海藤正治の事件簿 LOST JUDGMENT（ロストジャッジメント）裁かれざる記憶

【評価 /10】
7点


【○】
ファンには強くオススメする海藤さんが主役の新規ストーリー
主人公八神の相棒である海藤さんが主人公の完全新作短編ストーリー。
3000円とまあまあいい値段するDLCだが、海藤さん独自のバトルスタイルと充実した成長ツリー、10時間くらいの完全新規ストーリー。ファンにとっては値段相応な内容になっていると思う。

・ストーリー
やはり売りはここ。登場する新キャラクターが悉く魅力的かつ本編以上のテンポの良さで物語が進むので最後まで夢中で楽しめた。さらに本編のユースドラマを遊んでいるとその後を楽しめるような演出も一部ありとても良い。彼らの作るドラマは素晴らしい。名越さんの離脱による龍が如くスタジオの今後について不安を感じさせない内容だったと言える。今後の作品に影響を与える可能性が高いのでぜひプレイして欲しい。

・バトル
華麗に戦う八神に対して海藤さんは見たままのパワーキャラでスーパーアーマーで振りぬくパンチで集団を弾き飛ばし360℃ガードできる強力な防御からのカウンター、武器を持てば大型の敵を一方的にのけぞらせて圧倒出来たりと操作していてとても楽しいキャラクターだった。


【×】
サーチモードとイベントゲーム
八神にはない海藤さんの野生の力を使って耳や鼻で現場を調査する場面が何度かあるのだが、ブラウザの脱出ゲームをやっているような面倒さが際立つ感じで面白くないわりに面倒。他にもステルスパートなどは決まった経路通りに遊ぶため応用力もなくやらされている感があったり、理不尽なレベルデザインがされていて本編の丁寧なクオリティに達していなかった。むしろこの辺はない方が印象が良かったくらい。


欲を言うなら
サブクエストや、やり込み要素みたいなものがあってDLCキャラの掘り下げがもっと出来たら良かった。


【点数のざっくりした基準】
10：神ゲー(完成度＋独創性）
9：良作の一線を超える（オススメ）
8：良作（安定）
7：少々問題はあるが合格点
6：平凡だが十分遊べる
4～5：低クオリティ、バグ大、コンテンツ少
0～3:残念