【評価 /10】
7点
【○】
■ひと夏の成長物語
個人的に面白かったのは「閉鎖的な田舎」という環境とそこに住む人々の描写。主人公のライザ達は閉鎖的な島で育った幼馴染3人組で、小さな島で生まれ穏やかに暮らすのが正しいとする親達に反発して外の世界に憧れており具体的ではないが何者かになって認められたい、もっと広い世界を見てみたいと希望を膨らませている。そんな彼らが小さな冒険をきっかけにひと夏で大きく成長していく物語。
キャラクターの置かれた環境や心理がとてもリアルで開発者は田舎に恨みでもあるのかな?ってくらい田舎の悪い習慣とか人々の口癖みたいなものをにおわせてきてとても面白い。
自分の大好きなゲームである「ぼくのなつやすみ」っぽいというオススメを聞いて今回やってみたのだがたしかにファンタジーっぽくない人間関係へのフォーカスや、ボク君がひとなつで成長するような感覚や、進むにつれてもうすぐ夏休みが終わってしまう喪失感みたいなものを感じて似ていた。
■アクションのようなリアルタイム性。斬新な戦闘システム
過去作品との比較が出来ないのだがどうやら新しい試みで賛否があるようだった。個人的にはここは賛で斬新なリアルタイムバトルになっている。説明がとても難しいのだが通常攻撃によってポイントがたまり、そのポイントをスキルに使うか、タクティクスレベルを上げるか?を選択する。このタクティクスレベルをあげると攻撃回数が増えたりスキルに特殊効果つくようになるので戦闘時間がたつにつれて攻撃も防御も大きな効果のスキルが使えるようになっていくような加速していく戦闘というのか、コストをどう使っていくか?コンボか?回復か?相手のシールドを破壊するか?など素早く判断を求めるバトルはコマンドなのにアクションゲームのようでおもしろかった。
■アニメのようなアート
キャラクターやマップの絵作りが素晴らしい。ふとももが素晴らしい。でもモーションなどはちとチープな部分もある。
■奥深いアイテム生成
理解するまでややこしいのだが物凄い効果のついた装備やアイテムを作り出せるのは楽しい。同じ装備でもまったく別物の性能になる奥深さ。
【×】
■全体的にチュートリアル不足
基本的な戦闘の逃亡、ロールも含めてざっくりしていてわからないまま、気づかないまま適当にクリアまでって人も多いのかなと思う。
錬金まわりの新レシピ解放の道筋は探す楽しさもあるので難しいラインだが、防具が弱いまま遊んでしまう人も多いのではないか?と思うのでもう少しメインシーケンスの中で作らせてもいいのかなって装備、アイテムはある気がする。
【点数のざっくりした基準】
10:神ゲー(完成度+独創性)
9:良作の一線を超える
8:良作
7:少々問題はあるが合格点
6:平凡だが十分遊べる
4~5:定価の価値はない (低クオリティ、バグ大、コンテンツ少)
0~3:これはヒドイ
テーマ:ゲーム - ジャンル:ゲーム
- 2020/02/27(木) 21:00:45|
- ├PlayStation 4
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