【評価 /10】
8点
【○】
---ファンが待ち望んだ14年ぶりの新作であり続編キングダムハーツシリーズやFF7でお馴染み野村哲也さんの世界観を強く反映した名作RPGすばらしきこのせかいの14年ぶりの新作。前作は携帯ゲームだったので表現に制限がかかっていたのだが、本作は据え置き機での発売となり3Dで広大な渋谷を表現していて、アートと音楽はさらにパワーアップしている。それによってテンポが悪くなったり味が失われているか?と言われるとまったくそんな事はなく、携帯機の弱点をカバーするためにコミック調にしていた2Dの部分と3D表現を上手に融合させ、大きくなったマップの移動も目的地の案内や、リズムに乗って高速で移動するシステムなどでテンポよく進める事が出来る。忠実に再現された渋谷の有名なスポットや食事、服などコミック風で表現されていて渋谷の街を歩いているだけでも楽しい。
シナリオは前作の3年後を舞台としていて、単体でももちろん楽しめるのだが、前作ファンが期待するようなお楽しみも多めにあるので前作をプレイしていると数倍楽しめる。シナリオはテンポ良く綺麗にまとめられている(キングダムハーツよりコンパクトでわかりやすいイメージ)
---戦闘と育成が楽しい個人的にRPGはここが最も重要なのだが、おもしろい。
1ボタンに1人のキャラクターのスキルをセッティングして、例えば□で打ち上げて、△で追撃で殴り、R1で上から攻撃を落として止めを刺すみたいなコンボを自分で考えて作り上げていくのだが、コンボで溜まったシンクロゲージから解放する大技はかなり快感がある。セッティング出来るスキルにとんでもない数のボリュームがあっていろいろ組み合わせを変えながら戦っていき、さらにそのスキルが使い込んでいくと成長していくので、獲得、試す、成長というサイクルのテンポが速くてとても楽しい。
---エンカウントコントロール、食事さらに面白いと思ったのは自分の自由なタイミングで連戦数、難易度を変えて経験値とドロップテーブルを変えたり出来るのだがこれはとても面白い仕組み。坂口氏のファンタジアンでもエンカウント数を蓄積できるのだがこちらの方がちょっと↑からなと思う。
もうひとつは食事によって能力が恒久的にあがる仕組みがあり腹減り度と好物という概念もおもしろい。龍が如くの食事の仕組みに+アルファしたようなイメージ。胃袋を常に満たしているという部分とお金の消費先として満足感もありスマホゲームの無駄な時間を上手にコントロールしている放置の楽しさみたいな部分を作り出している。
【×】
---ほとんど戦闘各章のシナリオを繋ぐ部分がちょっとしたミニゲームはあるものの、ほぼ指定された場所に移動して連続戦闘なので敵のパターンが変わらなくなってくると単調に感じる部分がある。もう少し多彩な遊び心地は欲しいと思った。
---ファッションファッションのサブ効果の反映が遅い。適当にオススメってやってれば楽しめるのだが、もっと早々と組み合わせの重要度がはっきりしている方が楽しいと思う。必須にするとめんどくさいからあえてそこはマニアックな人だけやってねって感じにしているのもわかる。
【点数のざっくりした基準】
10:神ゲー(完成度+独創性)
9:良作の一線を超える
8:良作
7:少々問題はあるが合格点
6:平凡だが十分遊べる
4~5:定価の価値はない (低クオリティ、バグ大、コンテンツ少)
0~3:これはヒドイ
テーマ:ゲーム - ジャンル:ゲーム
- 2021/08/20(金) 21:50:08|
- ├PlayStation 4
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0