【評価 /10】
5点
【○】
---「みんゴルではない」チャレンジタイトルこのゲームはマリオでみんゴルするタイトルではない。ここが購入を検討する人にとって一番気になるポイントだと思う。普通にみんゴルをやりたいという人にはこのタイトルはまったくオススメ出来ないは言い過ぎだがそう思っていいくらい。グランツーリスモに対してマリオカートのようなマリオナイズされたゴルフをやりたいという人にオススメするタイトルになっている。じゃあパーティーゲームなの?と言われるとそうではない…
みんゴルをベースにして説明すると、まず操作も違うのだが大幅には違わない。パワーゲージを押して次にピントを合わせるとまっすぐ飛ぶのは同じだが、みんゴルは曲げる方向を事前に決めるがこのゲームはパワーゲージの戻りの途中に入力するという少しアクション寄りの仕様。これは慣れでカバーできるとはいえ難易度は上がっている。
決定的に違うのはコースやルール。いくつかルールがあるのだがその中でもスピードゴルフは特徴的で一人ずつ打つのを待つのではなく一斉に打ち始めてボールが落ちた所まで走っていき急いで次を打たないといけない。途中相手のボールを蹴ってラフに叩き込む事も出来たり、スーパーショットという必殺技で相手をボール毎吹き飛ばす事も出来る。ステージにはマリオらしい敵やステージギミックがあってそんな中傾斜や風など自然現象を考慮してスピーディーにショットを打たなければいけないため不安定な結果になりやすい。これがパーティーゲームよりか?と言われると逆に難しくなっている部分が多くて、いろいろ狙いを失敗しているような部分も感じるのだが、中々新鮮で面白かった。チャレンジ精神は評価したい。
普通のみんゴルに飽きたりず、手足に鉄球を付けてでも戦いたい猛者達の次なる戦場として楽しめる可能性がある。
【×】
---パーティーゲーム化に失敗しているおそらくある程度の競技性は保ちつつパーティーゲームにしたいという思想で作ったのではないかと思うのだが、みんゴルに慣れた者にも初心者にも難しいゲームになっている印象。
それは当然で、ステージの様々なギミックと自然現象はラッキーで初心者が勝てるみたいなものではなく、みんゴルで考慮しなきゃいけない地形や風に+障害物や相手の邪魔などの要素を足してしまっているし、操作もみんゴルよりムズイので結果、極めし者と初心者の差はみんゴル以上に開くのではないか?と思う。どうせならアイテムを取ったら確実に狙った場所に落ちるとか障害物を粉々に破壊出来るとか運次第で勝ててしまう概念を強めに入れたほうがマリオカートっぽくなるのかな?と思う。昔ケロケロキングというゲームがあってあれは少ない打数で撃つ事以外にポイントでの勝利という勝ち方があって、ラッキーショットでたくさん点数を稼いだ結果うっかり初心者が勝ってしまうゲーム性がとても良かったのだがああいう方向もあると思う。
---ボリューム不足正直ボリュームは少な目、クリアーまで6時間前後であとはオンライン対戦モードになるのだがそちらもステージが凄く多いかと言われたらもう一つ。この次のタイトルが充実するのかなって感じの一歩目を踏み出したタイトルという印象だった。フルプライスだと不満を抱く人が多いかもしれない。
【点数のざっくりした基準】
10:神ゲー(完成度+独創性)
9:良作の一線を超える
8:良作
7:少々問題はあるが合格点
6:平凡だが十分遊べる
4~5:定価の価値はない (低クオリティ、バグ大、コンテンツ少)
0~3:これはヒドイ
テーマ:ゲーム - ジャンル:ゲーム
- 2021/07/08(木) 21:46:50|
- ├Nintendo Switch
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