【評価 /10】
7点
【○】
完全VR対応!コアなスターウォーズファンにはたまらないフライトシム
ライトセーバーを振るって敵を倒すアクションゲームは数あれど本作は戦闘機での戦いに特化した作品でXウイングやタイファイターなど数多くの戦闘機に乗って戦うゲーム。コックピットから見える景色は最高で手元の細かな計器類はもちろん機体によって全然違うし、窓の外に広がる景色は横を見れば仲間のXウイングが飛び、遠くにはこちらに主砲を撃ってくるスターデストロイヤー、後ろを振り返れば修理用のR2ユニットがピポピポ言いながらこちらを見ている。レーザーを撃った時やエンジンを吹かしているときのサウンドなど原作を完全再現しており、名曲が流れる中スペースデブリを避けながら敵機を追いかけ撃墜するとめちゃくちゃテンションがあがる。スターウォーズファンの夢をかなえてくれる最高の臨場感を楽しませてくれた。
VR完全対応でこの値段でこんな体験が出来るなんて夢のようだなと感じたのでVRを持っていてスターウォーズファンなんて人には絶対にオススメしたいゲーム。
スターウォーズが好きなだけの初心者は遊べるのか?
個人的にはエースコンバットより癖が小さく遊びやすい印象。グランツーリスモに対してリッジレーサーみたいなイメージに近い。スターウォーズファンが手に取る事を前提にカジュアルにしているようにも思える。とはいえフライトシムではあるので少々慣れが必要。
豊富なカスタマイズやロールの概念による多彩なプレイ
安価なのにボリューミーで8時間くらいのキャンペーンストーリーモードと、5VS5の対戦モードがメインとなっている。対戦が成り立つくらいゲーム要素は細かく作られており、船はメイン武器、サブ武器、エンジンなど細かくカスタマイズが可能で何かを特化すれば何かを失うようなバランスで同じ船でもまったく特性の違う船になるようになっている。船そのものにも味方にバリアーを貼ったり相手のバリアーを消すイオン砲を積んだりとサポートの徹する役割が出来たりとチーム戦の楽しさが作られている。操作の面でも攻撃、バリア、速度のモードをその状況で細かく切り替えて戦う仕組みがあって適当なミニゲームのようなイメージだと思ったら大間違いでかなり本格的に作り込まれていた。
■シナリオは薄味だがキャンペーンだけが目的でも買う価値あり
「対戦興味なくても買う価値あるの?」を知りたい人がいると思うが個人的にはあると思う。
エピソード6~7の間の共和国軍と帝国軍両方の因縁ある部隊の戦いを描いていて、プレイヤーは両者を行き来して物語の結末を追う事になる。それぞれ魅力的なキャラクターがいるとはいえ、ムービーとインターミッションの接続に戦艦内での会話程度しか描く事が出来ないというのもあってそれほどストーリーの魅力を高めきれていない。残念ながら正史に含まれないと公言されているのもあってオマケのようなイメージかもしれない。じゃあキャンペーンモードがつまらないのか?といえばそれは全く違って定価からは想像できないくらいボリュームがあり、各ステージも凝っていてとても楽しい。お話やキャラクターのみ物足りないという感じ。
【×】
■オンライン過疎
おそらく最大の問題。ニッチなゲームなので発売近辺は何とかマッチするが急速に過疎が深刻になる不安が見えている。
【点数のざっくりした基準】
10:神ゲー(完成度+独創性)
9:良作の一線を超える
8:良作
7:少々問題はあるが合格点
6:平凡だが十分遊べる
4~5:定価の価値はない (低クオリティ、バグ大、コンテンツ少)
0~3:これはヒドイ
テーマ:ゲーム - ジャンル:ゲーム
- 2020/10/08(木) 21:41:44|
- ├PlayStation 4
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