【評価 /10】
8点
【○】
アートの輝き!ビジュアルとサウンドがクリアまで激流のように駆け抜ける
本作の素晴らしい点はやはりアート面のクオリティの高さ。ビジュアルやデザイン、トップコンポーザーたちによるサウンドトラックの数々。こういったアート先行ゲームはゲームデザインが酷い事が多いのだが、1ステージの尺のようなゲームデザインから物語のテンポも含めて総じて退屈さを感じさせる間を一切与えない圧倒的なテンポの良さが素晴らしい。かなり優れた人がゲームのデザインをしていると思う。
ローカライズは豪華声優を起用しておりフルボイス。
楽曲は言語によってボーカルも変更されるほどのこりっぷり。文句の付け所がない。
過去に大型開発に携わっていたスタッフが立ち上げたマレーシアの開発スタジオが作ったと聞いてまず「マレーシアにゲームの会社があるの!?」と驚いたのだが、JRPGに楽曲提供しているJames Landinoや青木征洋が参加していたりプレイ感覚にキングダムハーツの香りがしていて後々調べたらFF15のリードゲームデザイナーを務めていた人が立ち上げた会社と聞いて納得した。スクエニスタッフが出したと行っても違和感がないほどの圧倒的なクオリティでインディーよりは頭一つ抜けたタイトルだった。彼らは1年に1本ペースで出したいとインタビューで語っているので楽しみに次回作を待っていたいと思う。
【×】
アクションとリズムゲームの融合は失敗している
もしこのゲームのバトル部分が完璧だったら…もっと言えばSEKIROは時にリズムゲームと揶揄されるがそれを地で行った熱い駆け引きのリズムアクションを実現していたらかなりの高得点になったのだが、残念ながら本作はその点は失敗している。
敵の攻撃がリズムに必ずしもあっているわけではなかったり、パリィや回避のタイミングなどがわかりづらくごり押しになりがちで「ここさえ完璧ならすごい評価になるのに…!」と終始もったいないと思っていた。
【点数のざっくりした基準】
10:神ゲー(完成度+独創性)
9:良作の一線を超える
8:良作
7:少々問題はあるが合格点
6:平凡だが十分遊べる
4~5:定価の価値はない (低クオリティ、バグ大、コンテンツ少)
0~3:これはヒドイ
テーマ:ゲーム - ジャンル:ゲーム
- 2020/08/31(月) 21:55:37|
- ├PlayStation 4
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