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ゲームレビュー ボクラの九龍城

ゲームばっかりやってる人のメモ帳

レッドデッドリデンプション2

【評価 /10】
9点


【○】
■脅威のビジュアルと演出 現時点最高のオープンワールド
ラストオブアスやアンチャーテッドのような現実を忠実に再現するのを目指したフォトリアルの頂点
「RDR2に比べたらショボいな」という感想がいつまで続くのか想像がつかないくらい飛びぬけたクオリティを実現している。

実現しているのは狂気の作り込みの数々
一例を上げると、天候が変化するという当たり前だが、激しく雨が降った後、木を見ると風で揺れた枝から溜まった雨水が滴り、
太陽の光をはじいて美しく輝く。ぬかるんだ道で馬を走らせると泥をはじき、その泥の上で転んだら地面がついた場所だけが汚れる。川に入って汚れを落とし、太陽の光で乾かすが汚れが完全に落ちず残ってしまう。

「雨が降ったら木から雨水が滴る」「地面がぬかるむ」「泥を触れた場所が汚れる」
現実なら当たり前の事だがこのゲームでしか表現出来てない事が多数ある事に気づく
発売前に馬の金玉が気温によって変化するという話が話題になっていたがそれは一端に過ぎなくて
こんな事まで作りこんでるの?という発見と驚きが遊ぶほど見つかりこのゲームのディティールへのこだわりに寒気すら感じる
別のゲームの開発者がインタビューでゲーム開発は取捨選択の連続で必要な物を残し不要なものを切り捨てていくというような話をしていたが、このゲームは普通なら切り捨てるものをあえて残しかつ洗練する事でそれを個性としてこの驚異的なオープンワールドを完成させたんだと思う。
本物と区別がつかない!という言葉を凄いという例えで使うがこれは限りなくその実現に近い所まで来ている。

■シナリオ
前作は主人公ジョンマーストンが家族を人質に取られ、過去に所属したギャングのメンバーを狩っていく物語だった。
本作はそこから10年過去の物語となっており、1899年誰もが映画などでイメージするような西部開拓時代が終わりを告げ、
法と秩序が支配する文明社会になる事で自由に生きてきた無法者達は社会の邪魔者となり淘汰されていく。
かつてジョンが所属した弱きを助け、仲間を家族として信条を持って結束していた義賊のダッチギャングは奪う事しか知らないために自由に生きる事が出来ず時代に追い詰められもがく姿はドキュメンタリーのようで進むほどのめり込み夢中で楽しめた。

なんといってもキャラクターの作り込みが半端じゃなく、メインストーリーやミッション以外のキャンプでの何気ない会話からも
そのキャラクターの人格や他のキャラクターとの確執などを感じ取る事が出来、ギャングの仲間達と一緒に行動するほど
プレイヤーもギャングの一員になっていき行く末をかなりの没入間で体験する事が出来るようになっていた。

勿体なかったのは1をプレイしていた事。もちろんそれを前提に作られているとはいえ
常に誰が死んでもおかしくないようなハラハラした空気感のなかで生き残るメンバーを知っているというのはマイナスに感じた。
実際今作初登場のキャラクターには強く感情移入をしていただけにドキドキしながら行く末を見守った。
もし1をプレイしていない人はより楽しめると思うので2からのプレイを強くオススメする。自分はもう一度1をプレイしたくなった。


■RDRオンライン
まだ実装されていないがGTAオンラインのようなものだとイメージして、
RDRをマルチプレイでやったら確実におもしろいよねという期待があるのでおまけ以上の楽しさが約束されている。



【×】
■没入間を阻害するような出来の悪い操作、UI
レッドデッドリデンプションの素晴らしさは狂気のレベルで作り込まれた世界でどっぷりギャング生活を楽しむ事だと思うが、そこから頻繁に現実に引き戻されるようなかゆみが多々ある。海外メディアがこぞって大絶賛しているのを見た後プレイした感想としては「え?これだけの大きな問題点がスルーされてるの?」という違和感だった。以下細かく書いて行く。

「こだわり」ではフォローしきれない部分
操作が悪いと一言にくくってはいけない。こだわりゆえに「あえてそうしている」という良い部分もある。
例えば、この時代を象徴するリボルバーやボルトアクションの銃を表現するために
銃を撃った後に撃鉄を下ろす操作にワンアクション操作させたり、一発ずつボルトアクションリロードしたりと一発の重要度が上がっている部分は個人的に肯定的でそれを踏まえた上で戦うという体験に価値がある。
こういった理解できる部分とどう考えてもこれはないだろという部分があるので細かく書いていく。

