【評価 /10】
8点
【○】
■世界観 テーマ
今回は「0」というタイトルの通り過去の話。
日本に金があふれていた昭和のバブル期を舞台としているので「金」をテーマとした演出が多く見られる。
神室町はいつも以上に華やかで人々は浮かれておりバブルの空気感を感じさせてくれる。
その辺の雑魚をぶっ飛ばすと大枚が飛び散りリザルトで何十~百万って金を落とすのだが
物価はそれほど高騰してないのでアイテムがほぼ買い放題。
常にポケットに何千万~億ってお金を入れて歩きまわるおかしなゲームになっている(褒め言葉)
大金の使い道は成長要素にふられていて、
この金という点に関してはキャバクラ経営、飲食店経営などで大枚を使えたがそういうんじゃなく
一晩で飲み代に何百万も使うとか何千万の車を買うとか
もっとくだらないことで金を使いまくるようなハチャメチャ体験を
もっともっと入れて欲しかったかな~という物足りなさはあった。
過去ならではでおもしろかったのは
まだミレニアムタワーのない昔の神室町の風景、バブルを象徴するようなボディコンなど人々の服装、
ポケベルやゲームの発売日に並ぶ子供など細かい所までその時代の演出やイベントが仕込まれていた。
あと子供時代の大吾や郷田龍司なども登場するファンサービスも良い点。
■シナリオ
1の過去、まだ桐生と錦が兄弟分で固い絆を持っていた時代。
真島が冴島の事件後暗い未知を歩んでいた時代のストーリー。
やはりシナリオは安定のクオリティでキャラクターがしっかり描かれており最後まで引きこまれた。
サブシナリオがたくさんあるゲームだがいつもメインシナリオの先が気になってそちらばかり進めてしまうのが難点。
今の桐生一馬と真島吾朗にどう至ったのかというストーリーでファンにとっては
青い桐生ちゃんや、真島がシリアスで今の狂犬とはまったく違う姿が見れるのはおもしろい。
まあ、真島が西谷とあのくらいの関わりでここまで影響受けるかな?とか細かくモヤモヤする部分はあった。
■親切
戦闘のロードが物凄く早い。これは本当に大きい。
地図が非常に見やすくなった。
目的地のガイドが親切で不満をあまり感じなかった。
■豊富な遊び
相変わらず寄り道の遊びが凄まじい。期待通りに楽しめる。
【×】
■成長
今回成長要素は失敗だったんじゃないかなと思う。
レベルアップを廃止してお金で成長するようにしているのだが、早い段階で成長テンポがかなり遅くなり
寄り道で大金を稼がないといけなくなるし、3つのスタイルを育てる事で総合的に強くなるのも強制感があってあまり良くない。
ストーリーを一本道に走っていたプレイヤーの多くはほとんどスキルを開放しないままクリアーしたんじゃないかなと思う。
■戦闘演出
平均点という感じ前作も書いた気ががするがマンネリしている。
今回若い桐生ということなので若さを反映したようなハチャメチャな暴力を爆発して欲しかったのだが
大人桐生よりも優しいくらいだった。
シリーズ前半のようなひどすぎて笑ってしまうようなヒートアクションは何処にいってしまったのやら…
【点数のざっくりした基準】
10:神ゲー(完成度+独創性)
9:良作の一線を超える
8:良作
7:少々問題はあるが合格点
6:平凡だが十分遊べる
4~5:定価の価値はない (低クオリティ、バグ大、コンテンツ少)
0~3:これはヒドイ
テーマ:ゲーム - ジャンル:ゲーム
- 2015/04/30(木) 21:38:27|
- ├PlayStation 4
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