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ゲームレビュー ボクラの九龍城

ゲームばっかりやってる人のメモ帳

クレヨンしんちゃん『オラと博士の夏休み』〜おわらない七日間の旅〜

【評価 /10】
7点


【○】
---より多くの人が遊びやすい『ぼくなつ』
本作はぼくのなつやすみシリーズを手掛けたミレニアムキッチンが開発する新作で、ぼくなつシリーズ最後のナンバリングであるPSPの4から10年以上の時が流れ、今回クレヨンしんちゃんとの融合という形だが精神的続編と言えるタイトルになっている。個人的に『ぼくなつ』シリーズが大好きだったので発表の時は大喜びで、クレヨンしんちゃんとの相性の良さも直観的に良く感じていて楽しみにしていた。

・アートワークが素晴らしい
映画版クレヨンしんちゃんも手掛けているアートチーム・コンボイが関わっているだけあって実際プレイしているとアニメのクレヨンしんちゃんというよりクオリティが一つ上の映画版のしんちゃんを動かしているような感覚が近いほど。ぬるぬる動くケツだけ星人を見ればこのゲームのクオリティの高さはすぐ理解出来る。背景や環境音、イベントシーンのカットの絵作りなどぼくなつシリーズを彷彿とする部分も多くしんちゃんとの融合に関して違和感もない、とても良い雰囲気だった。

・のんびりとしたなつやすみが過ごせる
ぼくなつはひと夏の中で自由に行動して様々な体験をするのが売りになっていて、朝からせっせと走り回りイベントを見たり、虫獲り、魚釣りと割と忙しい夏休みを夢中で楽しんでいくゲームだったのだが、その部分はほぼ同じと言える。

ぼくなつとの違いとして、イベントの進捗管理が非常にやりやすくなり新しいイベントの誘導や、やってない目標のリストなどを確認出来るようになったので、コンプリート達成もたやすく多くの人が遊びやすくなっている印象。悪く言えばぼくなつシリーズの自由に探してイベントを見つけるような楽しさや、期限内にイベントを見る難しさみたいな部分は減ってしまったように思う。



【×】
---しんちゃんとしても、ぼくなつとしても中途半端
クレヨンしんちゃんのゲームとしてキャラクターが暴れきれてない部分もあるし、ぼくのなつやすみらしさで言うとそれほど昭和を強調したりノスタルジーというほどの環境でもないので田舎としての尖りが甘いように感じる部分もあるし、遊びとしてイベント回収の難しさや虫相撲の奥深さなど難しくもおもしろい癖みたいなものが大分削られて総じて中途半端になっているような印象もある。


---ボリューム
同じ日を繰り返すような仕組みも含めて頑張ってリソースを伸ばしているとはいえ大体10時間かからないくらいなのと、フラグ管理が追いやすいのもあって『ぼくなつ』シリーズの大体半分くらいのイメージ感。仕事が忙しい大人には適量とも言える。


【おまけ】
十分におもしろかったのでシリーズ化してより大きなプロジェクトになって欲しいなあという気持ち。今度もシリーズ化して夏の楽しみになって欲しいです。


【点数のざっくりした基準】
10:神ゲー(完成度+独創性)
9:良作の一線を超える
8:良作
7:少々問題はあるが合格点
6:平凡だが十分遊べる
4~5:定価の価値はない (低クオリティ、バグ大、コンテンツ少)
0~3:これはヒドイ

テーマ:ゲーム - ジャンル:ゲーム

  1. 2021/07/29(木) 21:26:32|
  2.  ├Nintendo Switch
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