【評価 /10】
8点
【○】
■シビアな難易度 優等生なサバイバルアクションこのゲームはキャンペーンモード的なソロパートのサバイバルゲームと、オンラインで4人co-opで遊べるマルチプレイの2つベースとなっている。ソロパートでは食料、水、空気などのコスト管理をしながら不毛の大地を探索してアイテムや素材を集め、武器や施設を作って襲い来るゾンビを迎撃しながらキャラクターと拠点を強く大きく成長させストーリーを進めていく。
特徴として大きいのはシビアな難易度。空腹や酸素不足でただ生きてるだけでも厳しいような状況なのに敵の攻撃を受けたら一瞬で死んでしまうようなダメージを受けたり、さらにアイテムがないと回復出来ないような怪我を負わされてしまったりする。一番弱いゾンビ相手にも壁を作ってそれ越しに戦わないと厳しかったり特に最序盤はあらゆる死の罠をかいくぐりなら命からがらゲームを進めていくような高い緊張感が魅力。
最後まで緊張感のあるバランス、未開の土地を探検する楽しさ、施設やキャラクターを強化する楽しさがしっかり実現していて良いゲーム。人によっては辛すぎると思うだろうが個人的には良い個性だと思った。
■マルチプレイ4人協力のミニゲームは純粋なルールでとても楽しい。
報酬はハクスラ要素になっていて繰り返し挑戦して良いアイテムを手に入れたり
ソロパートでは入りにくい素材が大量にゲット出来たりする。
サービス開始時はサルベージというタワーディフェンスミッションのみだがレスキューなどルールが追加されていくらしい。
問題点も多少あるのでそれは下記。
【×】
■リトライメインミッションなどで死ぬとセーブポイントまで戻る。
死ぬことは悪くないのだがこのゲームはアイテムを拾ったり装備を作ったりと準備の過程があってそこも丸々戻るのでストレスになりやすい。
コンテニュー時に「戦闘前まで戻る」かどうか選べるようにしてくれたらよかった。
■出し惜しみ感のあるレベルデザイン、ボリュームソロパートのクリアまでの装備や設備の変化がかなり少ない。
ずっとノーマルフェンスで15時間くらいのプレイで槍が3回変化したくらい。
マルチプレイパートにボリュームを振ったりクラスや武器に振った分1つが薄くなったような印象。
ボリュームがもっと欲しかった。
■メタルギアではない「これはメタルギアじゃない」みたいなコメントは100万個くらい見るがなぜメタルギアじゃないのか?という話は全く見ない。
そこを明確にしていこうと思うのだが個人的に大きいポイントの3つある。
1つは演出面だと思う。ムービーやなにげない人物のやりとり、アクションシーンなど小島監督ならこうしているなという独特の演出の癖が失われている。
物凄く平坦に感じるのだ。全く同じMGS5のデータを使ったからこそ露骨な差を感じる事が出来る。
もう一つはシナリオ。メタルギアと言えばポリティカルフィクションベースの深いシナリオ、キャラクター同士の熱いドラマ、クスっと笑えるコメディが魅力だが、今作にそういった部分は期待できない。
一応MGS5ファントムペインの序盤から分岐したIFストーリーという設定になっているのだが、特に本家との絡みがあるようなものではなく完全に独立したキャラクターとストーリーで、ムービーシーンなどが少なくほとんど通信での会話で終わってしまう演出面は寂しいのだが、オリジナルストーリーとしてよくまとまっている。
最後にステルス。まあMGS5も既にステルス成分が少々下がっていたのだが今回はそれほどステルスの重要度が高くない。
メタルギアって名前は置いといて面白いゲームなのだが名乗っている限りはそういうつもりで買ってる人が多いのは当然で突っ込まれるポイント。
■快適じゃない部分腹が減ったり装備が消耗する頻度が高いわり「まんたん」みたいなコマンドがなく手間がかかったり
複数のものを作るのに一瞬で作れなかったりビンがいちいち倉庫に入れられたり痒いところは結構ある。
■クイックマッチマルチプレイでクイックマッチするとほとんど戦わなくても建築物を置くだけでSが取れてしまったりしてサボる人が発生しがち友達と遊ぶ分にはいいが野良の人と遊ぶとなると資源を持ち込んでいたり周りが動かないと損をしたりと相性の悪い部分がある。
【点数のざっくりした基準】
10:神ゲー(完成度+独創性)
9:良作の一線を超える
8:良作
7:少々問題はあるが合格点
6:平凡だが十分遊べる
4~5:定価の価値はない (低クオリティ、バグ大、コンテンツ少)
0~3:これはヒドイ
テーマ:ゲーム - ジャンル:ゲーム
- 2018/03/15(木) 21:14:36|
- ├PlayStation 4
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0