【評価 /10】
9点
【○】
初の3Dアクション大成功。万人にオススメ出来る作品カービィシリーズ初の3Dアクション。マリオオデッセイのカービィ版のような印象。
敵を吸い込んでコピー能力で戦う従来の遊び心地は3Dになってもまったく違和感がなかった。
お手本のようにきめ細やかなバランスとゲームデザインのアクションゲーム。
本作で最も評価したいのはプレイヤーの許容幅。メインストーリーはテンポよく爽快に進みアクションが苦手な人でもサクサク遊べ、クリア後のやり込みや後半のチャレンジステージはデビルメイクライに匹敵するくらいのやり応えがあり手に汗握るバトルが楽しめるので歯ごたえが欲しいプレイヤーにもオススメ。やり込み要素でステージに隠れたワドルディを探索する遊びがあるのだが、少し遊べばヒントが表示されるので誰でもコンプリートが簡単だし、好きな能力をRPGのように強化出来たり、難易度の変更も可能なので、後半の難しいステージやチャレンジも自分好みに細かく難易度を調整して楽しむ事が出来る。これほど多くの人にオススメ出来るアクションゲームも珍しい。
本作の様々な特徴
・ほおばりヘンケイ
本作の特徴的なシステムとして敵を吸い込んでコピーするのではなく無機物をほおばって能力を使う事が出来る。
車をほおばって爆走したり、自動販売機をほおばって缶をマシンガンみたいに乱射したりと様々。
無理やりほおばっているマヌケな姿と、そんな使い方があるか!という発想で笑ってしまう。
・たくさんのコピー能力と進化
ソード、ファイアーなどの従来の能力をさらに進化させてど派手な演出とアクションに生まれ変わる。
なにより驚くべきはそのボリューム。ネタバレになるので詳細は避けるが、まだパワーアップするの!?と驚いてしまった。
新しい能力の獲得と、その進化がクリアまでテンポ良く楽しめた。
・やり込み要素と街の進化
ただクリアする以外にステージに隠れているワドルディを助けて崩壊した街を復興して施設をどんどん増やして行くことが出来る。やり込みとして全ワドルディを捕まえるサブ目標があり、ヒントの出し方も上手でいいやり込みになっている。コピー能力を使った短い難易度の高いアクションチャレンジコンテンツがあるのも良い点。クリア後にはやり応えのある裏ステージなども追加される。自分は割とサクサク進んでステージ全クリアと能力を全て強化で12時間くらい。ミニゲーム系やワルドディ収集コンプリートまでやったらかなりかかると思う。
【×】
尖った世界観が徐々に弱くなるラストオブアスのような文明が滅びた世界でカービィが暴れ回る姿が本作の大きな特徴なのだが、ステージが進むにつれて、この世界でなければいけない世界観やステージとしての特徴が弱くなってあまり気にならなくなってしまう。終盤一気にこの世界で何が起きたのかが明らかになっていくのだが、もっと全体通してミステリーや物語感があっても良かった気がする。
【点数のざっくりした基準】
10:神ゲー(完成度+独創性)
9:良作の一線を超える(オススメ)
8:良作(安定)
7:少々問題はあるが合格点
6:平凡だが十分遊べる
4~5:低クオリティ、バグ大、コンテンツ少
0~3:残念
テーマ:ゲーム - ジャンル:ゲーム
- 2022/04/15(金) 21:37:45|
- ├Nintendo Switch
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0