ゲームレビュー ボクラの九龍城

【評価 /10】
7点

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【○】
■洗練されたシューティング
haloで培った安心のクオリティ。操作周りは感動的な出来栄え。
世にあるFPS準拠なので一切のチュートリアルが不要で
襲い来る敵の頭を撃ち抜くことで最高のリアクションが返ってくる。
銃を撃つ感覚、音、反動、敵の死に方、アイテムの出方と基本のリアクションが完璧。

FPSが戦闘システムというのを改めて考えると
アクションゲームでいうただのパンチ、RPGでいう「たたかう」この基本攻撃に充分なゲーム性とリアクションがある
FPS戦闘システムはかなり優れていると改めて確認した。


■公開イベントやマッチング
wow以降にある突発イベント、FF14のfate、RIFTのようなもの。
フィールドを歩いていると他のプレイヤーが現れコミュニケーションをとらずに
一緒に公開イベントに挑んでレベリングなどが出来る。
マッチング待ちなどがない手軽さは素晴らしい。


■遊びが整頓されている
ストーリー、他のプレイヤーとの公開イベント、対戦、レイドなど
目的がUI上整頓されていてわかりやすい。




【×】
■長い周回に耐え辛い作り
・武器厳選要素が減退
こういったゲームは何度も繰り返し同じミッションをやって最高の装備を集める楽しみが必須なのだが
本作は装備の能力のランダム性が減っているため
ある程度遊ぶと同じ装備ばかり落ちるようになり周回の意欲が下がる

・成長感がなくなる
上記に関連するのだが自分の総合戦闘力のようなものを示す数値が
段々更新されなくなってきて変化を感じなくなってくる。
ドロップの期待も様々なコンテンツで期待できなくなるためやる必要がなくなる

良い点もある。同じミッションでも毎週ルールが追加されて攻略法が変化するのはおもしろいアイディア。
だが総合的にみて段々やる必要ややることがなくなってしまう。


■前作からの変化が薄い
新作としての変化や進化が小さいと感じた。
新しいゲーム性が提供出来てたり前作にあるような問題点が解消されているかというとあまり変わり映えがしていない


■野良プレイヤー、無言プレイヤーの限界
キャンペーンのマルチ、ＰＶＥの目玉であるレイドなど
ゲーム内システムでソロプレイヤーが遊びやすいマッチングや
コミュニケーション機能（チャットやプリセット）を実現していないため人を選ぶ。
ようするにコミュニティに入ってＶＣ必須に近い。（ゲームに関係ない外部機能を使って遊んでいる人もいるようだが）
コミュニケーションをフォローする機能の充実やコミュニティ誘導を紹介する機能なども足りてない。
ここらへんは旧世代的に感じる古臭さがあるし欧米的な作りでシャイな日本人にあまり向いてない気がする。


■キャンペーンボリューム
短いだけに密度は高いが多くのゲームから比較すると短い
これを目的に買ったというプレイには寂しく感じると思う。
ストーリーもありがちで並。お話もDLCに続くというような感じ。


■育成のわかりにくさ
パワーを上げる仕組みがわかりづらい。
最初は単純に強い装備を拾っていけばよいのだが一定の壁に達するとあまりガイドされていないようなMODで総合パワーを上げて
ドロップを変化させジワジワあげるような複雑なものになっていく壁に多くの人がぶつかりやすい。


■戦闘の幅
これはボーダーランズなども抱えているがFPS戦闘は基本としては素晴らしいが
それ以上という所でスキルの幅が小さく飽きやすく感じる部分がある
個人的にはもっとMMORPGのロールスキルみたいなものがもっとあってほしいなという感じ。
この課題を乗り越えたゲームをいまだ見たことがないので残念。





【点数のざっくりした基準】
10：神ゲー(完成度＋独創性）
9：良作の一線を超える
8：良作
7：少々問題はあるが合格点
6：平凡だが十分遊べる
4～5：定価の価値はない (低クオリティ、バグ大、コンテンツ少）
0～3:これはヒドイ

テーマ:ゲーム - ジャンル:ゲーム

1. 2017/11/01(水) 12:40:27|
2. 　├PlayStation 4
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