【評価 /10】
0点
【○】
■吹き替え
山ちゃん最高。吹き替えはいい仕事してる。
【×】
■全てが薄っぺらいゲーム
・シナリオ
シリアルキラー「ベルキラー」を追っていた刑事が逆襲に合い殺害され、幽霊になってその犯人を追う、という設定だけならかなりおもしろそうなゲームなのだがとにかくストーリーも演出も薄っぺらい。身も蓋もない事を言うと何が悪いとか細かく書くのも面倒なのだが、まず設定の違和感がすごいのと、お話の盛り上げが全然できていない。
核心である「自分がなぜ殺されたのか?」を犯人を追うことで解決し、未練を解消して昇天し先に死んでしまった最愛の妻に会いたい。という目的を主人公が口にするのだが、殺された理由は殺人犯のいる部屋に一人で踏み込んで迎撃されたからで理由も糞もない。
違和感がそこら中にあるのだが、まず主人公は自分が殺されてから復讐に怒り震える事も幽霊になったことに動揺するような素振りもほとんどない。主人公は幽霊になりたてホヤホヤなのに、そこら辺で困っている幽霊歴の長い地縛霊に先輩面して話しかけて悩みを解決してあげる余裕すらある。また、悪霊という敵が登場し、主人公を含めて幽霊を食べてしまう恐ろしいやつなのだが、それを誰に教わるでもなく昇天させる技を披露したりする。もうギャグにしか見えない。
嫌味なライバルの警官や実直な兄などいろいろキャラは出てくるが、あまり特別な展開や活躍どころが設定されておらず淡々としている。物語には大きな波が立たずさざなみのようで先を見たいという感情が全然湧いてこない。
ストーリーが売りなのに脚本と演出が壊滅的だったという感じ。
・ゲーム性が薄い
推理なんてのは名ばかりで、触れるオブジェクトを全て触って、
いくら不正解してもいいから上から順に触っていくと進行する超糞仕様。
選択を失敗するとメニューを開く所からやらされる嫌がらせも腹立つ。
悪霊を倒すというちょっとしたステルスバトルがあるのだが
隠れる、倒すというアクション以上は増えず、敵も1種類で行動パターンもファミコンレベル。時間の無駄。
良い所を無理やりひねりだすなら幽霊ならではの壁抜け体験くらい・・・
■使い回しがひどい
NPCの服装や顔の使い回しが露骨で古めかしさがすごい。
せめてサブクエのNPCくらい特徴的にしようぜ
【おまけ】
久しぶりに0点をつけてみようと思えたゲーム。
バグなどがひどくてゲームにならない!というような怒りの0点ではなく、
ちょうど0点。淡々とクリアーまで遊んでいろいろ考えた結果、綺麗に0点に着地したようなゲーム。
このゲームをやって、俺の心には「山ちゃんってやっぱりいい声してるなー」しか残っていない。
設定だけは良かったのでもっと推理ゲームとしてのおもしろさを追求して欲しかった。
【点数のざっくりした基準】
10:神ゲー(完成度+独創性)
9:良作の一線を超える
8:良作
7:少々問題はあるが合格点
6:平凡だが十分遊べる
4~5:定価の価値はない (低クオリティ、バグ大、コンテンツ少)
0~3:これはヒドイ
テーマ:日記・雑記 - ジャンル:ゲーム
- 2014/07/24(木) 21:10:31|
- ├PlayStation 4
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