【評価 /10】
10点
【○】
■高い戦術性
自分は対戦FPSの中で最も好きなのがこのレインボーシックスシリーズ。
XBOXのレインボーシックス3、その後のベガス1.2を一番本格的に遊んでいた。
オリジナリティの強い新しい仕掛けの数々を引っさげてより魅力を濃くして
7年ぶりに新作を出したのが今作。
最初に言ってしまうと期待通りで
「このゲームがあれば他のFPSはいらないや」と思ってしまうほど面白かった。
何が良かったか?について。
・マップの破壊 縦横無尽の攻めと守り
今作最大の特徴となっているのはこれ。
今までのFPSは敵が侵入してくるポイント、攻撃してくるポイントの選択がある程度制約されていたが、
このゲームはその幅が非常に広い。
特に面白いと思うのは壁、天井、床を撃ち抜いて攻撃が出来るのでより幅広い立体的な攻守が出来るようになった事。
例えば、屋上からグラップリングで降りて奇襲、外側の窓からロープにぶら下がりながら銃撃、
天井を破壊して爆弾を投げ込む、壁の好きな所に小さい穴をあけて銃口を出して撃つなんてことも出来る。
プレイヤーのアイディア次第で独特の戦い方が出来る自由度が魅力的。
マップのクオリティは非常に高くやればやるほど発見があり、
最初は綺麗だったマップの形も戦闘でボロボロになって壁も天井も穴だらけに変容していくおもしろさが斬新だった。
・高い戦略性と緊張感
このゲームはCODやHALOのようなハンドスキルや反射神経よりも
仲間と状況を相談しながらの連携や作戦行動が非常に重要となっているのが魅力。
単独行動や何も考えないで突っ込むようなプレイは作戦を失敗に導いてしまう。
「慎重な索敵」と「丁寧なクリアリングが最重要」となっている。
死の価値が非常に重く、緊張感が大きい。
試合中の仲間が少しずつ減っていく緊張感や作戦行動が決まったときの爽快感などは唯一無二。
敵プレイヤー達が作った要塞はメンバーの能力によってさまざまで
短い時間の中で要塞の穴を見つけ、それを攻略する楽しさ
ただの撃ち合いではない知恵比べのような要素が強いのが個性的。
・オペレーター
20人のキャラクターがそれぞれ独特のスキルや武器を持っていて
その組み合わせで様々な連携や戦い方が出来る。
プレイヤーの腕は当然あるが、じゃんけんのような優劣もあるので
たしかな知識があれば相手の得意をつぶし出来圧倒する楽しさがある。
FPSをやっているとどうしてもどうしても強い武器をみんなが使うという事になりがちだが
このゲームはオペレーターの武器の選択が決まっていてかつ同じキャラは同時に存在できないため
そういったバランスもキープされている。(今後攻めはこれ、守りはこれというのはありそうだが)
【×】
■コミュニケーション手段
このゲームはコミュニケーションが超重要で、
「強さ」にも「おもしろさ」にもダイレクトに結びついてしまう。
正直日本人の多くのプレイヤー達にとってそのハードルは致命的なレベルで
多くのゲームを見ているが外人と違って
ボイスチャットを使って遊んでいるプレイヤーは少数派になっている。
そのため声を使わなくてもコミュニケーションが取れるような手段の充実が非常に重要なのだが
このゲームはその機能が申し訳程度にしか入ってないので残念。
当然やりこんでいくと無言で遊んでも戦えるしおもしろさは十分感じられるのだが、
声が欠けられないゆえのストレスや連携失敗がおもしろさを損なわせてしまう。
全く楽しめないわけではないのだがこのゲームの真の魅力を体験するのは難しいかもしれない。
■UI
テロハントなどでメニューに戻るたびにパーティーがばらされるのが面倒。
カスタムゲームの設定が独特でややこしい。
【点数のざっくりした基準】
10:神ゲー(完成度+独創性)
9:良作の一線を超える
8:良作
7:少々問題はあるが合格点
6:平凡だが十分遊べる
4~5:定価の価値はない (低クオリティ、バグ大、コンテンツ少)
0~3:これはヒドイ
テーマ:ゲーム - ジャンル:ゲーム
- 2015/12/29(火) 21:52:05|
- ├PlayStation 4
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