【評価 /10】
7点
【○】
■チベットの山奥を舞台にした箱庭
まずグラフィックは言うことなし非常に綺麗で自然の演出も素晴らしい。
オープンワールドを自由に走り、飛び、泳ぎ回れる楽しさは
ファークライの伝統通りで期待以上のクオリティ。
得意に移動に関して。豊富な乗り物も良いのだが、特に評価するのはスカイスーツ
崖や高めの段差さえあれば数百メートル空をとぶ事が出来るのだが
傾斜の多いマップなので頻繁にスカイスーツを利用出来、
戦略的にも利用できるし単純に移動手段としても爽快。特別な体験が出来た。
箱庭には、動物、敵組織、味方の組織がおり常にそこら中で各勢力が争っているカオスを楽しめる。
肉を使って猛獣を呼び寄せ、自分の手を汚さずに敵を倒すなんて事もできるのも特徴的。
たくさんの遊びが詰まった楽しい箱庭だった。
■やりごたえのあるバランス
敵が賢くバラエティもあり、警報を鳴らされないように潜入するステルスから
派手に銃火器を使って暴れるプレイまでプレイヤー次第の攻略法を楽しめる。
適当プレイではゲームオーバーになってしまうやりごたえのあるバランス。
武器も豊富で自由な遊び方、攻略法がある。
■協力プレイ
今作はストーリーのあるミッションは出来ないのだが、ソロ用キャンペーンに連動したマップを
フレンドなりオンラインのプレイヤーと攻略可能。大体コンテンツの７割～8割くらいを協力プレイ出来る。
■ストーリー
これは△。
結構シリアスなストーリーでシナリオが分岐したりマルチエンドだったりするのだが全体的に薄い。
ファークライ３もそうだったが、冒頭の引き込みが素晴らしく夢中にさせておいて
その後はかなりそっけない展開に感じた。
魅力的な悪役のパガンミンがラジオくらいでしか絡んでこずまったく顔を出さないのは残念。
分岐に絡むアニータとサバルの両名についてはもっと細かく描いて
本気でどっちにつくか悩み、なんなら途中で乗り換えようかな・・・とか
本気で悩むような作り込みをして欲しかった。
【×】
■UBIテンプレート
アサクリ、ウォッチドッグス、そしてファークライも
オープンワールドでタワーを開放して視界をとり、
マップに散ったサブクエを回収するというテンプレートに
さすがに飽きと作業感を感じてしまう。
このテンプレートから脱して新しいアイディアにチャレンジして欲しい。
■協力プレイが全て出来ない
分岐があるから、というのが原因かわからないが
それなら部屋主のストーリーに依存するとしてやれば済むことだし
御託はいいからストーリーもできるようにして欲しかった。
■移動の手間
強制で面倒な移動に感じる場面はいくつかあった。ファストトラベルを自由にし過ぎると
移動の楽しみがまったくなくなるの難しい所なのだが、
真ん中をとれば基地全てに乗り物を配備して陸路でも空路でも基地に常に選択できるようにするとか
もう少しストレスをやわらげることもできたかなと。
■傷口生々しい
弾を受けた時に回復が出来るのだが腕にめり込んだ弾を樹の枝で穿り出すというエグい演出が
ゴア表現余裕の自分ですら少し不快に感じた。頻度も高いのでこれはやり過ぎかなと。
【点数のざっくりした基準】
10：神ゲー(完成度＋独創性）
9：良作の一線を超える
8：良作
7：少々問題はあるが合格点
6：平凡だが十分遊べる
4～5：定価の価値はない (低クオリティ、バグ大、コンテンツ少）
0～3:これはヒドイ
テーマ:ゲーム - ジャンル:ゲーム
- 2015/02/12(木) 21:51:46|
- ├PlayStation 4
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