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ゲームレビュー ボクラの九龍城

ゲームばっかりやってる人のメモ帳

ゴーストオブツシマ

【評価 /10】
9点



【○】
日本が舞台のアサシンクリード『ゴーストオブツシマ』

「どんなゲーム?」と聞かれたら『日本が舞台のアサシンクリード』
具体的には、アサシンクリードオリジンズ以降のRPGに寄った最近のスタイルにかなり近く、オープンワールドを馬で駆け巡りロケーションを巡りながらミッションを攻略、カウンターを主体にした一対多のバトル、様々な能力や装備をアンロックして行くなど、全体像やプレイフィールが非常に良く似ている。

新作アサクリと言われても違和感がないどころか、上回っている部分も数多くあるほどの凄まじいクオリティ。アサシンクリードのファンという人は、ぜひ遊んで比較してみて欲しい。


何処を切り取っても絵になる『美しい日本』

凄まじい映像表現。
馬で走っている時、戦っている時、昼夜の変化や四季を感じさせる風景。
何処を切り取っても日本映画の1シーンになるような声を漏らすような映像美。

史実に忠実、リアリティの徹底追及というよりは、黒澤映画を中心とする時代劇映画のゲーム化という印象で、映像手法も含めて良く意識されていて、誇張しつつもリアリティを損なわない絶妙な塩加減で落とし込んでいる。
※実際黒澤モードという白黒の映像になるオプションがある。

「海外のスタジオが作ったとは信じられない」と言いたい所だが、日本文化に対して深いリスペクトを感じる彼らだからこそ日本人が当たり前になって忘れている日本の文化や風景などの美しさを余さず拾い上げ本作に昇華出来たのかもしれない。日本人として感動と感謝しかない。

フィールドの岩の上などに置いてある座布団で突然句を読んでみたり、好きなタイミングで尺八を取り出して他の笛吹きとセッションしたり、神社が誰もお参りできないアスレチックだったり、狐が化かす事なくひたすら可愛い存在だったり…日本人としては頭にツッコミが浮かんできそうになるけど、それが当たり前と言い切られているような開発者が作り出している空気というか、メタルギアの小島さんがやるようなシリアスな世界にギャグを上手に入れ込んでいるような良いセンスがあり謎の情熱に押し切られて「まあいっか」と飲み込んでしまうのが凄く好き。



元寇に翻弄された人物達のドラマ

13世紀モンゴル帝国が二度に渡って日本進攻した「元寇」をテーマにしている。
最初の進行となる「文永の役」の対馬を舞台にした物語。

日本人にとっても新鮮な世界観。
日本の歴史物は戦国や幕末をテーマにしたものが多く、元寇は非常に珍しい。当時世界の25%を支配した蒙古軍(モんゴル帝国)の進行を小さな島国が退けたというファンタジーのような物語でありながら、ゲームや本など様々な創作物であまり見かけない時代設定。

「神風が吹いて乗り切った(台風のおかげで敵戦が壊滅して助かった)」みたいに語られることが多い元寇だが、近年の研究で実は鎌倉武士達の奮戦こそが勝利の要因だったと見直されており、自身の手で体験する事が出来る。
対馬が丁度いい島の広さでオープンワールドにしやすい環境や、初めて日本の戦で火薬が使用されたなどゲームにしたら面白い材料も多く、世界観をここまで綺麗にゲームに落とし込めているのは稀有な例。

人物を丁寧に描いている。
本作は武士として正々堂々と生きてきた主人公が、圧倒的なモンゴル帝国の進攻を退けるため信条を曲げ、汚い手を尽くしても対馬の人々のために貪欲に戦う様を描いている。対馬には当然様々な人々が住んでおり、蹂躙される農民や迎合しようとするものなど戦争に翻弄される人々が登場し様々なドラマを見せてくれる。

主人公と彼らの物語を進めていく中で、当時の文化や考え方を感じたりして歴史物としても面白いが、どちらかというと人物をしっかり描いており彼らの生き方に感情移入して深くのめりこんだ。



洗練されたバトルシステム

バトルシステムはアサシンクリードを源流により洗練された物というイメージ。
『一体多』を基本とするバトルで、弱強の攻撃のコンボと、敵の攻撃をギリギリでガードを押す事で発動する『受け流し』相手の予備動作が赤く光った時は『回避』しなければいけない、という防御行動を瞬時に判断していくのを基本としている。このへんは良くあるもの。

さらに『型』という概念があり、型を変えると攻撃モーションや速度が異なる技を出せるのだが重要なのは属性的な概念で、敵の持っている武器に応じて4つの型を切り替える事で防御を破壊し、何もさせないくらい圧倒する事が出来る。

これらの攻撃と回避を大量に敵に囲まれている中で瞬時に判断して上手にコントロールすると、素晴らしい演出で敵を切り倒しプレイヤーが一流の侍になったような気分でカッコいい殺陣を演じる事が出来る。


やり応えはあるが、ライトプレイヤーでも挑戦できる

本作はダメージ量が高くあっという間に死んでしまうのだが、コンテニューがかなり親切なのでほとんどストレスがない。

操作難易度はそれほど高くなく受け流しの受付時間も連打してても甘く発動するので防御に重点を置けば死に辛いのと、気力という概念があって戦っているとチャージするMPみたいなものを使ってガンガン回復出来る。

ゲームデザインが本当に丁寧で、少しずつ新しい要素を増やし難易度を少しずつ上げていく。ユーザービリティが圧倒的に優れている。

多くの人チャレンジしやすいかつ、プレイヤースキルの向上を感じやり応えがある良いバランスで作られているので多くの人に遊んで見て欲しい。




【×】
遊びの発明という点は弱い

海外のスタジオが日本をテーマにした作品をこれだけのクオリティで作った事の偉業と、圧倒的な絵作りや演出面に斬新さを感じているので限りなく満点に近いのだが、日本版アサシンクリードという言葉に綺麗に表現できてしまうくらいルーチンに入った時にオープンワールド従来の型にはまった退屈さを感じる部分もあったし発明のような体験も足りなかったと思う。


いくらかのバグ

小さいバグによく出会うがそれほどストレスではなかった。


【点数のざっくりした基準】
10:神ゲー(完成度+独創性)
9:良作の一線を超える
8:良作
7:少々問題はあるが合格点
6:平凡だが十分遊べる
4~5:定価の価値はない (低クオリティ、バグ大、コンテンツ少)
0~3:これはヒドイ

テーマ:ゲーム - ジャンル:ゲーム

  1. 2020/07/30(木) 21:55:22|
  2.  ├PlayStation 4
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

オープンワールドのゲームで探索時にhudが表示されない点はfeiさん的には評価の対象にはならないですか?
  1. 2020/08/15(土) 18:59:27 |
  2. URL |
  3. 通りすがりのゲ #-
  4. [ 編集]

ムービースキップができればすぐに周回プレイをしたかったですが、全くないのが個人的に残念。
  1. 2020/08/02(日) 12:13:43 |
  2. URL |
  3. 通りすがりのゲ #-
  4. [ 編集]

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