【評価 /10】
8点
【○】
---原作に忠実で90年代のRPGの良さを感じさせてくれる良リメイク
グラフィックが美しくなりBGMもアレンジされストーリーはフルボイスになってぱっとPVを見ると大きな変化をしているように見えるが、本作はまったく別物というリメイクではなくテキストはそのままだったり、ゲームの尺も引き延ばすようなことはせず原作に忠実に作っているタイプ。遊んでいると成長システムや操作も単純で楽しいし、裏ボスを倒すまで大体20時間くらいなのだが、レベリングも必要ないくらい成長テンポも良いのでもう一周やろうかな?と思えるような良いボリューム感、敵は憎めないくらいかわいいデザインだったり、記憶もおぼろげに改めて遊んだのだがストーリーも子供を意識していて簡潔すぎる部分もあるが25年たっても色あせないオムニバスストーリー、フレーバーテキストがおもしろくてキャラクターもとても魅力的で良かった。
聖剣伝説3リメイクとしての良さだけじゃなく
スーファミ時代のRPGって良かったよねって懐かしさを思い出せてくれる良いリメイクだった。聖剣伝説3が好きだった人、当時のRPGが好きだった人にぜひ遊んでみて欲しい。---FF14を彷彿とする楽しいボスバトル
本作で最も変化した点はバトル。雑魚戦は原作よりもアクションの比重があがりコンボの概念などもあって単純ながらも楽しいバトルで触り心地がとても良い。
今回大きな変化といえるポイントはボス戦。FF14をやった事がある人なら影響を受けいるとすぐに感じるのだが、地面の攻撃予告をみて回避したり、強力な攻撃を制限時間内につぶすなどFF14のボス戦のようなギミックが採用されていてとても楽しい。雑魚戦でこれをガンガンやられてもストレスなのでメリハリがあって全体的に良いバランスになっていると思う。
---テンポの改善
上記にも少し書いたが目的地が出るようになって一切迷わないし成長スピードが速くなっている。サクサク遊べるので当時子供だった大人たちに気持ちよく遊んでもらうように作っているのかもしれない。
【×】
---仲間のAI
FF12のガンビットほど細かくないが、回復行動のみする作戦や体力何パーセント以下で回復などのセッティングができるのは良い点なのだが、今作はかなりアクションの比重が高めになっておりNPCに操作を任せていると即死の予告攻撃などをガンガン食らって死んでしまうので多少ストレスを感じる。とはいえ大きな問題とは思っていなくて、完璧に避けるのもまた問題だし、レベルを上げて蘇生アイテムが残っている間に敵を倒すというデザインになっているんだと思う。ふんばるや属性リングなどもあるのだが、死ぬ前提になっている事に少しストレスがあるので対策の手立てがもっとあれば良かったかなと。
---クラスチェンジくじ
原作同様上位クラスへの転職に「???の種」というアイテムが必要で、どの上位職が出るかわからないという仕組みなのだが原作の場合はセーブロードによって厳選可能だったのだがそれが封じられているためいつまでたっても上位職になれないキャラが出てしまったりする。セーブロードもあほみたいなので良くないのはわかるが封じたら余計良くないというか…この仕組みいいよねって改良はされてない。
【おまけ】
これを遊ぶと最近のRPGは大人向けになりすぎているし頑張りすぎているように感じた。こういう作品をもっと遊びたいので聖剣伝説5がそれをかなえてくれる事に期待!
【点数のざっくりした基準】
10:神ゲー(完成度+独創性)
9:良作の一線を超える
8:良作
7:少々問題はあるが合格点
6:平凡だが十分遊べる
4~5:定価の価値はない (低クオリティ、バグ大、コンテンツ少)
0~3:これはヒドイ
テーマ:ゲーム - ジャンル:ゲーム
- 2020/04/30(木) 21:37:40|
- ├Nintendo Switch
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