【評価 /10】
8点
【○】
『究極の動物園シミュレーション』の名に恥じないマニアックゲーム
シミュレータータイプのゲームに求めるのは
マニアックさと自由度だと思うのだがその点に関しては文句なし。・動物マニアもにっこり
自分はアニマルビデオを大量に所持するいわゆる動物好きなのだが、動物は個体差があり、性格によって活発だったリ温厚だったり、毛並や柄にも個体差があったりとマニアックな作り込みがされている。ゆえに動物の種類はそう多くないのだが、それぞれの個性がかなりボリュームがある。
動物にカメラをロックして鑑賞していると、食べる寝るは当たり前、他の動物とじゃれたり、施設で遊んだりと、様々な動きをして見ているだけでも大満足。動物は飼育エリアにいれたら終わりというものではなく、環境に雄が複数いると喧嘩を始めて怪我をしてしまい最悪死んでしまったするので、群れの変化に合わせて個体数を調整したり、客から受ける視線に対するストレスが溜まってしまうので目線を隠す場所を作らなければいけないとか、細かい条件が複数あるので、ズーペディアという動物図鑑を見て生息地域や動物の生活スタイルを良く学んで飼育環境を再現する必要がある。さらにお客さんを満足させなければいけないので絶妙な飼育環境を作る楽しさがある。
・クリエイト魂をくすぐるマップ制作
動物園のマップ制作はとんでもない自由度。もちろんシムシティのような平面に四角い区画を切って味気ない感じで作るような事も出来るのだが、
粘土を削ってジオラマを組むように高低差を出して細かく作れるし、既存のテンプレートに飾り付けを施してオリジナリティを出す事も出来る。
作る人の技量によって、とんでもなく自由度の高い動物園作りが可能。ちなみにそういうのが苦手な人は得意な人が作ったテンプレートをダウンロードして気楽に楽しむ事も出来る。
・シミュレーターとしてはお手軽な難易度だがこだわればどこまでも遊べる
難易度の選択は可能だが、ノーマルで遊んだ感想としては、黒字化して運用するのはそう難しくない。
動物にもお客さんにも喜んでもらいつつ、人に見せて驚いてもらうような造形の動物園を作るのは難しいのでやり応えがある。
操作やチュートリアルに問題を抱えているゲームなのだが、慣れてしまうとその奥深さに大満足できる素晴らしいゲーム。
【×】
気楽に楽しみたいというプレイヤーに向いてない
チュートリアルがかなり足りない。キャリアモードというキャンペーンモードのようなもので最低限の基本操作を教えるのだが、あまりに説明が足りない。
攻略サイトを利用したり熱心に触って理解していくような事を楽しめる人じゃないとかなり厳しいと思う。操作に慣れるまで相当癖があって難しい。ただ道を作る、壁を作るという基本の操作ですら慣れるまでスムーズにいかずストレスを感じる。慣れてしまうととんでもない自由度でジオラマを作るような楽しさがあるのだが、とっつきやすさという点では問題がある。タワーやシムシティのような気楽に経営ゲームを遊びたいプレイヤーにはハードルが高い。
【点数のざっくりした基準】
10:神ゲー(完成度+独創性)
9:良作の一線を超える
8:良作
7:少々問題はあるが合格点
6:平凡だが十分遊べる
4~5:定価の価値はない (低クオリティ、バグ大、コンテンツ少)
0~3:これはヒドイ
テーマ:ゲーム - ジャンル:ゲーム
- 2020/07/16(木) 21:24:59|
- └PCゲーム
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