【評価 /10】
8点
【○】
---素晴らしいアート、家族の物語モルタ山の守護者ベルグソン一家が力を合わせて山の異変と戦っていくストーリー。各キャラクターがしゃべるのではなく語り部によってシナリオが語られて行くのだが、家族それぞれの個性がしっかり感じられ家族が力を合わせて戦う絆のストーリーはとても良かった。
2Dアートがずば抜けたクオリティで驚かされる。一枚絵としての背景もそうだがキャラクターがぬるぬる動くアクションも素晴らしい。
---HADESと同様のローグライクアクションインディータイトルで数々の賞を受賞した「HADES」を先にプレイしているのだが、非常に似ているシステムだと感じた。
ダンジョンに入るたびに構造が変化し、獲得できるランダムのパワーアップを組み合わせて自分の固定のステータス+運で構築されるビルドでボスに挑み、ステージを攻略していく。そのままだとあまり主戦力と言えないようなサポートキャラが、たまたま集まったビルド次第でとんでもない強さを発揮したりするのはおもしろかった。
個性豊かな7人のプレイアブルキャラクター達はそれぞれ近距離遠距離非常に個性的なアクションが設定されていて、触り心地がまったく違うのでクリアまでテンポよく家族が解放されてゆきそれぞれが育成されて新しいスキルが増えるので、終始飽きを感じず楽しめるテンポがデザインされていた。それぞれを育てる事でほかの家族が強くなるパッシブなどもあったり、同じキャラクターをずっと使うとデメリットがあってほかのキャラを育てる必要があるなど、家族で戦うというテーマにそったシステムになっているのもおもしろい。
大体20時間くらいでクリアが可能。クリア後のハードモードをやりこむなどもできる。
---ローカライズPS4版はテキストのローカライズだけではなく、物語のナレーションを声優の土師孝也氏が担当しており激渋ボイスで終始物語を語ってくれるのが最高だった。DMMさんのローカライズグッジョブ!
【×】
---特にゲームスタート時、難しいと感じやすいマルチを前提としてデザインしている部分もあるのか初期はスキルも少なく選択肢がないのであっという間に死んでしまう。何度も死にながら物語が進行し、スキルやキャラがアンロックしていくゲームなので、中盤はかなりプリフィールが変わるのだが初期はそういうゲームなんだと理解するまでかなり難しいゲームを遊んでしまった、これクリアできるだろうか?と感じてしまいやすい。ゲームオーバーというNG行為が前提で進む作りになっているのでそういうもんだと理解して、少し歯を食いしばって遊ぶ時間がある印象。
あとレベリングのテンポはもう少し速くていいかなと思う、これのせいで使わないキャラが出たり、クリアまでに育てきれない印象があったので。
---オンラインマルチがない出来れば対応して欲しかった。マルチだと使いやすい性能のキャラクターも多い印象なのでそこらへんがソロだと体験しづらい印象だった。
steamだと日本語化していないが、リモートプレイトゥギャザーを使って出来るらしい。
【点数のざっくりした基準】
10:神ゲー(完成度+独創性)
9:良作の一線を超える
8:良作
7:少々問題はあるが合格ライン
6:平凡だが十分遊べる
4~5:イマイチ
0~3:これはヒドイ
テーマ:ゲーム - ジャンル:ゲーム
- 2021/03/03(水) 21:30:36|
- ├PlayStation 4
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