まず基本的な操作イメージはGTAやRDRなどを遊んだ人ならイメージ出来るロックスター独特の操作性の癖はそのまま
8年前のゲームなので詳細に覚えていないがほとんど当時と変わらない印象。
特別解消された問題もないし進展がない。世の中のゲームがドンドン進化する中まるで外の世界と隔絶されているかの如き凝り固まったものを感じる。

チュートリアル
・もっと丁寧な説明が必要。字幕を読まなきゃいけないような場面で画面隅にTIPSを出して説明した気になるのはよくない。
 重要な機能もかなり適当に説明している。序盤の印象が悪かった理由はここにもあると思う。

キーアサイン
重複したアサイン。アイテムを拾うという行為は□ボタン、箱から物を拾う場合は□、敵の死体から物を拾うときは△、落ちた帽子を拾う時はR1と拾うというアクションだけでも相当重複している。銃を撃つ時はL2を押して構えてR2で発射するのだが、近くにいるNPCをフォーカスするボタンもL2で狭い 部屋に味方NPCと敵がいると仲間をフォーカスしてなすすべなく殺されたりするアホらしい事は起きたりする。右長押しでマップが開くのだが直前にアイテムを拾ったりするとその図鑑が同じ操作で出る。

・単純に使うボタンが多い。覚える操作が複雑な上に多い。遊びが単純なゲームだけにもっと簡潔にして欲しい。

・アイテムを使用するのにリンクコマンド選択後に「離す」という操作をするのだが、全体の統一を見ると違和感があり気持ち悪い。

これは簡略化しないと遊びにくいという部分。
・ファストトラベルがほとんど使えない。
 アジトから一方通行のファストトラベル、駅馬車や列車などは大きな町にしか行けないし懸賞金がかかっていると使用出来ない。

・馬のオート移動と呼び出し距離
ファストトラベルが使い物にならないので馬での移動がメインなのだが、シネマティックカメラでオート移動にするとNPCにタックルして撃ち合いになったり木に挟まったりといつでもマニュアルに切り替えるくらいのつもりでいないと行けない。また馬が少し離れると射程外と言われて呼び出しに応じない部分はさすがに要らないと思う。

・毛皮を積むという要素を入れてしまったの同時に複数の獲物を狩れずファストトラベルもないため面倒な移動をしなければいけない。狩り自体が面白いだけに残念。


■ローカライズ
本作は字幕のみ吹き替えナシ。原作の雰囲気を出すために独特の西部劇訛りを字幕で楽しめるのは良い事なのだが
ゲームの作りが字幕を前提としていないためにストレスを感じる部分が多かった。

戦闘中は戦闘のエイム、画面左上のTIPS、画面中央に一瞬出る目標、字幕と読まなければいけない
はっきり言ってかなり厳しい。
これによって何をすればいいのかわからなくなったり、ゲームシステムの理解に差が生まれたりしてしまう。
この作りであれば吹き替えが基本であった方が良かったと思う。

ちょこちょこ翻訳しきれていない部分もあり近年のウィッチャーやデトロイトなどと比較すると微妙という評価。


■懸賞金システム
犯罪を犯すときに目撃者という概念がありそいつを言いくるめると通報を止められるのだが、
明らかに目撃者がいなかったのに懸賞金がつくのは違和感がある。

また、肩がぶつかったら争いになるのは理解できるが賞金がつくのも意味が分からない。
リアルに作られているだけになんで?という部分がより気になるようになった。



【おまけ】
細かい所をあげればまだまだあるのだが大きい所だけ。
素晴らしいゲームだが、やはり痒い部分を最後まで無視しきれなかったので満点にしなかった。
俺の性質として技術より体験、体験より遊びとしておもしろいか?というところがあるので
このゲームはわりと脅威のクオリティで生まれる独特の体験がとがっていて
遊びとしてはストーリーは一本道だし戦闘も従来から革新性がない。

遊びとしておもしろいよね?はRDRオンラインの方がより楽しませてくれそうな気がするので
そこを含めるとまた評価も変わってくるかもしれない。


リアリティをここまで追求した世界だとこういうゲームルールおもしろいとかシステムの荒い部分簡略すべき部分との違和感になってバランスが難しいなあと思ったが、まあ世間の声なんて無視してロックスターが正しいと思う事を全力でやって狂気のゲームを楽しませて欲しいという結論になった。




【点数のざっくりした基準】
10:神ゲー(完成度+独創性)
9:良作の一線を超える
8:良作
7:少々問題はあるが合格点
6:平凡だが十分遊べる
4~5:定価の価値はない (低クオリティ、バグ大、コンテンツ少)
0~3:これはヒドイ


テーマ:ゲーム - ジャンル:ゲーム

  1. 2018/11/07(水) 17:08:35|
  2.  ├PlayStation 4
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