【評価 /10】
8点
【○】
■完璧なゴッサム・シティをそれを駆け抜ける楽しさ
前作同様広大なオープンワールドのゴッサムシティは遥かにパワーアップしていた。
まずパッと気づくのはハイエンドクラスのグラフィックと演出に感動する。
ゴッサムの前に濡れるバットマンのスーツについた水滴まで細かい表現に驚かされる。
見た目だけではなく、前作は大きさを持て余すような印象だったが今回は密度高く遊びを仕込んでいた。
前作以上にパワーアップしていた点で大きいのは「移動の楽しさ」
ビルからビルを飛び回る楽しさはそのままに
今作の目玉はゴッサムをバットモービルで自由に駆け抜ける事ができること。
バットモービルのパワーは凄まじく柱や一般車両など体当たりするだけで粉々に粉砕する。
簡単な運転ミスのストレスを感じさせず独特の爽快感を感じさせてくれた。
細かい所だが大きいのはビルの上から飛び降りるときにバットモービルを呼ぶと自動で吸い寄せて乗ったり
バットモービルの中から飛び出してビルに飛び移るなどの接続の移動が非常に快適な所。
移動の楽しさ、ストレスの無さがオープンワールドの楽しさをより明るくしていたと思う。
IP物でここまで表現とゲーム性が両立しているものは中々ない。ファンは絶対に買ったほうが良いと思う。
■戦闘
これはシリーズ集大成という感じ。過去作同様の安定した面白さは健在。
集団を高速でなぎ倒していく爽快感。
敵の種類に合わせていくつかの操作を判断するやりごたえ
演出のバリエーションの豊富さ、飽きなさ。
アサシンクリードや龍が如くなど似たくくりの戦闘の中でバットマンシリーズが一番出来が良いと思う。
■シナリオ
アーカムシリーズ締めくくりに相応しいクオリティ。
話がコンパクトでテンポがよく、締めくくりも非常に良かった。
一つ不満を言えば真のエンディングを見てこその締めだと思うのだが、
それを見るのが面倒過ぎる。
■吹き替え
概ね素晴らしい。特にジョーカーは最高なのだが、肝心のバットマンはいけてない・・・
とはいえ戦闘しながら字幕を読むのは非常にしんどいので実装はありがたい。
英語音声&吹き替えという選択もできるようにしてくれてたら最高だったが。
【×】
■車両イベントがテンポを殺している。
バットモービルのバトルもレースも面白いのだが
いくらなんでも量が多い&長いので飽きてくる。
■バットモービルの操作性
操作が独特で、最後まで手足のように動かすとまではいかなかった。
レースでも戦闘でも常にちょっとした不満を感じながら遊んでいたのはストレスになり残念。
操作が多すぎて同じボタンに異なる操作が混在していたり
一般的なゲームと後退などのアサインが違えていたので違和感がずっとあった。
■クエストの目的地がわかりづらい
メインミッション以外は操作モードを使って街を歩いていると見つかるような感じになっているのだが
最近のこの手のゲームから考えるとちと面倒。
ただ街をできれば歩きまわって欲しいがために不自由にしたように感じる。
■死んだ時のロード
長い。
【おまけ】
概ね素晴らしいと思う。
バットモービルのイベントが執拗に仕込まれすぎていたように感じるのがマイナス。
何事も分量というものが大事。
【点数のざっくりした基準】
10:神ゲー(完成度+独創性)
9:良作の一線を超える
8:良作
7:少々問題はあるが合格点
6:平凡だが十分遊べる
4~5:定価の価値はない (低クオリティ、バグ大、コンテンツ少)
0~3:これはヒドイ
テーマ:ゲーム - ジャンル:ゲーム
- 2015/07/30(木) 21:09:06|
- ├PlayStation 4
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