【評価 /10】
9点
【○】
---ファン大満足のリメイク移植なのか?リメイクなのか?で言うと、グラフィックだけでなく戦闘を大幅にオートマタに寄せていたり小説版のみのシナリオや幻のエンディングをゲーム内に導入していたりとリメイクという言葉の方がふさわしいニーアレプリカント完全版の名にふさわしい作品。
・新シナリオの追加、フルボイス化
「人魚姫」
予算の都合で原作に入らず小説版のみなったシナリオ。オマケ程度というレベルではなくかなり作り込まれたものが導入されており本編の一部になっている。
「通称Eエンド(失ワレタ世界)」
設定資料の中に入っていたDエンド後のifシナリオもゲーム内に導入されている。
「15 Nightmares」
パパニーアが活躍する当時課金DLCだった追加要素。ゲーム内に導入されている。
「フルボイス」
原作では一部喋る程度だったが本作は道にいるNPCのセリフまで全てフルボイス。
・戦闘が大幅進化
原作はもっさりした印象だったが、オートマタにかなり寄せた改修がされていて、スピード感があり爽快感が大きい。魔法は性能がかなりしっかりと作られていて使い心地良く戦略的なものになっている。さらにオートバトルが導入されてシナリオだけ楽しみたい人でも遊べるようになっている。
・BGMアレンジ
10年擦り切れるほど原作のサントラを聞いた人間からしてもこりゃまたサントラを買わなきゃいけないねってくらい良いアレンジがされていて最高だった。
とまあ欲しい物は全部入っているファンにはたまらない最高のリメイクだった。オートマタからヨコヲワールドが好きになった人はもちろんの事、散々原作をやったという人でも改めて遊ぶ価値はとてつもなく大きくあるので名作の原点を改めて遊んで見て欲しい。
【×】
---PS5版だけの地獄仕様PS5版のみ決定ボタンが2つあって地獄みたいな操作になっている。おそらくPS5の基本が×決定なのが原因でどちらでもいいので統一して欲しい。
---今遊ぶともっさりに感じる部分はある売れるかわからないプロジェクトだっただけに尺を稼ぐために工夫している部分ってのは結構あって周回前提だったり(これがシリーズの個性になったけど)移動が多かったり、ドロップを取るために時間がかかったりともっさりした部分はたしかにある。ヨコヲさんのファンを抜きにして1つのゲームで見ると今のゲームに比べて痒さはたしかにあるのだが、その痒さがわからなくなるほどいい部分があるゲームなのでぜひやってみて欲しい。
---戦闘の難易度はスタンダードで温めオートマタによった触り心地と爽快な演出は素晴らしいのだが、無双系のやり心地に近くてここを乗り越えるのにどのスキルを使おうか?よりもこのスキルの演出が好きだからこれで戦おうってイメージの方が近い。強化要素もあるがやる必要がほとんどない。レベルデザインはかなり温めに作られていてやり応えを求める人は難易度最高でやるのをオススメする。
---シナリオゲームなので欲しかった機能・自由会話が途切れた時改めて再生する機能
キャラがクエストの終わりにちょっとした掛け合いをしたりするのだが、やってる最中にエリチェンしたり商店NPCに話すと途切れてしまい聞けなくなってしまう。ウィッチャー3に入っていたのだが、そうなった場合会話をもう一度やり直してくれる機能が欲しかった。
・初回のみスキップに注意表現
このゲームは周回前提なのでその周回で出てきた初会話は間違えてスキップしないようにマークを付けて欲しかった。
【点数のざっくりした基準】
10:神ゲー(完成度+独創性)
9:良作の一線を超える
8:良作
7:少々問題はあるが合格点
6:平凡だが十分遊べる
4~5:定価の価値はない (低クオリティ、バグ大、コンテンツ少)
0~3:これはヒドイ
テーマ:ゲーム - ジャンル:ゲーム
- 2021/04/30(金) 21:33:27|
- ├PlayStation 4
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