【評価 /10】
6点
【○】
■グラフィックの向上
過去作に比べてグラフィック表現が向上している。
■ローカライズ
吹き替えは完璧。細かなテキストまで翻訳されていた。改行などに違和感はあるが十分という感じ。
【×】
■凡作
アドベンチャーゲームの肝と言えば当然シナリオ。本作はロードムービー的な過去作品に比べてかなり小さな物語という印象で、コロラドの田舎街を舞台にした大企業の陰謀によって肉親を失った主人公が事件解決に奔走するという超ベタな内容になっており、相変わらず人物の描き方の上手さで最後まで楽しむことはできたのだが過去作に比べると魅力が不足していた。
物語を選択するという部分以外にゲームシステムとしての面白さみたいな部分でもあまり新しい試みはなかった。本シリーズは毎回主人公がタイムスリップやサイコキネシスなど超能力を持っているのが特徴で、本作の主人公は他人の感情や心を読み取る事が出来るというサイコメトリー的なもので、自分が他人の感情を理解したうえで行動選択する事で物語が変化していきそうなゲームの題材にあった良い能力なのだが、思ったより分岐も少なく型にはまった結果しかなかったのは残念。
プレイ時間としては8時間前後。クリアまでテンポも良く退屈しなかったのだが、過去作に比べてしまうとパワーダウンした印象。とはいえこういうサイズ感に対して否定はしておらず、彼らの作る人物や美しい音楽と合った物語が凄く好きなのでナンバリングの気合が入ったものじゃないとリリース出来ないという感じだとなかなか発売出来ないと思うので、ショートストーリーをまとめたようなものでもいいから頻繁にリリースして欲しい。
【点数のざっくりした基準】
10:神ゲー(完成度+独創性)
9:良作の一線を超える
8:良作
7:少々問題はあるが合格ライン
6:平凡だが十分遊べる
4~5:イマイチ
0~3:これはヒドイ
テーマ:ゲーム - ジャンル:ゲーム
- 2022/03/17(木) 21:11:59|
- ├PlayStation 5
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