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ゲームレビュー ボクラの九龍城

ゲームばっかりやってる人のメモ帳

俺の屍を越えてゆけ2

【評価 /10】
3点



【○】
■過去作のややこしさ、遊びに草の改善をしようという意思が強く感じられた
交神によって子に託しつなげていくという遊び、戦闘のバランス、
ダンジョンに潜って術をスロットでゲット、街を発展させて~など過去作の遊び心地は色濃く残っている。
戦闘やドロップの楽しさなど基本的なRPGの楽しさはあるので基板は安定している。
今作の良い点を考えると頭によぎるのは快適性の追求部分でいくつか。

・コーチン
単純に言えばガイドNPC。
「俺の屍を越えてゆけ」は割とややこしいゲームで前作をやっているプレイヤーにとっては慣れた作業でも
新規さんには難しい部分が多々あるのだが、このコーチン(ようはコーチ)が今月やることを常に提案してくれるので
迷わずに遊ぶことが出来る。
全部お任せから一緒に決めるといういくつかの選択からやることを決めたり微調整も出来たりと
これのお陰で何を今後自分で判断すればいいのかも理解できる。非常に良い機能。
コーチンがとにかくかわいい。それも大事。

・テンポ 遊びやすさ
戦闘のテンポが非常に良い。
ロードのストレスもあまりない。
一発で体力を全快にしてくれる「まんたん」や「伏せ」ると次のキャラがその術の行に自動でUIを動かしてくれたりと
非常に快適な遊び心地に気を使っている。


■グラフィック、演出
最先端という基準ではないが、和風のテイスト、過去作の雰囲気を残して良い仕上がり
必殺技の演出や術の演出もかっこいい。
神様全てを3Dでおこしているのは贅沢な作り。



【×】
■全てのダンジョンが面倒臭い
個人的に一番の不満を上げるならこれ。
上記の遊びやすさの話とは相反するのだがこれが開発の中ではおもしろいからやろうとなったんだろう。
各プレイヤーごとでダンジョンの構造が異なるランダムダンジョンの仕組みになっている。
「入るたびに構造変わったらおもしろいよね!」という発想なのだろうが
結論としてはどのダンジョンも構造がややこしくRPGによくある迷いの森というクソ面倒なダンジョンがあるが
ざっくり言えば、全ダンジョンそれになっていて何処も面倒な構造になっている。

ランダムダンジョンを採用しただけにパーツで組み合わせてダンジョンになるため
ビジュアルが同じ風景をぐるぐる回っている感じで面白みがない。迷う原因にもなる。攻略の難易度が高い。

自分はボスと戦うための神輿というオブジェクトがものすごく見つかりづらい場所に配置されてかなり困った。
しこたまRPGは遊んでいるがあまり経験のないレベルで出会えずものすごい無駄な時間を過ごした。
おかげで普通に遊びたいだけなのに本編が進まず強いストレスを感じた。
このランダム性だとかダンジョンの構造とか
これをテストして、おもしろい、ユーザーが喜んでくれるだろうと思えるセンスと思考がやばい

合わせて、鍵、木札の入手についても。
運で手に入れるアイテムを使ってダンジョンのショートカットを開くアイテムなのだが
普通に遊んでいて鍵の入手についての仕組みが全然伝わってこない、
なぜ詰まっているのかわからない。なぜ手に入らないのかわからない。
わかっても運次第で手に入らない。
コーチンがガイドするべきはこういう要素が優先フォローじゃないかなと思う。

自分は少し遊んで何処もこんなダンジョンをやるのか・・・とうんざりしてしまったのだが頑張った。
なので、普通は他の人のダンジョンはどうなっているんだろうとわくわくするはずが
遠征先は構造が変わっていると思うといくのが億劫になる。

ちなみにこれと同じような不満への質問に対して桝田さんはツイッターで
「メモを取りながら遊んでくれ」と答えていたのだが、
一体いつの時代の遊び方だよと思ってしまった。古臭さもすごく感じる部分が実際に多い。
このゲームの企画のコアを握ってる人間は他のゲームをたくさん真剣にプレイしたほうがいい。
特に今のプレイヤーに対して成功しているもの。


■フリーズ
20時間ちょっと遊んでフリーズが3回。頻繁すぎる。
ダンジョンでもうんざりなのにフリーズでパーになって俺の精神力を試しているのかな?と思うほど。
おもしろくないゲームでこういった不良まであるとたまらない。
これがパッチなりで治ったら+2点。


■夜鳥子
今作は主役が短命でも命をつなげなんとか宿敵撃破を果たす一族から、
夜鳥子というキャラクターにずれてしまったような感覚。
シナリオ面では夜鳥子を中心に展開し、一族は脇役のような感覚。
まあそのへんは好みなので自分はそこまでギャーギャー言うつもりはない。
ただシナリオは確実に前作のほうがおもしろかった。謎がたくさんあって先が気になったし
各所の不気味な雰囲気やキャラクターたちの魅力がもっと強く感じられた。

うーんってところは、
ボスを撃破するのに夜鳥子の参戦必須となり、一族の枠を1つ削って夜鳥子を加える必要があり、
奉納点も捧げなければいけない負担は大きくなっていき本当に辛くなる。他プレイヤーの利用が重要な解決にもなり
ネットない人は大丈夫なのかな?とおもったり。
一番は、こいつがいると身内を1枠入れられないという点が気に入らない。
コーチンのように補助的に5人目として入れるじゃダメだったのかな。


■神が逃亡する
前作でもダンジョンでボスを倒して交神する対象を増やしていくのがあったが
このゲームは神がダンジョンにぽんぽん逃げる。
さーてやっと奉納点たまったから交神するぞーと思ったらいない・・・なんてことが起こってしまう。
どういうつもりでこの仕様を入れたのかなと。



俺の屍を越えてゆけ2俺の屍を越えてゆけ2
(2014/07/17)
PlayStation Vita

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【点数のざっくりした基準】
10:神ゲー(完成度+独創性)
9:良作の一線を超える
8:良作
7:少々問題はあるが合格点
6:平凡だが十分遊べる
4~5:定価の価値はない (低クオリティ、バグ大、コンテンツ少)
0~3:これはヒドイ

テーマ:日記・雑記 - ジャンル:ゲーム

  1. 2014/07/31(木) 21:26:45|
  2.  ├PSvita
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