【評価 /10】
8点
【○】
■ストーリークリアまでテンポよく進み、居心地の良いポケモン世界を堪能できる
自分はポケモン初代がリリースされ大ヒット社会現象という時は中学~高校生で格闘ゲームにハマってゲーセンに入り浸っている時期。とはいえゲームは大好きだったのでとりあえず嗜もうって感じで『ポケットモンスター赤緑』を買ってプレイしたのだが、残念ながら周囲は一部やっている程度でポケモンの肝である「対戦、交換」ってのをほとんど満喫出来なかったため、幼少期にポケモンブームを体験した世代ほど深くはハマれなかった。余談だが、金銀の時はゲームショップでバイトしていて子供達に売っていた立場で、ショップに来る子供達と会話するためにたしなむ程度にやっていた。
それ以降、新作がリリースされる度に大々的にニュースになるので思わず買ったりしたのだが、いつも少し遊んで「育成ペースが遅くてダレてしまう」なんて理由で飽きてしまっていた。
そんな感じでポケモンと距離を置いていたおじさんだったのだが、最近リスナーに進められてポケットモンスター初代のリメイクである『ポケットモンスターピカチュー、イーブイ』を遊んだ所、大幅にテンポアップした育成とかわいいグラフィックにハマってしまいクリアーまで楽しめたので本作に挑戦してみた。
「テンポの良さ」
シナリオ展開、街間の距離、ダンジョンのサイズ、大体の戦闘回数でのレベルアップ、成長と物語の進行がテンポよく進むよう完璧にデザインされている。ファストトラベルや、敵の弱点は一度わかれば技の横に表示されるようになるのでそのあたりもテンポに一役買っている。
「グラフィック、ポケモン世界を歩く楽しさ」
街やマップが歩いていて楽しい。
ポケモンと人が生活している世界が上手に表現されている。
欲をいうならもっとポケモンの生態みたいなものが見たかったが。
「キャラクターと音楽」
デザインのセンスが良くキャラクターが魅力的。表情やしぐさも魅力が出ている。
バトルの音楽は盛り上がるとてもかっこよい。
■快適性
比較対象がピカブイしかないのだが、
覚えた技をもう一度付けたり、戦闘中に相手の弱点が技の横に出たり
隠れたステータスも進行でみれるようになる。
【×】
■ストーリー専には少し物足りない
テンポよくストーリーが15時間くらいで終わるので、ポケモンをコンプするとか対戦にいかないと早く終わってしまう。
これは丁度いいという部分もあるのだがキャラクターが好きになったのでもっと見たかったなという気持ちもある。
シナリオはテンポ良すぎて可もなく不可もなくという感じ。キャラの魅力でごまかしているが大筋の物語は弱い。
■ワイルドエリア
他プレイヤーと協力してのレイドや非同期だが他プレイヤーが動いているのが見れてアイテムをもらえたりする。クリア後はここを回す作業になりがちなのでもっと凝って作ってほしかった。
・マッチングがほぼ死んでいる
レイドで部屋を立てても他プレイヤーと全くマッチングしない。部屋が見えない。
正直健全に機能しているようには見えない。
・レイドで「あるポケモン」しかつかわない
レイドに有効な攻撃を持つあるポケモンしか使ってない。
たくさんのポケモンを育てて遊ぶゲームなので悲しい状態
■もっと新しいポケモンが見たかった
ポケモンを大きく変えるというのが多くのファンにとってもリスクになるのは理解できるのだが
最新機で出たゲームと思うと期待に対して物足りなさは正直あった。
映像面で言うとダイマックスの演出など凝っている部分もあるのだが、
全体でみるとキャラクターのモーション演出面は劇的な進化はなく少し寂しい。
演出だけでも今までとは比較にならないほどヌルヌル動くポケモンを見たら感動したと思う。
フィールドのシンボルに関して、
ポケモンが生きている、生活しているというような部分も弱く
その場所に登場するだけで、営みのようなものは見れない。
勝手にオープンワールドでポケモンをするような夢を見ていたので
もっとこういうものが見たかった!という感じはある。
ナンバリングじゃなくても良いが、ポケモンにとっての「ブレスオブザワイルド」くらいの進化を見てみたい。
【点数のざっくりした基準】
10:神ゲー(完成度+独創性)
9:良作の一線を超える
8:良作
7:少々問題はあるが合格点
6:平凡だが十分遊べる
4~5:定価の価値はない (低クオリティ、バグ大、コンテンツ少)
0~3:これはヒドイ
テーマ:ゲーム - ジャンル:ゲーム
- 2019/12/05(木) 21:49:46|
- ├Nintendo Switch
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