【評価 /10】
7点
【○】
■素晴らしい箱庭
今作は19世紀の産業革命時のロンドンが舞台。
古い街並みの中を蒸気機関が登場し機関車や蒸気船が煙を上げて走っている。
ビクトリア朝の豪華絢爛な衣装や建物もあれば
貧困にあえぐ暗い裏路地に住む労働者達もいる貧富の差が激しい時代
そんな背景を再現した箱庭は文句なしのクオリティで歩いているだけでワクワクしてしまう。
■今までのアサシンクリードとは違う遊びの数々
・ステルスより大暴れが楽しい
今回はギャングのボスになり組織を育成していく遊びがあるのだが、
ステルス無視して兵隊を従えて正面から数の暴力で攻略という事が楽しめる。
敵をまとめて殺す事でマルチキルという必殺演出が充実して爽快感がアップしていたり、
地形を使って敵を大量に倒すような概念もあるので
今回はかなりステルスよりも正面切って戦う楽しさの部分が強くなっている印象。
ステルスを選択することも可能なのでここは遊びが増えたという感想。
・成長の重要度がアップ
今までのアサクリは装備が10個あっても飛び飛びで初期、中間、終盤の3個くらい使って
適当にクリアーできたのだが今回はコツコツレベルアップしないと雑魚にもかなりてこずるバランスだった。
レベル上げをする価値が向上したのはポジティブ。煙幕が弱体して荒いゲームじゃなくなったのもある。
強引に進められるテンポは落ちたが個人的には良かった。
・移動が快適
これは非常に大きい。グラップルフックをを発射していきなり建物のてっぺんや
対岸の建物に渡れるようになった。アサクリにとって移動が革命的に向上した印象。
悪い点もあるが下記
【×】
■バグ
アサクリにつきもののバグ。
進行不能や強制終了など今回も3~4回ほどきついやつに。
細かい奴は頻繁に見受けられた。前作ユニティクラスのとんでもない感じではない。
■まだまだバットマンに及ばない
具体的にはグラップル移動と、マルチキルの部分。
バットマンはグラップルをいつ何時使おうがほとんどストレスなく発射され
思ったような方向にガンガン進むのだがこれはかなり出来が悪く、近づかないと出なかったり
思ってもないほうに引っ張られてしまう。
マルチキル要素についてもバットマンのような流れる爽快なコンボシステムに比べるといまいち
ダウン状態を作ってからマルチキルに持ち込む流れが面倒に感じる
これならバットマンそのままのほうが上。
■装備デザイン
武器はよいのだが衣装が手抜きすぎ
ほとんど変化がないのでもう少しバリエーションを頑張ってほしかった。
■物語
悪くはないが普通くらい。
かなりベタな内容だがわかりやすく、良いキャラクターの双子の主人公。
敵キャラクターの魅力がイマイチなのと、必要なクエストのみをやった感じで
もっと双子それぞれの人格を掘り下げるような寄り道クエストがあってもよかったかなと。
主人公側は続編をやれるくらいの魅力はあったと思う。
【点数のざっくりした基準】
10:神ゲー(完成度+独創性)
9:良作の一線を超える
8:良作
7:少々問題はあるが合格点
6:平凡だが十分遊べる
4~5:定価の価値はない (低クオリティ、バグ大、コンテンツ少)
0~3:これはヒドイ
テーマ:ゲーム - ジャンル:ゲーム
- 2015/11/26(木) 21:01:39|
- ├PlayStation 4
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