【評価 /10】
5点
【○】
・粗いのが魅力の鬼ごっこホラー
過去シリーズはピザ屋を舞台に「命がけのだるまさんが転んだ」をするという非常にシンプルかつ、ランダム性に中毒要素もある斬新なゲーム性の名作ホラーゲームだが、本作は一転、子供が消えてしまうテーマパークを舞台に迷い込んでしまった少年が3Dマップを一人称で歩きまわってキャストのロボット達から逃げ回りながらストーリーを進めて行くような王道の3Dホラーゲームになっている。
本作はガイドもないし、マップもふんわりしてるから迷うし、敵は恐ろしい判定で吸い込んでくるしで正直痒い所が満載なわけだが、その不自由さや理不尽感のあるバランスがひと昔前のホラーゲームを彷彿とする感じで、多少ストレスがあってもやり切る気概がある人ならばガイドも充実して淡々とクリアーしてしまうような無味無臭のホラーゲームよりは確実に強い達成感や歯ごたえがあって楽しめると思う。
・豊富なエンディング
かなりの種類のエンディングがあり興味舞台設定の謎を解くストーリーも面白い。
【×】
・ボタンの反応が悪い
明らかにインタラクト出来る場所をとらえているのにボタンが出ないって事が多く焦っている場面が多いのでストレス
・ローカライズ
文章としては理解できるのだが、改行が雑だったりするのはかわいいもので、最悪なのは次の行き先の場所を書いた文章が0.1秒くらいで消えてしまって読めないみたいな事がある。
・ホラー感が足りない
とても面白い世界観なのだが、追いかけてくるロボット達が過去作に比べて怖くない。デザインがカワイイのもあるのだが、後半多少怖くなるのだが、もっとこのテーマパーク全体がだんだんと大きく不気味に変化するような演出を頑張って欲しかった。
・ゲーム性が薄い
時間の概念を活かしてない
このゲームは6時まで生き延びるという基本ルールがあるのだが、デッドライジングのような時間の使い方次第でこんな事が出来るみたいな繰り返しプレイするほど状況を変えられるようなやりこみ遊びがあっても良かったかなと思う。
ステルスが強くない
隠れて防犯カメラで見てから進むというSIREN的な遊びがあるのだが、隠れ場所から出る時に大きな音がする仕様があるせいで走り抜けたほうが強い感覚。そういう敵もいる、なら良いのだが体感全般そんなな印象だったので遊び方を狭くしているような気がした。
・ガイドがない
本作はマップに場所の表示はなくミッションに「何処へ行け」と出るが、その場所へのガイドが一切ない。自分で場所を探したり覚えたりする必要があるのでこれはそういうゲーム性として作っていると思うのだが、探索による面白さは同意出来るのだが、せめて一度確認した場所はマップに記載されるとかあっても良かったと思う。丁寧なガイドや誘導が欲しい人や、迷子属性がある人にはオススメ出来ない。
【点数のざっくりした基準】
10:神ゲー(完成度+独創性)
9:良作の一線を超える(オススメ)
8:良作(安定)
7:少々問題はあるが合格点
6:平凡だが十分遊べる
4~5:低クオリティ、バグ大、コンテンツ少
0~3:残念
テーマ:ゲーム - ジャンル:ゲーム
- 2022/06/10(金) 21:19:46|
- ├PlayStation 5
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