【評価 /10】
8点
【○】
■反則的な大抜擢
このゲーム最大の特徴であり
まったく予想しない角度から来た天才的な発想
「キムタクで龍が如くしたらおもしろくね?」
この頭に浮かんでもネタで終わるような反則技を実現した龍が如くチームはもっと評価されて欲しい。
(面白いのにあんまり販売本数が伸びてない)
■シナリオ・キャラクター
キムタクを冗談半分で起用しただけでしょ?と思うのは大間違い。
最初はたしかにキムタクを動かしているだけで笑ってしまうのだが
シナリオやキャラクターは大マジで作り込まれており、ゲームにのめり込むうち段主人公八神になっていく。
意図的にかなりわかりやすく作っている感じでベタな部分もあるがとても丁寧で引き込まれる展開を作っている。
龍が如くのキャラクターを排除しているという事に心配もあったが
新キャラクターはとても魅力的でこのシリーズでの次回作がとても楽しみ。
■アクション
龍が如くらしい派手なアクションと演出。
キムタクが主人公になったらそんなに乱暴な表現とか出来ないのかな?と思ったら
桐生さんにも負けず劣らず規制なんてまったくない感じで暴れまわる。
中国拳法を巧みに操り俊敏に動くキムタク、これがまたおもしろい。
【×】
■龍が如くから切り離せなかった
キムタクを顔にすえて物語を一新する事で新しいファン層の獲得を…って展開かと思ったら
結局ゴリゴリにヤクザ絡みになっている。
ダメって話じゃなく面白いのだが、龍が如くくらい面白いゲームを作れる人達のまったく新しい物を見たかったものとしては
思ったより「龍が如く」だったのでまさにネットで揶揄されるとおり「キムタクが如く」だった。
LAノワールみたいな調査や様々な事件の短編物を紡ぎながらって感じの違うアプローチも見て見たかったかも。
■物語の邪魔をする作り
話がおもしろくてメインを追いかけたいのにサブシナリオを強制でやったり
不良チームが街にあふれるイベントが頻繁に起きて足を引っ張ってきて何度かストレスを感じた。
上記に関連して強制で発生する尾行や調査など概ね単調で繰り返し感が強い。まだまだ練り込みが必要。
【点数のざっくりした基準】
10:神ゲー(完成度+独創性)
9:良作の一線を超える
8:良作
7:少々問題はあるが合格点
6:平凡だが十分遊べる
4~5:定価の価値はない (低クオリティ、バグ大、コンテンツ少)
0~3:これはヒドイ
テーマ:ゲーム - ジャンル:ゲーム
- 2019/02/21(木) 21:00:52|
- ├PlayStation 4
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