【評価 /10】
7点
【○】
---クトゥルフ神話TRPGの世界を見事に映像化。アートとシナリオ幻覚と現実の狭間を彷徨う様な不気味な世界観を見事に映像化しており終始ワクワクしながら楽しめた。
全体的にアートや演出面は完璧でクトゥルフの世界観をよくぞここまで映像化してくれたと感動した。
シナリオはブラックウォーターという港町で起きた事件の真相を調査して欲しいと依頼された探偵の主人公が、調査していく中でクトゥルフの正気を失うような世界に取り込まれて行く。探偵が主人公というのもあってバトルがメインではなく、探索と謎解きを繰り返して行き物語を追っていくステルススタイルで、直接攻撃する概念はとても少ないが、逃げ回りながら化け物とたたかうような遊びもある。シナリオはテンポ良く場面が変わり楽しめた。
【×】
---パラメーターがほぼ意味を為してないTRPGらしいキャラクターシートやダイスロール的概念を取り入れていて、話術、筋力のような複数のパラメーターを振る事で選択肢が変化したり、正気度を保つ事を意識しながらプレイする事で物語がなんらか変化するのだろうとプレイしていくのだが…実は大して変化がない。少々会話の内容が変わったりする程度&オートセーブのせいでマルチエンディングも全てやり直してみるような価値がある内容ではない。
これらのパラメーターの影響で複雑な物語の変化が起こり、エンディングも多様性があればリプレイ性の高いもっと評価の高いタイトルになっただろうなというもったいなさがある。
【点数のざっくりした基準】
10:神ゲー(完成度+独創性)
9:良作の一線を超える
8:良作
7:少々問題はあるが合格ライン
6:平凡だが十分遊べる
4~5:イマイチ
0~3:これはヒドイ
テーマ:ゲーム - ジャンル:ゲーム
- 2021/03/04(木) 20:49:53|
- └PCゲーム
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