【評価 /10】
7点
【○】
■素晴らしいディズニーピクサーワールドの再現とテンポ良い変化いろんなディズニーピクサーの作品の世界を冒険出来るのはキングダムハーツでしか出来ない唯一無二の体験。
本作もメインシナリオをベースに数多くのディズニーピクサー作品のワールドへ行くのだが、
グラフィックや音楽など徹底したこだわりでクオリティが高すぎて原作の世界にそのままソラ達が迷い込んだような感覚だった。
(一部作品はあまりにクオリティが高すぎて動画をアップロードした時に本編をアップしたかとマシンが判定したほど)
プーさんでは絵本風、トイストーリーモンスターズインクではCG風、パイレーツオブカリビアンでは実写風と
グラフィックがガラッと変わり毎度驚いてしまうし、俺はディズニーピクサー系はほぼコンプリートしている程度に好きなのだが
原作ファンとしては文句のつけようがない満足度で楽しめた。世界観へのこだわりと作り込みがこのゲーム最大の魅力だと思う。
豪華に作られたディズニーワールドを大体2時間くらいクリアし次の世界へ移動する贅沢仕様でそのテンポが
このゲームの大きな魅力になっている。キャラクターはその世界にあったビジュアルに変化し、その世界のキャラクターとのシナリオが展開、キーブレードも前のワールドのものを手に入れるので技の演出が大幅に変化する。
これが贅沢にテンポよく変わる事と、1つの世界が短いテンポで終わる事、
カジュアルに遊ぶプレイヤーたちをターゲットに上手く作られていると思う。
■演出
オープニングの過去の回想ムービーからはじまり音楽と映像のコントロール、
世界観の見せ方や演出面が上手い。スクウェアエニックスらしいというか、野村さんらしいというか、真骨頂という感じ。
【×】
■遊びはたくさんあるが、薄味
アクションバトル、シューティング、音ゲー、etc
本当にたくさんのゲームがあるのは楽しいのだがどれも深い遊びになるものが少ない。
メインの戦闘も爽快感とお手軽さに対してのレスポンスは凄まじいのだが、アクションゲームとして大味なのは寂しい。
アトラクションフローという無敵状態で相手を無双するような攻撃を連発したり
防御回避の重要性も落ちていて過去作よりも遊びやすいけど物足りないような印象。
キングダムハーツのメイン層にとって美味しいものを少しずつという方法が正解の選択だと理解できる。
あくまでゲーマーの自分にとってはという感じ。
■ストーリー、過去作を遊ぶのは必須
本作から始める人に少しでも理解してもらう努力は少々していたと思うのだが
登場人物が多く複雑である事はたしか。
3だけでパッケージした物語ではないため、過去作を遊んでのぞむのが必須。
過去の物語を予習したうえで思うのだが、
メインのソラ、ドナルド、グーフィーと各ワールドのキャラクターとのやりとりは見ていて微笑ましいし
趣味の問題だがもっと単純なストーリーでいいんじゃないかなと思う。
かっこいい設定やこういうシーンをやりたいが重視されていてドラマが薄くなったり複雑化しているように感じた。
【点数のざっくりした基準】
10:神ゲー(完成度+独創性)
9:良作の一線を超える
8:良作
7:少々問題はあるが合格点
6:平凡だが十分遊べる
4~5:定価の価値はない (低クオリティ、バグ大、コンテンツ少)
0~3:これはヒドイ
テーマ:ゲーム - ジャンル:ゲーム
- 2019/02/07(木) 21:00:04|
- ├PlayStation 4
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