーマ:日記・雑記 - ジャンル:ゲーム
- 2014/05/08(木) 21:41:47|
- ├PlayStation 4
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