【評価 /10】
7点
【○】
ソウルライクっていうかど真ん中
ソウルライクというかダークソウルと勘違いしてしまうくらい世界観やビジュアル面を寄せていてアートのクオリティは非常に高い。操作性も非常に近くてダークソウルを遊んでいるプレイヤーは割とあっさりとアクションに馴染めると思うのは良い点。
ダークソウルとの大きな違いについて
・マルチプレイがない
・レベル性ではない
・エスト瓶がない(固定の回復アイテム)
ガイドがほとんどないのもあって序盤はかなり難易度が高く感じるのだが、このゲーム独自のシステムや成長要素を理解すればそれほど難しくないバランスに落ち着いていく。
特徴的なシステム、個性的な特殊アクション
本作の主人公は霊体のような存在でフィールドで息絶えている戦士の死体に憑依して戦う。その戦士の体を殻の意味を持つ『シェル』と呼び全部で4体あってそれぞれ得意不得意があるので、固有のアビリティを育成しながら使い分けていくイメージ。
本作のアクション肝は『硬化』『パリィ』つまり防御にある。
『硬化』について
本作には盾を構えるようなよくある防御が存在しない。代わりに3秒置き位に使える『硬化』が重要となっている。簡単に言うとドラクエのアストロンのようなもので短い時間石化して無敵状態になるのだが、攻撃をしている最中だろうが回避中で飛び込むモーション中だろうがお構いなしに発動できる。例えば飛び上がって振り上げた剣で相手を両断する派手なアクションを発動したら相手が攻撃モーションに入って「あ!これは無茶だった殴られる!」と硬化を発動すると空中で剣を振り上げているすごい状態でも石化するのは他で見たことがない遊びでおもしろい。
『パリィ』について
敵を攻撃すると溜まる『決意』というMP的概念が溜まった状態でパリィ成功すると強化反撃が発動可能。強化反撃は3種類あって『回復』『爆破』『霊体攻撃』がある。最も重要なのは回復でこのゲームにはエスト瓶のような便利な回復アイテムがないのでパリィを成功させて回復するのが攻略のカギになっている。他はさらにダメージを取るようなもので熟達したプレイヤーの余裕の遊びというイメージ。
【×】
ボリューム
7時間くらいでクリア。正直雑魚ボス含めてパターンが多くはない。ボス戦が長いわりに攻撃パターンも乏しく感じる。DLCなどの追加コンテンツに期待。
シュールがあまりいい方向に働いていない
このゲームは不親切、不可解を楽しむゲームだとは思うのだが、そこが悪い方向にばかり働いてしまってあまりおもしろさに達してないのは残念。
・不親切
自分で道を探す楽しさを目指していると思うのだが、風景が似すぎていてわかりづらく迷いがちシンボルの置き方とか、地形をうまく作ることで違う場所と認識させるみたいな誘導が上手に出来てない。アートやデザインの問題。
・ストーリーがわからな過ぎておもしろくない
ずっと何言ってるかわからない状態で頭で補完や考察する楽しさに踏み込めないくらい突き放している。
総じて世界観、ボリューム、ゲームデザインすべてにおいてダークソウルのクオリティの高さを再確認した。
ロード時間
死んで繰り返すゲームなので気になる。
【点数のざっくりした基準】
10:神ゲー(完成度+独創性)
9:良作の一線を超える
8:良作
7:少々問題はあるが合格点
6:平凡だが十分遊べる
4~5:定価の価値はない (低クオリティ、バグ大、コンテンツ少)
0~3:これはヒドイ
テーマ:ゲーム - ジャンル:ゲーム
- 2020/08/21(金) 21:43:09|
- ├PlayStation 4
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